世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ポトリ

2008年03月29日 | 人生
露天で朝風呂を済ませ、軽くビールをひっかける。

  それでなくても春の陽気が眠気を誘う。


五分咲きの桜の木の下のハンモックで、鳥のさえずりを聞きながら心地よい転寝(うたたね)に浸る。

睡魔に引き込まれようとした、そのとき、

   「ポタッツ」

      何かが顔に落ちてきた。

「もしや」

  うっすらと目をあけて真上の桜の枝を見る。

案の定、そこには仲良く桜の花びらの蜜を啄(つい)ばむ番(つがい)のウグイスの姿が。


どちらかがボクの顔にフンを的中させたのだ。

  思わず苦笑い。


これも自然の恵みの一つだろう。

   ありがたく指先でフンを拭った。