「GODZILLA ゴジラ」(2014年公開・ワーナー・ブラザース制作)
「ゴジラvsデストロイア」(1995年公開)
「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994年公開)
「シン・ゴジラ」(2016年公開)
上記は、これまで書いたゴジラ映画。
本作を含めて、5作で一番面白かったのは『シン・ゴジラ』。記事にはしていないが、『ゴジラ-1.0』がそれに迫る面白さだった。
『ゴジラvsデストロイア』は“駄作”と言いたくなる内容だったが、劇場で見るともう少し差が縮まると思う。やはり、劇場で見るとその迫力、臨場感は段違いだろう。テレビ視聴は、冷静にストーリーを観ることができるし、わからない部分を何度も観返すことができる。その分、ストーリーの強引さや矛盾を感じてしまう。
本作は、『BS12 トゥエルビ』の「ゴジラ70周年」ということで、11月に4週連続放送されたうちの一作。このうち『GODZILLA ゴジラ』(11/10放送)と本作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(11/17放送)を視聴。
何が言いたいかというと、ひと月も経っているので、細かい部分は忘れてしまっているということ。大雑把な記事になると思いますが、ご了承ください。
★映像は素晴らしかった
・キングギドラの強大さはいかんなく発揮されていた。ただし、「トゥるるるる……」という怪鳴音?が利けなかったのは残念。
・“炎の悪魔”・ラドンも格好良かった。ただし、キングギドラの軍門に下り、そのキングギドラがゴジラに倒されると、今度はゴジラに摺り寄る……ヘタレというか“スネ夫振り”が清々しかった
・“怪獣の女王”・モスラは気品があった。何とかラドンを倒したものの、ギドラ(キングギドラ)の攻撃からゴジラを庇い、消滅……悲しい
【ストーリー】(『BS12 トゥエルビ』番組サイトより)
怪獣の研究・保護を目的とする秘密機関モナーク機関の基地を武装集団が襲撃。研究者のエマ・ラッセル博士と娘のマディソンが拉致される事件が発生する。
モナークの芹沢は、拉致の原因はエマが研究を進めていたオルカ装置にあるとにらむ。それは怪獣と共鳴する音を発生させ、怪獣を操ることをも可能にする危険な装置だった。芹沢はかつてエマと共同でオルカ装置を研究し、夫でもあったマーク・ラッセルに助けを求める。誰よりも装置の恐ろしさを知るマークは、一刻も早く怪獣を死滅させるように訴える。
しかし、時すでに遅し。異変を察知したゴジラが姿を現したことをきっかけに、世界各地に怪獣が出現し覇権争いを始めてしまう。誘拐されたエマとマディソン、そしてオルカ装置の奪還に向けてモナークは動き出す。
★ストーリーは………しょうがないか……
・この映画に関わらず、ゴジラなどの怪獣が日本やアメリカなどを襲うという筋書きに難がある。特に、《怪獣同士が戦う》ストーリーの場合、その理由付けが難しく、ストーリーに無理が生じる。
ただ、ゴジラは《放射性物質を求める》とか《核実験への復讐》という理由付けがあり、扱いやすい。また、モスラは《インファント島の神獣》《神官的存在の小美人》もあり、人類の味方として登場・活躍させやすいとは言える
で、今回は“怪獣総進撃”風に仕立てたので、制作サイド(脚本)も苦労したのではないか?
そのせいで、主要キャラの行動・意志は滅裂となってしまった。
エマ・ラッセル博士
この人が一番、理解不能。
モナーク幹部の純古生物学者。怪獣と人類の共存を目指し、夫・マークの開発した"オルカ"を修復・改良。
卵から孵化したモスラと"オルカ"を使い交信に成功した矢先、テロリストグループに拉致されたが、怪獣による地球環境の再生を目論むテロリストだった。
怪獣による環境再生が実現できる確証がないが、彼女を含めたテロリスト集団は確信しているようだ。エマの娘・マディソンも彼女の考えに賛同していた。
モナークの同僚が大量惨殺される計画に加担。さらに、南極の基地では氷塊を爆破し基地を破壊するという暴挙を行った。しかし、娘の窮地には何を置いても駆けつける……大きな矛盾だ(この段階では、テロ計画が破綻してはいた)
とにかく、狂信した科学者は始末に負えない。
アラン・ジョナ
エコテロリストのリーダー(首領)
エコテロリストは環境破壊を憂いて、歴史的建造物や美術品を汚すことで、その主張を世間に訴えようとする輩。目指すところは否定しないが、やり方を大きく誤っている。
このジョナも同じ傾向だが、極めて暴力的で殺戮者である。尤も、こういう狂人がいないとバイオレンス映画やSF活劇は成り立たないので、必須のキャラであった。
ただし、上述したように、「怪獣による環境再生」が本当に実現できるという確証を持っていないようだ。現に、モンスター・ゼロ(キングギドラ)がタイタン(怪獣)とは異種の存在であることを全く知らずに、目覚めさせてしまうという愚か者(本人は全く反省なし)
マディソン・ラッセル
エマの娘。
テロリスト集団やエマの計画に賛同しともに行動するが、その計画に誤りを感じ、阻止しようとする。
天才少女とも言える頭脳と行動力を持つ(ちょっとスーパー過ぎ・後述)
その他の疑問点など
・モナークの存在自体が謎。
何を目的としているのか?意味不明……研究するのが目的?
