先日ある男性と、酒を酌み交わし、食事をした。
56歳、福祉関係に勤務。
2年ほど前、突然奥さんに離婚を宣告された。
仕事に没頭し、家庭をほとんど顧みなかった報いとはいえ、そうとうなショックだったという。
始めは、拒否したが、妻の意志の硬さを知る。
退職後なら、退職金2000万円の半分を持っていかれる。
今なら、400万円で済むと、弁護士から言われて、泣く泣く決断。
マア、よくあるパターンだ。
落ち込み、酒で紛らわせる日々。
行きつけのスナックの独身のママを口説く。
そして、38歳の彼女とめでたく再婚。
彼女の強い要望で、妊娠、出産。
周りからは、「お孫さんですか」と聞かれ、
「エエ、ハー」と、あいまいな返事。
「この歳になって、ホントは作りたくなかった」
と、本音をポロリ。
あとで、別れた女房には、男がいたことが発覚。
「400万円もやる必要がなかった。だけど今となってはもう遅い」
と、またポロリ。
若い今の奥さんと、孫、いや赤ん坊の写真を出しながら、
嬉しそうな照れ笑いを見せた。
その横顔には、複雑な幸せが見て取れた。
アー、羨ましー・・・ような・・・・・・。
僕の顔にも、複雑な表情が出ていただろうか。
(注)これは、事実を基にしたフィクションです
56歳、福祉関係に勤務。
2年ほど前、突然奥さんに離婚を宣告された。
仕事に没頭し、家庭をほとんど顧みなかった報いとはいえ、そうとうなショックだったという。
始めは、拒否したが、妻の意志の硬さを知る。
退職後なら、退職金2000万円の半分を持っていかれる。
今なら、400万円で済むと、弁護士から言われて、泣く泣く決断。
マア、よくあるパターンだ。
落ち込み、酒で紛らわせる日々。
行きつけのスナックの独身のママを口説く。
そして、38歳の彼女とめでたく再婚。
彼女の強い要望で、妊娠、出産。
周りからは、「お孫さんですか」と聞かれ、
「エエ、ハー」と、あいまいな返事。
「この歳になって、ホントは作りたくなかった」
と、本音をポロリ。
あとで、別れた女房には、男がいたことが発覚。
「400万円もやる必要がなかった。だけど今となってはもう遅い」
と、またポロリ。
若い今の奥さんと、孫、いや赤ん坊の写真を出しながら、
嬉しそうな照れ笑いを見せた。
その横顔には、複雑な幸せが見て取れた。
アー、羨ましー・・・ような・・・・・・。
僕の顔にも、複雑な表情が出ていただろうか。
(注)これは、事実を基にしたフィクションです