世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

徒然なるままに

2020年03月28日 | 100の力
森が、

雨が、

火が

時に人を

哲学者にし、

詩人にする。


 (雨に煙るHome-Sweet-Home)

雨の二日間、

ただひたすら火を焚き、

ただひたすら座り、

虫になって自分を見つめ、

鳥になって世界を睥睨(へいげい)した。


森の静寂の中に佇み

自然の息吹を感じ、

地球が回る音すら聞こえてくる。




年を取る、

あるいは

歳を重ねるにしろ

それは

老いること、

老けることを意味しない。


時間は否応なく過ぎていく。


悪戯に時間を弄ぶのか、

一瞬一瞬に命を懸けるのか。


命は皆等しいが、

人生の質と重みは違ってくる。



心臓の鼓動が時計の秒針と重なって

時を刻む。


時を刻むことを止めた時、

人はそれを死と呼ぶ。


時を刻むということは、

身を削ることと同時に、

新たな衣を身につけることでもある。


つまり、

脱皮を繰り返し、

日々新しく生まれ変わっている。


人の細胞の数は60兆ともいわれ、

2か月で入れ替わるともいわれている。


つまり、

2か月に一回、

人は新しく生まれ変わっている。


生まれ変わることは

必ずしも進化を意味しない。

退化することだってあり得る。


そして、

退化することを

老化という。


老けるのではない、

耽る、更ける、深けるのだ。

何かに没頭し、

更に深く掘り下げていく。


この作業こそが

歳を重ねる意味を成す。




人間は、

地球が太陽を一周することを一年とした。


太陽を一周する毎に

何を成し遂げ、

どれだけ成長するのか。


若いときは

体力にモノを言わせて突っ走ってきた。


今は、

氣力を充実させて一歩一歩確実に歩み、

成長をを続ける。


「老春時代 -生涯成長論編- 」より。