カンボジア経済

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港湾・内陸水運ワークショップ

2017年12月19日 | 経済
 12月14日、カンボジア公共事業運輸省と国際協力機構(JICA)の共催で、プノンペンホテルにて「港湾・内陸水運ワークショップ」が開催されました。セミナーには、カンボジア公共事業運輸省のトイ・チャンコサル次官、日本の国土交通省の浅輪宇充技術参事官他、両国政府関係者、民間企業関係者等100名以上が参加しました。
 ワークショップでは、公共事業運輸省に最近新設された内陸水運・海運・港湾総局の概要や日本の協力等について基調講演がありました。引き続き、港湾管理の改善、内陸水運の振興等について様々な説明がありました。また、公共事業運優勝の久米JICA専門家、シアヌークビル港湾公社の山本JICA専門家から、港湾管理の改善と内陸水運の振興に向けた提言がなされました。
 主な提言としては、第一に、入出港届や係留施設使用届等の港湾関連の申請や届出などの行政手続を電子的に処理する港湾EDIシステムシステムの導入があげられました。また、内陸水運振興のための通関手続等の円滑化、水路の改善等のインフラ整備も提言されました。シアヌークビル港については、日本が支援する新コンテナターミナル工事の着実な実施、渋滞解消のための手続改善・円滑化、鉄道によるコンテナ輸送の拡充に向けた改善等が必要と指摘されました。
 カンボジア経済にとって、輸出入のためのハード・ソフト両面のインフラ改善が欠かせないものとなっています。その中でも、シアヌークビル港とプノンペン港を中心とした海運・内陸水運は重要な役割を果たしており、ハード・ソフト両面のインフラの着実・継続的な改善・拡充に向けた努力が期待されます。


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