SL,滝の上公園、栗の樹ファーム、坂本九思い出記念館と夕張界隈の散策は続きます。
こちら方面はいつも人ごみから解放され自然がいっぱい超穴場です。
で、じわじわと全国的にも知名度が浸透してきている絶滅危惧種ゆるキャラ「メロン熊」をここに紹介します。
ゆるキャラとは、漫画家みうらじゅん先生が「郷土愛に溢れて、どこかコミカルでぎこちないゆるいイメージキャラクター(着ぐるみマスコット)」に対して命名したとのこと。
流行語大賞にもノミネートされました。
もう今では日本中、物凄い数のキャラクターが登場、あらゆるイベントも大盛況。
クマモンを筆頭にフナッシー(地元キャラ非公認・・・)と人気者が続々。連日テレビで見かけない日がないほど。関連グッズの売り上げも半端ではないでしょう。
「メロン熊」は当初、北海道物産センター夕張店スタッフが実験的に考案。
ヒグマと夕張メロンを合体したマグネットを販売開始したところ、口コミで徐々に人気商品としてヒットします。
この成功を機にあらゆるグッズを製作、2010年にはついに可愛らしい着ぐるみが誕生します。2011年にはちょっと怖そうなルックスで2体目が、そして今年9月下旬の3体目は鋭い眼光と野性的な表情で3たび登場。今月下旬には埼玉県「ゆるキャラサミット」において初の3体揃い踏みの予定です。
こいつが他のキャラと大きく違う点は凶暴で御世辞にも可愛いルックスではなくやたらと噛みつくこと。
なんでも夕張メロン農家のメロンを食い荒らしていたヒグマがこの姿に豹変してしまったそうで、夕張でしか生息していないとのこと。
この突然変異の原因はいまだ不明・・・。
夕張高速インターを降りて274号線数分走行で物産センターに到着します。
とても広い駐車場があり建物入り口にはメロン熊ののぼりとマイクロバスがお出迎え。
店内は全てがメロン熊グッズで、ここでしか入手できない貴重な品々がいっぱいあります。
正面の檻に入ったままのメロン熊との写真撮影もオーケー(店長がシャッターを押してくれます)。
メロン熊取り扱い資格1級保持者の「なっちゃん」も優しく説明してくれます。
名刺もありまして…メロン熊には「夕張に元気を、こどもに夢と希望を」の文字が。
なっちゃんの名刺には「正しい知識が命を救う。メロン熊専門アドバイザー」と記載されています。
この1人と1頭は常に一緒にマスコミに登場。なんとあの「笑っていいとも」「さんまのまんま」ついには「マツコデラックス」とも共演、超人気タレント達を食ってしまうくらいの(!?)勢いでバカ受けでした。(この映像は物産センターで見ることができます)
STAは5日後に控えたライブのために最終リハーサル。
文化の日の振り替え休日にも関わらず8人全員が揃いました。
午後8時半からマサとケンがスタジオをSTA仕様にいつものごとく30分かけて模様変え。
続々とメンバー達が現れて9時半、本番さながらに演奏開始。
ノンストップでどんどんと進行。物凄い迫力のサウンド。
途中でダイスケのバリトン・サックスのオクターブ・パーツにトラブルが生じて彼のみ一時、カウンターで工具を借りて自ら修理。
またインストウルメンタル1曲だけ、どうしてもアルト・サックスのスコアが行方不明ということもありました。
ダイスケは新品購入したLPのカウベルを叩いたり、アルト、テナーを吹き替えたりといろいろ実験中。
かなり体力的にもきつそうで、STAの洗礼をはじめて受けたのではないでしょうか。
ケンはこの日の前半はすこぶる順調に叩きまくり、テンポやフィルのノリも一段と光っていましたね。
ノブもバラードのギター・ソロはばっちりと克服。
シンは逐一、キーボード・アンプの調整をしつつもボーカル用マイク・スタンドの高さ、位置にも拘りがあるようで向きを試しています。
マサがシンにある曲のピアノ・ワークを聞いてみたらやっぱり癖のある難解なリズムでコードを刻んでいるそうで、あれで歌うんだから物凄いことだよね。
シンはマイルドな歌いこなし以外にもけっこうシャウト系もいけることを発見。これで構想もぐっと広がりをみせることでしょう。
しかしシカゴ以外の曲達をたくさん演奏するのは本当に久しぶり。
気持ちの上でもそれらを演奏する時って、曲の構成がお約束でとても楽です(別になめているわけではなく)
シカゴ・ナンバーが癖モノで難解だという表れでもあります。
それは何年たっても全員同じ気持ちでしょう。気を引き締めて取り組まなければあっさりと足元をすくわれてしまうような良い意味での緊張感が漲っています。
思い入れも強烈ですしね。
今週のライブ用セット・リストはほぼ固まっているので、12月のほう、今年の集大成に比重を置いて取り組みます。曲数も一応すべて出揃いこれらは来週、流れを組みます。泣く泣くふるいに掛けられた落選曲も惜しまれますが、そいつらはまた来年のお楽しみということで。
ファンク、バラード、ソウル、ブルースとぎこちなくも思いのほか、けっこういけちゃったのでホッとしました。
一種独特のノリを醸し出していたSTAの演奏、ちょっと笑っちゃいました。
時間がないので珍しく会話も少なく淡々と曲目表を上から順に目で追って演奏。
各自でしっかりと予習してきたのでしょうね。大きなトラブルもなくこなし終えて時間となりました。
さあ、1年ぶりのモダンタイムSTA企画。
いつも個性的なタイバンばかりですが、今回はひときわゴージャスな内容ですよ。ボリュームもたっぷりで楽しみです!!また新たなバンド仲間が出来て来年への布石ということでは意味深いイベントでもあります。