THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PON BAND 編)

2024-02-27 19:33:30 | Live Set List
会場内で盛大にで流れているBGMは
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
「ペーパーバックライター」ビートルズなど

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

1、0:30~1:00
PON BAND

ジャンルは玉置浩二
(他にも幅広くカバーしつつオリジナルも制作)
サッポロ界隈でアクティブに活動中
このイベントには6年ぶり2回目の登場
ダンディで渋い男性の4人組

このジャンルで即座に思い出すのはタッキー&キョンキョンが率いる「シュガーレス」
あちらは安全地帯が中心のセットリスト
もちろんポンバンドも彼らのことはご存じだった
でも残念ながら今回シュガーレスは珍しくも出演していなかったね・・・・

このバンドの噂は数年前から聞いていました。
小樽のライブイベントで対バンを組みそうだったのですが、残念ながら曜日違いでご一緒できませんでした・・・・。
だから尚更の事、今回もステージが楽しみで仕方なかったのですよ。
肝心の中身の方はどうだったかって??・・・・もちろんとっても良かったですよ。
想像していた以上にね。

バンドからメッセージが届いています
「ボーカル岡田純一を中心にオリジナルや玉置浩二のカバーなど道内でライブ出演しています」

こちらは爽やかこの上ない極上のアコースティックを強調したサウンド。
観客の誰もが癒されていましたよ。
ここいらではゆっくりと腰を据え,美しい旋律に身を委ね酔いしれてみるのも一興かと思われます。


6人編成のメンバー達から早速メッセージが届いています。
「オリジナル曲が中心のバンドですがカヴァーを1曲歌います。
さて?どんな懐かしいソングが飛び出すやら・・・。
PONBANDをお聞き逃しなく!!」
とのこと。

実はこのバンドと私の一番近い対バンイベントは去年5月14日(日)江別市民会館でのこと
あの時はポンバンドが4番目でSTAは8番目でした
しかもポンバンドは6人組でメンバーもかなり違った
驚いたことにマリちゃん(KB)、ユウイチくん(DR)もメンバーだったしね
セットリストは「イチゴ白書をもう一度」のカバー以外全曲がオリジナルだった。


今回のメンバーの内訳です
ボーカルとアコースティックギター・・・ハットと茶色の靴と黒いパンツがとってもよくお似合いのジュンイチさん(黒いヤイリギターを使用)

他の3人は椅子に着席してのプレイに専念

エレキギター・・・キャップと眼鏡姿のアベニューさん
(何とリバースラージ・ヘッドのフェンダージャパン・ストラトキャスターを使用。
ボディカラーは目にも鮮やかな赤。
くっきり綺麗なトラ目入り
メイプル指板。唯一改造を加えたというOBLピックアップの配列はHSH
ハーフハムバッキングにフロントは変化するんだそうだ
中々に拘りの深いマニアックな仕様
シンちゃんも興味津々
アベニューさんもシンちゃんのシンラインストラトを見つめて質問してたよ
ギタリスト談義がはじまると熱い
ポンさんが「カポを忘れた・・・」と慌ててもアベニューさんが「大丈夫。俺が持ってきてるよ」と沈着冷静なる対応)
エレキベース・・・デーさん(フェンダージャパンのジャズベースを使用。
3TSボディカラー。
ローズ指板。
ニット帽子と眼鏡にジーンズ姿で黙々とフィンガーピッキング・スタイルを決め込んでいました)
カホン&ジャンベ・・・いぶし銀なグルーブを醸し出す眼鏡姿のチョウノさん!
黒いTシャツを着用

弦楽器の3人はヘッドにチューナーを装着
ポンさんはメッセージにもあるとおり岡田純一が本名
V6の岡田准一くんとは字は違えど同姓同名
そこでポンと名乗っているのだそうです
ポンの意味は不明・・・・・
アベニューさんとはギターのお話も色々しましたがエフェクターも凄い
第1弾のチューブドライバーも組み込んでいたし。
で、着ているシャツにも驚いた
ギブソンやらのギター写真がびっしりとプリントされているのだ
それも前後にわたって
写っているのも超絶品ばかり
クリーム時代にエリック・クラプトンが弾いていたサイケデリックなペイントデザインのSG、ジミヘンが使用してたフライングVなどなど
多分、中国製だから無許可だろうねと言っていた
女性マネージャーの方がプレゼントしてくれたんだそう
羨ましいなあ
でも最初はマサが一人で狂喜乱舞していて改めて皆も盛り上がった
愉快痛快とはこのこと
ライブイベントならではの醍醐味というもの

