「16パズル ……中田七段作詰将棋 2016年5月10日 中日新聞系新聞出題」の解答です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/56/d9ef2f8c22d97e8973b06dc50781ac5d.png)
初手は▲1六角打も見えますが、△同香▲同角△1五玉で続かないので、▲4七角か▲4七角打に絞られます。
まず、▲4七角と持駒を温存する方から考えましょう(私はケチです)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d6/c68bd152c115200e353c6382a310b5d0.png)
これで玉は動けませんし、合駒も無効のように思えますが、
△3六歩(第2図)の合駒が、意外と抵抗力があります(他の合駒は簡単に詰みます)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/01/40d1d9ce1418814624231dc8a8f74e98.png)
▲3六同龍は△同飛と取られてしまうので、▲3六同角と取りますが2六に逃げ道ができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5f/9f596814c3a8a5860f92e61f7c28c668.png)
ここで、①▲3七角と②▲2七歩の2手段が考えられます。
まず、①▲3七角と打ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/66/8e13df6ebba8688d7371142418350405.png)
これには△1六玉(第6図)と逃げる一手です。
第6図の玉は飛車、角、角に睨まれて絶体絶命に見えますが、2七に逃げられたり、玉方の飛車で攻め方の龍を取られたりして、詰みません。
では、第4図に戻って、②△2七歩はどうでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/de/f67e4feed88cc997ad0ccbc96ef7fdd8.png)
▲2七歩(第8図)にも△1六玉(第9図)の一手です。(第7図がないのは気にしないでください)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1b/1ebca345724126f75e61bd4ea9035cc2.png)
この図も、追い込んだ感はありますが、2七の歩が取られたり、玉方の飛車の守備が利いて詰みません。
持駒の角は、この局面では役に立ちません。
という訳で、勿体がらずに、初手で▲4七角打と投入しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/64/47133ca61977578b5292e32e77000ece.png)
以下、△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉と先ほどと同じ道を辿って第11図。
(参考までに、初手▲4七角と打った時の第9図も並べておきます)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1b/1ebca345724126f75e61bd4ea9035cc2.png)
今度は▲2五角の両王手には、2七の歩は浮いていないので△2五同玉の一手です。(第9図で▲2五角としても、△2五同玉でも△2七玉でも詰みません)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/08/dd02faaa551c5659e1d671024f4eaa73.png)
ここで▲2六歩と突くと、1六への龍の利きが遮断されてしまいますが、今度は3八の角の利きが開通して、詰み上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1e/67234bf736705c79f3616dfd2dc572eb.png)
玉、角、歩の動きが『16パズル』のようです。
最後の突き歩が、なかなかの感触です。
詰手順……▲4七角打△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉▲2五角△同玉▲2六歩まで9手詰
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/56/d9ef2f8c22d97e8973b06dc50781ac5d.png)
初手は▲1六角打も見えますが、△同香▲同角△1五玉で続かないので、▲4七角か▲4七角打に絞られます。
まず、▲4七角と持駒を温存する方から考えましょう(私はケチです)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d6/c68bd152c115200e353c6382a310b5d0.png)
これで玉は動けませんし、合駒も無効のように思えますが、
△3六歩(第2図)の合駒が、意外と抵抗力があります(他の合駒は簡単に詰みます)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/22/dd4b68ec32c5bbf073bb891bb51f9498.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/01/40d1d9ce1418814624231dc8a8f74e98.png)
▲3六同龍は△同飛と取られてしまうので、▲3六同角と取りますが2六に逃げ道ができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5f/9f596814c3a8a5860f92e61f7c28c668.png)
ここで、①▲3七角と②▲2七歩の2手段が考えられます。
まず、①▲3七角と打ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/51/dd62b03374a555042e2676c4192a76b1.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/66/8e13df6ebba8688d7371142418350405.png)
これには△1六玉(第6図)と逃げる一手です。
第6図の玉は飛車、角、角に睨まれて絶体絶命に見えますが、2七に逃げられたり、玉方の飛車で攻め方の龍を取られたりして、詰みません。
では、第4図に戻って、②△2七歩はどうでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5f/9f596814c3a8a5860f92e61f7c28c668.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/de/f67e4feed88cc997ad0ccbc96ef7fdd8.png)
▲2七歩(第8図)にも△1六玉(第9図)の一手です。(第7図がないのは気にしないでください)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1b/1ebca345724126f75e61bd4ea9035cc2.png)
この図も、追い込んだ感はありますが、2七の歩が取られたり、玉方の飛車の守備が利いて詰みません。
持駒の角は、この局面では役に立ちません。
という訳で、勿体がらずに、初手で▲4七角打と投入しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/64/47133ca61977578b5292e32e77000ece.png)
以下、△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉と先ほどと同じ道を辿って第11図。
(参考までに、初手▲4七角と打った時の第9図も並べておきます)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1b/1ebca345724126f75e61bd4ea9035cc2.png)
今度は▲2五角の両王手には、2七の歩は浮いていないので△2五同玉の一手です。(第9図で▲2五角としても、△2五同玉でも△2七玉でも詰みません)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/08/dd02faaa551c5659e1d671024f4eaa73.png)
ここで▲2六歩と突くと、1六への龍の利きが遮断されてしまいますが、今度は3八の角の利きが開通して、詰み上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1e/67234bf736705c79f3616dfd2dc572eb.png)
玉、角、歩の動きが『16パズル』のようです。
最後の突き歩が、なかなかの感触です。
詰手順……▲4七角打△3六歩▲同角△2六玉▲2七歩△1六玉▲2五角△同玉▲2六歩まで9手詰