世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

明日に架ける橋

2008年03月10日 | 国際
広大なメコン・デルタを横切るには大小多くの橋を渡らなければならない。

   そうでなければ、対岸の町までフェリーに乗ることになる。


人口200万人のカントー市に行くのもその例外ではない。


戦火を逃れて脱出するかのように、多くの車やバイクが埠頭に集結する様は、見ていて興味深いが、一時間以上も待たされる身になると話は違う。

行きも帰りもラッシュにあい、待ちぼうけを喰らってしまった。



フェリーの航路と並行するかのように、大規模な架橋工事が進行している。

多くの住民が、工事中の橋げたを指を刺して

   「あの橋が完成すれば、もうこんなに待たなくてもいいのに」

         と、口々に橋の完成を待ち望んでいるようだ。

「アレは、日本の ODA で造られているんだよ」


ボクは、ベトナム語しか分かりそうもない人々に英語で説明した。

ヒロミ・郷を気取って 
          
         『ジャパン!』
                 と叫べば、誰もが理解し感嘆の声を上げる。

実は、昨年9月、完成を間近に崩落事故を起こし、多くの死傷者を出している。

日本人が含まれていなかったことでか、日本ではあまり大きく報道されなかった。


後ろめたさは拭えないが、

  ベトナムに貢献する ODA 関係の一員として、おおいに誇りに思っていいのではにだろうか。

完成すれば、栄光への架け橋となることだろう。 


  チョッと、嬉しい気持ちに浸った。

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