オープニングアクトというプレシャーも何のその
ジックリと余裕と貫禄をもってのrehearsal時間はたっぷりと用意されていた
ポンさんはアカペラで極上の歌声を響かせていた
当たり前に上手いなあ・・・と感心
非常にいい声をしているしビブラートも一級品

はい!
さてさて、前置きが相当に長くなってしまったので、そろそろ優しい気分に浸れるPONBANDワールドへと誘われていきましょうか。
思いっきりリラックスして進行という運び。
セッティングでも無駄な動きがなくスムーズに完了。
流石に手慣れたものだね。

斎藤さんから盛大なるアナウンスを受けての開演
その最中、ポンさんがものすごい音をたててギターを床に落としてしまった
心配そうにチェックしていたけれども無事だったみたいだ
観客も息を飲んで注視していたくらい
マジにホッとしたよ

まずはご挨拶代わりのオープニングナンバー
「ワインレッドの心」(安全地帯)

序盤にいきなり飛び出したのは,史上空前永遠の大ヒット曲「ワインレッドの心」
これは、4枚目のシングル。
不動の人気を決定的づけた燦然と輝き続ける代表作品だ。
1983年11月25日リリース。
週間オリコンチャート&ザ・トップテンでは堂々の初1位を記録!。
アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。
売り上げ枚数は71,4万枚。
シンガーソングライター玉置浩二の底力を見せつけられたようなアンセム。
作詞は盟友・井上陽水!
プロデュースとアレンジは大御所・星勝。
どれだけ多くの人々がこの曲に励まされ泣かされ嫉妬したことでしょうか・・・・。
大人の男女間に揺らめく危険な恋模様を芸術的に描きあげている。
これこそプロフェッショナル・ワールドの極致。
それまで何故だかヒットに恵まれていなかった安全地帯・・・・・
玉置浩二氏本人が「歌謡曲っぽくて売れそうな感じの曲」を目指して生み出したという曰く付きで大当たりの傑作。
さすがのポンバンドも、このターニング・ポイントだけは絶対に外すことは許されないね。((´∀`*))
ステージには必要不可欠。
取り込まなければ観客たちに怒られちゃうよん。
まあ、玉置浩二の曲ならば、どこに組み込んでも全く違和感はないけれども・・・・。
いかにも臨場感を煽るべく仕組まれたような設定の作りは申し分なしだ。
普段オフステージでは,おとなしくにこやかなポンさんも、ステージでは、男の色香が匂い立つほどにダンディーなふるまい。
サビのパートでも遊び心も交えて、粋なくらいに決まっている。
ポンバンドもアコースティック系の編成ながらスピード感あふれる迫力のプレイで聞き手にアドレナリンを注入してくれたよ。
大手を振って皆で大合唱!

メドレーで「・・・・・恋の予感」
album「安全地帯Ⅲ~抱きしめたい」に収録。
1984年10月25日リリース。
玉置浩二と井上陽水による共作。
贅沢過ぎるくらいのコラボだね。
オリコンチャートでは最高ランキング3位を記録。
ウキウキワクワク漲るパワーバラードソング。
ドラマティックなアンサンブルですが、徐々にそれも熱を帯びだし、ギターによる歯切れのよいコードカッティングが全体を力強く牽引。
この手のタイプの曲でも才能あふれる玉置浩二氏。
引き出しの多さは無限大。
こういう人のことを正真正銘の天才肌というのでしょうね。
ポンバンドの面々もこの頃に差し掛かってくると、肩の力もほぐれてきてリラックスムードで華麗なるハーモニーを提供。
ちょっと複雑な展開の曲でも余裕の表情でプレイ。
貫禄たっぷりに披露してくれました。
ポンさんも安心して延び延びスタイルでいぶし銀の喉を聞かせてくれます。
アドリブを挟みながらハミングを織り交ぜる。
また一つ新しい扉を開いた瞬間を目撃だ。

