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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

愛に言葉はいらない?

2011年05月19日 | 国際
「グロービッシュ」


最近よく言葉だ。



日本ハムの投手ではない。





平たく言えば


「世界共通英語」 

とでもいえるだろうか。



もともと英語を母国語とする国は数少ない。


だが


世界中のあらゆる国のあちこちで


「英語なるもの」 が使われている。




英語が事実上世界共通語になりつつあることは


多くの人が認めることではないだろうか



だが

一派一絡げに 「英語」 といっても



さまざまだ。





今や世界の日常会話においては



美しい英語はあっても

正しい英語は有名無実化している。



いわゆるブロークン・イングリッシュが

蔓延している。





世界共通語の動きは


エスペラントを始め

いろいろ試みてこられた。



だが


未だどれも定着していない。




「グロービッシュ」 は


英語に特化した世界共通語と言えよう。





思うに


主に知識人は

何故にあらゆるものを体系化しようとするのだろうか。



言葉とは


自然発生的に生まれたものではないだろうか。



赤ちゃんが言葉を覚えるとき

文法から学ぶだろうか。




日本人の多くが

英語がしゃべれないのは


受験英語の賜物だ。



縛りつけておいて

自由に動けと言っているようなものだろう。





動けば

自ずと不具合が分かり


効率性をめざし

自ら改善しようとする。




日本人は

殆ど英語を話せる能力を持つ。



英語がしゃべれないのではなく

話そうとしないだけだ。




間違ったらどうしよう


通じなかったらどうしよう

恥ずかしい


といった呪縛を取り除けば



日本国内でも

日常会話が


あちこちで英語で飛び交う日が来るかもしれない。





文学者ならいざ知らず


言葉は気持ちを伝える道具


または

手段の一つにすぎない。





伝わらないもどかしさを改善する


最良のツールだ。





伝えたい君がいて


分かろうとする相手がいる。




そこに必然的に会話が生まれる。




お互いを分かりあおうとする気持ちが


言葉を磨き


より美しい

そして正しい言葉へと進化していく。




「恋はだれしもを詩人にする」 所以だろう。




文法は大事だが



まずは

何を伝えたいのかを優先したい。




そして


分かりあったとき

もう言葉(道具)は必要なくなる。





最初は

ブロークン・イングリッシュで十分ではないだろうか。





恋は人を雄弁にするが、


「愛に言葉はいらない」