世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ここはどこ?

2008年03月25日 | 人生
                  カントー(メコンデルタ)の市場




目が覚めて、時々思うことがある。

「ここは一体どこなんだろう」 と。

旅を続け、寝るところがコロコロ変わると、そのときの居場所が分からなくなるときがある。

どこでも寝れる。

どこでも熟睡できる。

   これは旅人の必要条件だ。



ベトナムにいるときも移動の旅が続いた。


「移動が多くて大変でしたね。お疲れになったでしょう?」

帰国報告会のときJICAのスタッフから口々にねぎらいの言葉を戴いた。

「イヤ、マッタク。楽しかったです」

「・・・?」

「好きなんです。そういった生活が。それにいろんな経験をさせていただいて感謝しています」

「そ、そうですか。それはよかったですね。なかなかそういう風に言って下さる方は少ないんですよ」


旅の途上、「ここはどこ?」

      という目覚めの朦朧感が、

        ナントナーク心地良い春の曙。