そして意外なる曲をセレクション
それが「サザン・ウィンド」だ
このあたりの拘りどころがそんじょそこいらにゴロゴロと転がっているバンドとは一線を画すところ
日本が誇る歌姫、中森明菜8枚目のシングル
1984年4月11日リリース
アルバム「POSSIBILITY」1曲目に収録
作詞は来生えつこ
作曲が玉置浩二なのだ
当然オリコン週間チャートでは堂々の3週1位を記録
音楽性はタイトルからもわかる通り熱帯的な雰囲気全開で迫りまくる
外の豪雪も一瞬で溶かしてしまう迫力のプレイ
ポンバンドも大人の甘い魅力でグイグイと聞かせてくれます
しかしポンさんの玉置浩二に対するリスペクト具合は半端ない
こちらサイドまで圧倒的に伝わってきます
シュガーレスとは編成も曲目も微妙に違うのでそれぞれにいぶし銀の個性が溢れていますね
考えに考え抜かれた美味しいところをチョイスするところなんて中々に心憎い配慮

ポンさんがここで初めてMCをこなす
「え~~~・・・
今日は久しぶりの雪明かりの路出演で我々一同張り切っていますよ
ポンバンドは
トップバッターですがその後も続々といかしたバンドたちが登場しますのでどうぞ最後まで楽しんでいってください
それでは次にお送りする曲は・・・メロディ・・・・」
永遠の大傑作バラード
安全地帯、中森明菜への提供ソング、そしてソロナンバーという流れとは最高の采配
安全地帯メンバーに対する思いを表現したというシンプルこの上ない構成
バンド内での溝が深まっていた時期なんだね・・・
シットリとしたムードに思いっきり酔いしれてみるというのも一興
もうすでにオーディエンスのハートはしっかりと鷲掴みだ
5枚目のアルバム「カフェ・ジャパン」最後に収録
1996年5月22日10作目のシングルとしてリリース
オリコン週間チャートでは最高ランキング49位を記録
当初はヒット曲にはならなかったが後に著名な歌手たちにカヴァーされて広く認知され結果,玉木の代表曲の一つとなった。
感動の一言に尽きる美しき旋律と歌声
もう下手な小手先の技なんて不必要
これは芸術の域に達した感あり
ポンさんの味わい深く優しい歌唱力は筆舌に尽くしがたい
狂おしいまでに震わせる喉も切なすぎて胸を打つ
号泣しちゃうファンもいるのでは・・・。
安定感抜群のバッキングも特筆もの

先述のとおり、ここで1曲だけオリジナル「オロロンの海」を披露してくれたのですが、まず驚かされたのがお世辞抜きにそのクオリティの高さ。
イントロで奏でられる狂おしいまでにうなりを上げるエモーショナルなギターソロ一つをとってもそれは納得でしょうよ
私はポンさんから前もって色々と説明を受けていたのですが、予備知識がない状態で聞いていたら、間違いなくプロ・ミュージシャンの隠れた傑作をコピーしているんだろう・・・と信じて疑わないことでしょうよ。
そのくらいに高水準。
それは歌詞、構成、もちろんメロディーと非の打ちどころのなさ。
嘘だと思うのならば1回でもいいから彼らのライブを体現してみてくださいよ。
誰もが納得してくれる事でしょう

「あちこちで歌わせてもらっています
この間も遠別に行ったんだけど初めて冬の荒れ狂う迫力ある海を間近で見ました
それをキッカケに石狩のイメージでご当地ソングなどを作りました
今年もあちこちで歌わせてもらいとたいと思います
また小樽のステージに戻ってきます
来月の28日に長崎屋に伺います
それでは早いもので最後の曲になりました
皆さん一緒に叫んでくれたら嬉しいです
・・・・・アイラブユーからはじめよう」

