ボクは旅に出る。
すべてを捨てて。
恋人も、仕事もわずかばかりの財産もかなぐり捨てて。
故郷さえ捨てる。
国も捨てる。
国境なきタビストとして。
バックパック一つで旅に出る。
永遠の旅。
終わりのない旅。
帰るところのない旅。
退路を断って。
さようなら、みんな。
だけど、消えるわけではない。
むしろ旅によって存在をアピールする。
生きてる証を示す。
今、自分がどこにいて、何をしているか。
世界中に発信し続けながら旅をする。
無責任といわれようが、
いい加減といわれようが、旅に出る。
その通りなのだから批判のすべてを受け入れる。
開き直って。
究極のタビストを目指す。
その姿が何なのか、今はまだわからない。
旅に出てみなければわからないのかも。
最初からこうあるべきなんて考える必要はない。
それは進化し変化し続ける姿。
自分でも想像ができないプロセスを経ながら、
成長を続けることこそ、旅の醍醐味(the real [true) pleasure) 。
何が起きるかわからない旅。
行き当たりバッ旅r(andom; by any chance)。
降りかかるどんな困難にも打ち勝ち、
襲うどんな妨害も乗り越え、
この命ある限り、
つまり、神が辞めろと告げるまでボクの旅は続く。
旅の途上、どこかで命を落とすだろう。
それは、事故であったり、暴漢やテロへの遭遇であったり、
あるいは病で倒れるかもしれない。
それはそれで仕方がない。
ハイそれまでよ、ということだから。
問題は、
はっきり言って、体力と資金だ。
稼ぎながら動く。
動きながら稼ぐ。
この手段さえ構築すれば怖いものはない。
今、その兆しが見えてきた。
より濃く、より深く発信することでその可能性は増す。
最初の世界一周の時もそうだった。
ひたすら世界地図を見続けた
自分の歩く姿を想像した。
自然と機は熟した(the time was ripe) 。
やりたいことは必ずやる。
成し遂げる。
理想の旅を全うする。
それが理想の生き方。
旅には人生のすべてが詰まっているから。
漂流者のようにボクが歩く。
それに伴歩する人が現れるだろう。
フォレストガンプのように。
ボクの歩く道に辿り着ける人がいればの話だが。
求められるなら、道しるべをあげよう。
旅には出愛があり、惜別という悲しみがある。
その中からドラマが生まれる。
ストーリーができ、小説が誕生する。
そのためにも文才を磨き、写真と動画の技術を駆使し、
編集を手掛ける。
もう一度世界一周を目指すタビストへと変貌を遂げる。
さあ、漕ぎだそう、世界の海原へ。