世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

愛する人に伝えたい

2018年12月23日 | 100の力
言いたいことは山ほどある。

この胸のときめきを表現したい。


だが、伝えたいことがあまりにいっぱいあって、

ややもすれば食傷気味になる。


次から次へと想いが無限に広がり、

たとえ言葉を1万並べても伝えきれないだろう。


愛する人に自分の気持ちを分かってもらえるために

ありとあらゆる言葉を並べても

空回りするようなもの。


心にもない美辞麗句ではなくとも

虚しく響く。


いくら叫んでも返ってこないやまびこのようなもの。

呆然と立ちすくむ。


「あなたが、
格好いい自分を好きでなくなったら、
そんなことどうでも良くなったら、すぐに行くわ」

ナルシズムに彼女の言葉が突き刺さる。


こうしてブログで書き綴っているうちはまだいい。

好きなことを好きなように、好きなだけ書けばいいのだから。


本となるとそうはいかない。

単語一句一句に細心の注意を払う。

辞書やネットで言葉の意味合いを調べ、

裏付けをとる。


「てにをは」一つで、がらりと意味合いが変わる。

日本語って、こんなに難しいものだったのか。


今、もっぱら原稿の整理中である。

推敲に推敲を重ねる。


目は極限にまで疲労する。

時に目頭を押さえ、瞑想に耽る。


何十回と読み返し、

テーマにあった構成を見直し、

文の辻褄を合わせ、

文章全体の流れを整えていく。


     (クリスマスツリーにむやみにオーナメントをつけるようなもの。それは厚化粧した女に似ている)


重複を削るのはまだしも、、

文字数を絞り込むのは至難の業だ。


むしろ、整理するにつれ、

言いたいことを書き足して

紙面はさらに増えるばかり。


断捨離してもしても、

かえって物が増えていくようなもの。

まるで物欲にまみれた守銭奴のよう。



取り合えず

書きたいことを秩序だって書いていこう。


絞り込むのはいつだってできる、

と自分に言い聞かせつつ。


大詰め。

年内に仕上げる!!


あー、気ばかりが焦る。



【追記】


瞑想とは、

自分を見つめる行為。


意識的に幽体離脱させ、

後頭部、斜め45度上空から

自分を見下ろす。


雑念がまとわりついた自分が見える。