英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

【補足】 相棒 season14 ~冠城について~

2016-03-18 23:19:38 | ドラマ・映画
冠城について
 慎子の情報をくれた元同僚のすみれは、冠城に毒づいていたが、嫌いや憎しみというより、“可愛さ余って”とか“愛想を尽かした”という感じだった。慎子とも深い仲だったらしいし、(女性に)土下座の経験も豊富なようだ。
 女性にもてて、おちゃらけ者、それでいてキレ者というキャラクターは、右京に対抗、そして、補完できうる可能性を持っていた。
 それに加え、法務省からの出向という特異な立ち位置もあったので、冠城ならではの活躍の場面も、たまにあったし、面白さを感じさせる場面もたまにあった。

 しかし、冠城のおちゃらけ振りはストーリーを阻害することの方が多いように思えた。最終話で言うと、慎子の部屋への侵入エピソードの必要性をあまり感じなかった。

 飄々とした言動を取る冠城は、亀山のように意見や感情を露わにすることはほとんどなかった。今回のストーリー、冠城は事件の真相を追っただけで、テロや菊本らの行為に対して自分の考えを述べることはしなかった。しかし、亀山であれば、テロや菊本らに対し、怒りや疑問を右京にぶつけ、ストーリーが深まったはずだ。
 冠城のキャラ設定に問題があったのか、冠城のキャラを脚本家を活かせなかったのか、冠城を演じた反町が、こういった軽さを望んだせいなのか……

 今回のエピソードで、冠城は法務省を退官、天下り先は警視庁。警察学校から始めるらしい。奇しくも、鑑識の米沢氏も異動で、警察学校の教官となった。
 次シーズンでは、張れて刑事となった冠城が右京の相棒となって活躍するのだろうか?米沢氏も『相棒』卒業となるのか?
 しかし、冠城がこのまま退場という可能性も持たせた終わり方でもあった。
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「羽交い絞め」(中田七段作詰将棋)の解答

2016-03-18 11:14:26 | 詰将棋
「羽交い絞め ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2016年1月号」の解答です。


 初形の、攻め方の1四の香と4二の銀、持駒の桂、玉方の3二の歩で、詰めあがりが見えた方も多いかもしれません。

 初手、まず目に浮かぶ▲3一角成の開き王手は

△1四龍と香を取られて失敗します。

 また▲2二角成の両王手も食指が動きます。

 以下△同玉▲3四桂△2一玉と迫って、一見うまくいきそうにも見えますが


 玉方の1五の龍が強力です。
 以下、▲1一香成△同龍▲2二金△同龍▲同桂成△2二玉で

 この時、持駒が角と飛車では詰みません。(▲3一角に△2一玉や△1一玉で不詰め)
 持駒が角と金、あるいは角と銀なら詰むのですが。

 初手▲2二角成は有力でしたが、▲3四桂に玉を2一に逃げられるとうまくいきません。
 となると、「▲2一角と捨てて埋めておけばいい」という発想に到達します。

 これを△2一同玉は▲3一角成で詰んでしまうので、△2一同金と取ります。


 2一を埋めておいて▲2二角成とすれば、△2二同玉に▲3四桂で、玉が2一に逃げられず、詰みとなります。




詰手順……▲2一角△同金▲2二角成△同玉▲3四桂まで5手詰

kazutoyo0626さん、正解です。
コメント (2)
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