安全地帯18枚目のシングル。
1988年6月21日発売。
アルバム「安全地帯Ⅵ~月に濡れたふたり」に収録。
オリコンチャート14位を記録。

この日のポンバンドは前回取り上げなかった名曲が目白押しだ。
イントロのエレキギターによるメロディアスな音色もグイグイと迫ってくる。
コーラスも充実しているもんね。
どんなに勢いあるヘヴィーな曲調だろうと、ツボを心得たグッとくるメロディラインは決して失われない。
転調後も強引なまでにノリノリで引きずり込んでくるパフォーマンスは中々勉強になります。
元気いっぱいポンさんの真骨頂でフルスロットルだ。
1番手という重責を軽々と跳ねのけて華麗なるフィナーレを見事に迎えました

「ありがとうございました。
ポンバンドでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした完全燃焼。
後には熱い余韻だけが残る・・・・
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という笑顔を浮かべていた。
ひじょうに才能豊かで器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を膨大に忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
その後ナイスガイの4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ。

セカンドアクトに控えしは爽やかなポンバンドとは対極の存在を誇るあいつらが不敵に陣取っている
あのブリティッシュ様式美ハードロックの元祖ディープ・パープルを忠実に再現するべく3年前に結成された我々「PURPLE BERINGAR」の出番だ
圧巻のパフォーマンスと火花散るテクニカルなインプロヴィゼーションに注目
瞬き厳禁さ









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VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PROLOGUE)

2024-02-27 18:18:07 | free form space


2024,2,25(SUN)
12:00~21:00

毎度音おなじみライブ・レポートのはじまり、はじまり~!。

会場:小樽公会堂 小樽市指定歴史的建造物第12号
(小樽市花園5-2-1)


早いもので、ついこの間出演したなあ・・・とのんびり構えていた「雪あかりの路」ライブイベントがまたやってきました。
(一昨年はもうすでに音響の問題で使用できなくなってしまった、運河プラザ3番庫だった・・・・)

小樽のライブは思い起こすたびに感慨深いものがあります。
S・T・A結成初期は地元札幌中心で活動していたのですが、
「そろそろ他の街にも進出したいなあ」と思い夕張や岩見沢、江別などでもライブを敢行。
そんな矢先にS・T・Aブログへメッセージを送ってくれた男性がいました。
その人こそ、小樽音楽界のボスことサイトウ氏であります。
それが縁で、めでたくS・T・Aは本格的に小樽ライブに進出することとなったわけです。
(それまでも銭函ライブ出演はありましたが、本格的な小樽中心街はこれが初で、雪あかりの路が舞台だった)
もうそれから数えてどれだけの年月が流れたことか、お世話になりっぱなし。しかも参加するたびに膨大なバンドマンや音楽仲間の輪が広がったのです。
それは現在もドンドンと賑やかな付き合いとなって増えていますよ
(小樽の矢沢永吉こと元Yプロジェクトのマッツを紹介してくれたのもサイトウ氏。
ひょんなきっかけとはいえ面白いものです。
双方ともSTA企画リブレーションに参加してくれたっけねえ。
それもこれも愛する音楽の醍醐味というものですなあ)


さあ、S・T・Aは15年連続15回目のおなじみ「雪あかりの路」
(毎回必ずメンバーの顔ぶれや人数が違うというのもS・T・Aならではの特徴。
結局はいつのまにか最多連続出演バンドの栄冠に輝いています。
といっても前述のとおりメンバーに変動があるので皆勤賞はマサのみ・・・・)
それはともかくとして、このイベントは札幌雪祭りが終了して一息入れた時期に催されるもので26回目を迎えます。
(初期の頃は、ほぼ雪祭りと同時期開催だった)
小樽全域をフル活用しての、市民一体型冬の風物詩。
それとタイアップした16回目のオールディズナイトも、今では道内に知れ渡り毎年申し込みバンドが殺到して、瞬時に受付を締め切るというほどに成長。
今回も全道から選りすぐりの全34組が集結することとなりました。(キャンセルバンドもあり)
期間は23(金)、24日(土)&25日(日)です。
久しぶりの3日間で何と小学生や高校生の部までも設けられるという華やかさ
(コロナ禍では1日のみの開催という寂しさだったけど、それも落ち着き始めたので徐々に以前同様、活気が戻ってきたよ!)

