幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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サントリーのCM 抹茶は茶葉を粉にしたもの?

2014-05-17 03:18:35 | ブログ

サントリーのCMで、「抹茶は茶葉を丸ごと粉にしたもの」と説明していました。あれ?と思ったので調べてみました。 

サントリーのCM http://www.suntory.co.jp/softdrink/iyemon/brand/cm/

ウィキペディアより

抹茶(まっちゃ)は緑茶の一種。碾茶を粉末にしたもの。

玉露と同様、収穫前に被覆した茶葉を蒸し、碾茶炉で乾燥して製造する。煎茶のように茶葉を揉む工程が無いため、形状は青海苔に似ている。その香気は玉露同様独特のかぶせ香があり、適度に香ばしい。茶を摘採まで少なくとも20日以上被覆してその生葉を蒸して揉まずに乾燥せしめたものである。

玉露の原料となる茶葉は、収穫の前(最低二週間程度)被覆を施される。これにより、煎茶の旨味の原因とされるアミノ酸が増加し、逆に渋みの原因とされるカテキン類(いわゆるタンニン)が減少する。また、被覆により特徴的な香り(覆い香)が生ずる。このような栽培方法は碾茶と同様である。

宇治園のホームページに抹茶と煎茶の違いがわかりやすく紹介されています。

http://www.ujien.jp/lecture/kind/gyokuro-sencha/

感想;

抹茶とは

1.収穫前に被覆

2.煎茶は蒸した後に揉み作業があるが、抹茶にはなくそのまま乾燥

3.煎茶とは成分・味が異なる

茶葉と言うと、どのようなイメージを抱くでしょうか?私は緑茶の茶葉をイメージします。そうするとサントリーのCMは、茶葉を粉末にしてというだけでは、抹茶を正しく表していません。抹茶は茶葉というより碾茶を粉末にしてです。サントリーは碾茶を茶葉と言い換えて(確かに碾茶も茶葉です)CMにしたのでしょう。しかし、茶葉としたことで、煎茶や発酵茶葉(ウーロン茶、紅茶)も含んだことになり、誤解を与えるように思いました。それとも碾茶でなく、煎茶を粉末にしたものを抹茶として加えているのかと思いましたが、それはないかと思います。

前に、アサヒのウーロン茶のCMで「福建省のみの茶葉を使用している」と言っているCMがありました。当時はわざわざ福建省の茶葉を選んで使用しているんだ。さすがアサヒだと思いました。

その後、中国からの留学生に日本語を教えるボランティアをしました。その人に、ウーロン茶を飲んでいるか?と尋ねたらウーロン茶?がわかりませんでした。武漢出身の方でした。そこで漢字で「烏龍茶」と書きました。発音が悪かったのでしょう。彼は直ぐに理解しました。「福建省の人が飲んでいるお茶のことですね」。ウーロン茶は中国でも福建省の人だけが飲んでいるお茶との説明でした。サントリーとアサヒのテレビCMで多くの中国人が飲んでいるとのイメージができていました。中国人は主にどんなお茶を飲んでいるのかと尋ねたら、緑茶だそうです。

ウーロン茶は福建省で栽培していたのです。CMで「福建省だけの茶葉を使用」。確かにその通りなのですが、私は中国全土のウーロン茶の中から特別福建省のを選んだと受け取りました。

消費者に良いイメージを与えるためにCMは作成されています。消費者に実際より良いイメージを与え誤認させることを優良誤認と言います。優良誤認の程度が大きい時は問題になるようです。最近ネットで、マクドナルドのアボガドハンバーグのイメージ写真のアボガドが実物より大きいと投稿がありました。

消費者庁のホームページより

http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/yuryo.html

景品表示法第4条第1項第1号は,事業者が,自己の供給する商品・サービスの取引において,その品質,規格その他の内容について,一般消費者に対し,
 (1) 実際のものよりも著しく優良であると示すもの
 (2) 事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すものであって,不当に顧客を誘引し,一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(優良誤認表示の禁止)。
 具体的には,商品・サービスの品質を,実際よりも優れていると偽って宣伝したり,競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに,あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。
 なお,故意に偽って表示する場合だけでなく,誤って表示してしまった場合であっても,優良誤認表示に該当する場合は,景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。