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世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

熟年離婚模様

2007年06月16日 | 
先日ある男性と、酒を酌み交わし、食事をした。

56歳、福祉関係に勤務。

2年ほど前、突然奥さんに離婚を宣告された。

仕事に没頭し、家庭をほとんど顧みなかった報いとはいえ、そうとうなショックだったという。

始めは、拒否したが、妻の意志の硬さを知る。

退職後なら、退職金2000万円の半分を持っていかれる。

今なら、400万円で済むと、弁護士から言われて、泣く泣く決断。

   マア、よくあるパターンだ。


落ち込み、酒で紛らわせる日々。

行きつけのスナックの独身のママを口説く。

  そして、38歳の彼女とめでたく再婚。

彼女の強い要望で、妊娠、出産。

周りからは、「お孫さんですか」と聞かれ、
            「エエ、ハー」と、あいまいな返事。

「この歳になって、ホントは作りたくなかった」
   と、本音をポロリ。

あとで、別れた女房には、男がいたことが発覚。

「400万円もやる必要がなかった。だけど今となってはもう遅い」

   と、またポロリ。

若い今の奥さんと、孫、いや赤ん坊の写真を出しながら、
   嬉しそうな照れ笑いを見せた。

その横顔には、複雑な幸せが見て取れた。



アー、羨ましー・・・ような・・・・・・。

       僕の顔にも、複雑な表情が出ていただろうか。


(注)これは、事実を基にしたフィクションです