主催者サイドの気苦労を考えると頭が下がる思いですよ。

まあ、不安要素も若干ありましたが、どうにかこうにか当日を迎えることになった次第。


STAもメンバーと曲目の一部に変動がありましたが、ギリギリで事なきを得ました。
もうこうなったらおもいっきり盛り上がってコロナ&インフルエンザや不安定な世界情勢の暗いムードなんて吹き飛ばしてやりましょうよ!

はい、さてさて話を戻そう!!

もうひとつ特筆すべき点の会場。

以前はずっと「エンペラー」を利用していたのですが、諸事情により7年前で終了
(お気楽ライブや楽屋としてS・T・Aもお世話になりました。
残念なことにその後思い出のエンペラービルは取り壊されて更地に・・・・・)
心機一転、新たな場所として選ばれた会場は今回で7度目の開催ですが、花園町に位置する「小樽市公会堂大ホール地下2階」です!
公会堂というイメージからしたらちょっと意外かも・・・・。
門構えと屋根がまるでお寺のような外観。(写真参照の事)
それもそのはずで、建築されたのはなんと明治44年のこと。
当時の用途は宿泊施設。
小樽は海と坂道の漁港。
その山の頂上に公会堂は位置します。
2015年の11月文化の日にSTAが出演した「小樽市民会館」の真横。
よって冬の坂道での車の運転の危険性を心配していたメンバーもいましたが、今回はそれほどでもなかったので、その心配も取り越し苦労だったようです(笑)

道路はザクザクのシャーベット状態で吹雪いていましたが!

方向音痴なので何度来ても道中迷ってしまうマサ・・・。
(実はSTAメンバー数人もけっこう迷ったらしいよ)
我ながら困ったものだ。
2回ほど道路で男性の方たちに道を尋ねる始末さ。
少し焦ったけど、とりあえず無事昼前にマサは早めの到着。
早速、名物ダンサーのアベさんと玄関にて遭遇してご挨拶。
アベさんは札幌在住なのですが、土曜日にもこのライブへ観客として参加するため、ホテル入りするほど生粋のライブ大好きな有名人。
相変わらずの超ハードスケジュールですねえ。
最近は足を痛めているようだけど、それ以上にライブの雰囲気がお気に入りだというんだから素晴らしい。
日程が発表されると、居ても立っても居られないご様子。
よほどの音楽マニアでなければ、中々できない離れ業ですね。


何とかバックステージ横の無料駐車場を確保して、早速機材と楽器を裏玄関扉から階段にかけて運搬します。
そこで既に到着している車があった
マサはすかさず話しかけた
「ポンバンドさんですか?」
「はい、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。
トップですよね。
僕のバンドはその次に出演します
以前にも対バンをしましたね」
「シカゴのカバーですね。お互いにがんばりましょう!」
と一気に和気藹々のムードに包まれた。
これで掴みはオーケー

長い廊下の奥からこの光景には似つかわしくない爆音が轟いています。
BGMを流しながらサウンドチェック中のようだ。
そしてオープニングアクトが舞台へ上がる

前から個人的に気になっていた能舞台が、この建物の隣に位置していることを、5年前はじめて知りました。
もちろんエレヴェーターなんていう文明の利器など皆無なので、壁に貼られたコンサート・ポスターを目印にしつつ、どこを取っても古き良き昭和のムード漂う階段を降りてゆきます。
地下2階に大ホールが現れました。
といいましても地面の中ではなく斜面の建造物ゆえに窓からは小樽市街地の裏側が一望できるという景観。
木造の戸を開くと天井の高い大きな体育館のようなホールへ。
小学校時代に一気にワープしたような気分です。
それはトイレや洗面所にも言えること。
中ではすでにスタッフのテズカ君が準備のために一人であちこち作業中。
最高責任者サイトウ氏は入り口カウンター席に。
彼の美しい奥様はドリンクコーナー。
音響の三輪くんはミキサースペースに陣取っていて、的確な指示を送り続けています。
(若き助手のタッチャンは銭函ライブイベントからのお付き合い)
凄いなあ!
いつものことながら鮮やかな采配でパーフェクト!!

