世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

悟りの境地

2022年04月07日 | ライフスタイル


この世に悩み、苦しみは尽きない。


そして、

ニーチェ的に言えば、

生きることに何の意味もない。

(永劫回帰)



とはいえ、

その意味のない人生を、

いかに遊び楽しんでいくのか?

を知る(悟る)ことで、

その価値は一変する。


いわゆる、

「超人」となる。


ここで言う「超人」とは、

子供のように無垢に遊ぶ人、

すなわち、

「ホモ・ルーデンス」のことを指す。


これは、

「遊び」こそが人間活動の本質であり,

文化を生み出す根源だとする人間観である。


つまり、

「遊び」は、

生活維持を求める生物学的活動を超え,

生活に意味を与えるものである。



     (ターザンロープで遊ぶ若者たち)



モノは、必ず壊れるか、失くなる。


人も、いずれ必ず別れがくる。


それも、ベストなタイミングで。



それさえ、理解していれば

悩みも苦しみも後悔も

全く無用になる。。



これは、

ブッダの諸行無常・諸法無我、

荘子の万物斉同論に通じるものがある。




鴨長明の「方丈記」の書き出しに、


「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」

とある。


変わらないように見える川の景色も、

その流れは絶えることなく、

一度として同じ水が止まることはない。



そして、このあとに続く一文に、

「世の中にある人と栖(住みか)と、又かくのごとし」

とある。


人の住まいもまた同じである。



家を所有するために

あくせく働いたり心を悩ませたりするのは

無意味ではないか。


最小限の物と住まいで、

好きなことに静かに打ち込める環境があれば

それでいいじゃないか、

と言っている。



手放すこと、

執着しないこと。



すべては

いつか必ず消えていく。

自らもまた。