カンボジア経済

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コカ・コーラのボトラー プノンペン経済特区で工場着工

2015年06月17日 | 経済
 カンボジアでコカ・コーラを製造販売するカンボジア・ビバレッジ・カンパニーは、プノンペン経済特区(PPSEZ)で、2カ所目の工場を着工しました。投資額は1億ドル(約125 億円)とのことです。
 コカ・コーラは2014年、カンボジアで2,052万ケース(1ケース24本入り)を生産しました。新工場が稼働すると、年間生産能力は4,200万ケースに倍増する計画です。コカ・コーラによると、カンボジアでの2014年の売上高は、前年比21.4%増の7,819万ドルに達したとのことです。
 また、プノンペン経済特区では、ベトナムの乳業最大手、ベトナム・デイリー・プロダクツ(通称ビナミルク)がカンボジア初の牛乳工場を建設中で、年内に稼働させる予定です。年間1900万リットルの牛乳のほか、6400万個のヨーグルトなど乳製品も製造する計画です。牛乳は全量輸入に頼っていたカンボジアで、国内製造の新鮮な牛乳や乳製品が供給できるようになります。ビナミルクは、カンボジアの乳業大手、アンコール・デイリー・プロダクツと共同で、2300万ドル(約28億円)を投資し、初年度の年間売上高は3500万ドル(約42億円)を見込んでいます。
 更に、YEO Hiap Seng's (YHS) groupもプノンペン経済特区で国内市場向けの飲料を生産する工場に着工する計画であり、プノンペン経済特区ではプノンペンに近接しているという地の利を生かして、輸出向けだけでなく国内市場向けの飲料等の消費財製造工場が目立ち始めています。


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