準備万端整い時間です。

感染防止の消毒対策もばっちり。

以前までは数台のパーティションが設置されていたけれど、もうそれはとっくに廃止。
消毒液、マスク着用、体温の計測と至れり尽くせりの状況も最早懐かしいね。


各自でフードの持ち込みは特別にオーケー。
スタッフの皆様はじめ、観客や対バン連中も気心の知れた連中ばかりなので、軽く挨拶回りをしながらも私物搬入。
おお!
当然やる気は満々ですよ!!。
立派な緞帳のあるステージに目をやるとトップの出演者達が改めてセッティング中。
な、な、なんと泣く子も失禁する先ほどの「ポン・バンド」さんが、さっきのサウンドの張本人達です。
アベニューさん、デーさん、チョウノさん、そしてポンさんらで結成された「玉置浩二」のコピーバンド。
これを見逃す手はないでしょうよ。
(もう何度も見てはいるけどね((´∀`*))
時間がタップリとあるので、彼らはじっくりと音固め。
トップのバンドにのみ与えられた特権。


トミーちゃん、アべちゃん、ユミちゃんとも久し振りの再会で、ニコヤカに気さくなやりとりをしながらお互い近況報告。
まあ普段から皆とはフェイスブックでつながってるから「よっ!」てなあ感じ。


我々STAはアッキーの希望で、後方テーブルに陣取りました(コンセントがあるかららしい)。
自分のケースからシールド、スタンド、楽器類を取り出し、ある程度一段落したのを見計らって場内を散策。

開場は昼の12時


マサはSTAセットリスト&編成表を三輪くんに手渡し。
ワイヤレス2機についてはもう説明不要さ(笑)
地下1階のテラスをビデオカメラ設置場所に確保決定!
(ここで今年も公会堂従業員のオジさんに場所をお借りしますと挨拶。
朗らかな善人を絵にかいたような方)
あっという間に午後12時半の開演時間がやって参りました。
バンド達もお客さんも続々と入場してきたのでウォーミング・アップでもしておきましょうか。
近年リニューアルした雪明かりの路スタートです!


ステージ備え付けの器材類の紹介です。
といっても毎度毎度お馴染みの使い慣れたモノばかり。


ドラムはシルバーカラーのパール・チャレンジャー。


ギター・アンプはビルト・イン・タイプのマーシャルと、同じくヴィルト・イン・タイプの赤いツイードカラーのフェンダー。

ベースのスピーカーはピーヴィー。
ヘッドはHARTKE。

下手には斜めに設置されたツイード仕様のベリンガー・アンプあり
上手にはハートキーのモニターもあり
(モニターにはこれを使用。
おかげさまでバッチリのサウンドでしたよ!)。

キーボード用のアンプもべリンガー。

両サイドの天井PAはEV。

会場内の盛大なるBGMはKISS「ラヴィン・ユー・ベイビー」、ビートルズ「ドント・レット・ミー・ダウン」他

ノリのいい踊れる曲が選びぬかれているようですね。
なかなかにわかってらっしゃる。
その憎いばかりの配慮にカンパイだ。

これらの名曲群を聞きながら、客席前にてマサと御大サイトウさんがリラックスしながら音楽談義を楽しんでいます。

そうこうしているうちに、まずはサイトウ氏からのご挨拶と注意事項がアナウンスされます。
(受付カウンターからワイヤレスマイクを手に)。
この建物は瓦屋根なので落雪事故にはくれぐれも気をつけてください、とのこと。
その流れで、すかさずトップバッターが高らかにコールされます!

先述通りに、マニアックで渋いダンディーな4人組「ポン・バンド」の登場だ!
お楽しみに!!


****熱きライブの内容はパート2へと続くよ。
乞うご期待さ!
それでは勢いにのって元気いっぱいレッツ・ゴー!!****




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