まず、今回の出来事を列記してみる。
①吉田兼和の秀光への働きかけ
②光秀の娘・倫の心情の訴え
③光秀と官兵衛の対談(軍師にならぬかと誘う)
④吉田兼和、官兵衛に朝廷の危惧を吐露、明智を盛り立てよと要請
⑤宇喜多直家、秀吉に息子・八郎(秀家)を託す
⑥秀吉の浮気(直家の妻・鮮と)
⑦直家、官兵衛に信長の危機を予言し、没する
⑧信長教室「アフリカの人との遭遇」
⑨普請された姫路城にて、橋場家と黒田家、宴会で盛り上がる
⑩秀吉、浮気がばれる。おね、怒る。官兵衛、呆れる
⑪光、ご懐妊
⑫信長、再び官職を拒む
⑬安土城、ライトアップ
⑭信長、世界へ旅立つ決意を、秀吉と官兵衛に表明
⑮小早川隆景、毛利勢城主を集め、決起集会。猛将・清水宗治、登場!
⑯松寿丸の元服、名を長政と改める
盛りだくさんのイベントであったが、内容は薄かったように思える。
さて、今回のテーマは「光秀謀反のお膳立て」であった。
これまでも、謀反の伏線はあった。それは、村重の行動や心情に共感する心の布石であった。
今回は、官職を返上した信長に、朝廷を蔑ろにする危惧を感じ、吉田兼和に「朝廷は光秀を後押しする」と示唆され、実行面での拠り所を意識することになった。
この吉田氏は、官兵衛にも接触し、光秀を盛り立てるよう画策。この時、「古き体制を維持しようとする朝廷」と「新しき世を創る信長」を対比させたとも言える。
ここまでは、理解はできた。しかし、光秀の娘・倫の訴えは意味不明。
倫の件は、光秀が娘を不憫に思い、心を揺らす一つの因であるということは分かる。しかし、この娘、官兵衛に自分の心情を吐露したが、この行為の目的が全く分からない。何のために、非礼を承知で訴えたのだろう。官兵衛に何をしてほしかったのだろう?
もう一つのテーマは「信長が思う“秀吉(官兵衛)と光秀の違い”」であった。
でも、「信長教室」はもういいよ。安土城ライトアップも要らない。
信長に官職を受けるよう願う光秀を、≪わが心を理解しない≫と嘆き、≪わしの真の心中を分かっておるのは、その方ら(秀吉、官兵衛)だけ」と言うが、秀吉、官兵衛は信長に話を合わせただけのようにしか思えなかった。
世界に目を向け信長の大きさを表現しようとしているのかもしれないが、足元を見ない見栄っ張りのただの“うつけもの”にしか見えない。
秀吉、おねの浮気騒動も要らない。
そして、納得がいかないのは、巷の官兵衛の評価
「お主のような優れた軍師が何としても欲しい」(by明智光秀)
「播磨にその人ありと言われた黒田さま」(by吉田兼和)
「名うての軍師」(by清水宗治)
半兵衛がいたころは、官兵衛の未熟さが見られた。これは、半兵衛の死や幽閉生活を経て、官兵衛が成長するという意図と理解していたが、巷の評価はそうではなかったらしい。
幽閉など、周囲の制止したにもかかわらず、村重の説得を強行し捕まってしまい、黒田家滅亡の危機に陥れた愚かさを世間に知らしめ、それ以前も大した活躍はしていなかったはず。
「兼続は大した奴だ」というセリフだけで片づけてしまった数年前の大河を思い出してしまった。
①吉田兼和の秀光への働きかけ
②光秀の娘・倫の心情の訴え
③光秀と官兵衛の対談(軍師にならぬかと誘う)
④吉田兼和、官兵衛に朝廷の危惧を吐露、明智を盛り立てよと要請
⑤宇喜多直家、秀吉に息子・八郎(秀家)を託す
⑥秀吉の浮気(直家の妻・鮮と)
⑦直家、官兵衛に信長の危機を予言し、没する
⑧信長教室「アフリカの人との遭遇」
⑨普請された姫路城にて、橋場家と黒田家、宴会で盛り上がる
⑩秀吉、浮気がばれる。おね、怒る。官兵衛、呆れる
⑪光、ご懐妊
⑫信長、再び官職を拒む
⑬安土城、ライトアップ
⑭信長、世界へ旅立つ決意を、秀吉と官兵衛に表明
⑮小早川隆景、毛利勢城主を集め、決起集会。猛将・清水宗治、登場!
⑯松寿丸の元服、名を長政と改める
盛りだくさんのイベントであったが、内容は薄かったように思える。
さて、今回のテーマは「光秀謀反のお膳立て」であった。
これまでも、謀反の伏線はあった。それは、村重の行動や心情に共感する心の布石であった。
今回は、官職を返上した信長に、朝廷を蔑ろにする危惧を感じ、吉田兼和に「朝廷は光秀を後押しする」と示唆され、実行面での拠り所を意識することになった。
この吉田氏は、官兵衛にも接触し、光秀を盛り立てるよう画策。この時、「古き体制を維持しようとする朝廷」と「新しき世を創る信長」を対比させたとも言える。
ここまでは、理解はできた。しかし、光秀の娘・倫の訴えは意味不明。
倫の件は、光秀が娘を不憫に思い、心を揺らす一つの因であるということは分かる。しかし、この娘、官兵衛に自分の心情を吐露したが、この行為の目的が全く分からない。何のために、非礼を承知で訴えたのだろう。官兵衛に何をしてほしかったのだろう?
もう一つのテーマは「信長が思う“秀吉(官兵衛)と光秀の違い”」であった。
でも、「信長教室」はもういいよ。安土城ライトアップも要らない。
信長に官職を受けるよう願う光秀を、≪わが心を理解しない≫と嘆き、≪わしの真の心中を分かっておるのは、その方ら(秀吉、官兵衛)だけ」と言うが、秀吉、官兵衛は信長に話を合わせただけのようにしか思えなかった。
世界に目を向け信長の大きさを表現しようとしているのかもしれないが、足元を見ない見栄っ張りのただの“うつけもの”にしか見えない。
秀吉、おねの浮気騒動も要らない。
そして、納得がいかないのは、巷の官兵衛の評価
「お主のような優れた軍師が何としても欲しい」(by明智光秀)
「播磨にその人ありと言われた黒田さま」(by吉田兼和)
「名うての軍師」(by清水宗治)
半兵衛がいたころは、官兵衛の未熟さが見られた。これは、半兵衛の死や幽閉生活を経て、官兵衛が成長するという意図と理解していたが、巷の評価はそうではなかったらしい。
幽閉など、周囲の制止したにもかかわらず、村重の説得を強行し捕まってしまい、黒田家滅亡の危機に陥れた愚かさを世間に知らしめ、それ以前も大した活躍はしていなかったはず。
「兼続は大した奴だ」というセリフだけで片づけてしまった数年前の大河を思い出してしまった。