資金はどこから?
・米軍が開発したというオキシジェン・デストロイヤー。どういう経緯で研究開発したのか、私は聞き逃してしまった。
・芹沢(演:渡辺謙)の助手のグレアムが勇敢に仲間を救出したが、その時、モンスター・ゼロに捕食され死亡……気の毒。
ストーリー的に、必要なエピソードだったのか?
★いかにもアメリカ映画だなあ……
アメリカの娯楽映画には、“家族愛”と“子どもの活躍”(または主人公の大活躍)が必須のようだ。(「GODZILLA ゴジラ」だは主人公が特大活躍)
本作も「GODZILLA ゴジラ」も家族愛が大きな柱となっている。
クライマックスでは、ワシントンD.C.にラッセル一家(マーク、エマ、マディソン)が集結し、大活躍。←個人的には要らない
「ゴジラvsデストロイア」(1995年公開)
「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994年公開)
「シン・ゴジラ」(2016年公開)
上記は、これまで書いたゴジラ映画。
本作を含めて、5作で一番面白かったのは『シン・ゴジラ』。記事にはしていないが、『ゴジラ-1.0』がそれに迫る面白さだった。
『ゴジラvsデストロイア』は“駄作”と言いたくなる内容だったが、劇場で見るともう少し差が縮まると思う。やはり、劇場で見るとその迫力、臨場感は段違いだろう。テレビ視聴は、冷静にストーリーを観ることができるし、わからない部分を何度も観返すことができる。その分、ストーリーの強引さや矛盾を感じてしまう。
本作は、『BS12 トゥエルビ』の「ゴジラ70周年」ということで、11月に4週連続放送されたうちの一作。このうち『GODZILLA ゴジラ』(11/10放送)と本作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(11/17放送)を視聴。
何が言いたいかというと、ひと月も経っているので、細かい部分は忘れてしまっているということ。大雑把な記事になると思いますが、ご了承ください。
★映像は素晴らしかった
・キングギドラの強大さはいかんなく発揮されていた。ただし、「トゥるるるる……」という怪鳴音?が利けなかったのは残念。
・“炎の悪魔”・ラドンも格好良かった。ただし、キングギドラの軍門に下り、そのキングギドラがゴジラに倒されると、今度はゴジラに摺り寄る……ヘタレというか“スネ夫振り”が清々しかった
・“怪獣の女王”・モスラは気品があった。何とかラドンを倒したものの、ギドラ(キングギドラ)の攻撃からゴジラを庇い、消滅……悲しい
【ストーリー】(『BS12 トゥエルビ』番組サイトより)
怪獣の研究・保護を目的とする秘密機関モナーク機関の基地を武装集団が襲撃。研究者のエマ・ラッセル博士と娘のマディソンが拉致される事件が発生する。
モナークの芹沢は、拉致の原因はエマが研究を進めていたオルカ装置にあるとにらむ。それは怪獣と共鳴する音を発生させ、怪獣を操ることをも可能にする危険な装置だった。芹沢はかつてエマと共同でオルカ装置を研究し、夫でもあったマーク・ラッセルに助けを求める。誰よりも装置の恐ろしさを知るマークは、一刻も早く怪獣を死滅させるように訴える。
しかし、時すでに遅し。異変を察知したゴジラが姿を現したことをきっかけに、世界各地に怪獣が出現し覇権争いを始めてしまう。誘拐されたエマとマディソン、そしてオルカ装置の奪還に向けてモナークは動き出す。
★ストーリーは………しょうがないか……
・この映画に関わらず、ゴジラなどの怪獣が日本やアメリカなどを襲うという筋書きに難がある。特に、《怪獣同士が戦う》ストーリーの場合、その理由付けが難しく、ストーリーに無理が生じる。
ただ、ゴジラは《放射性物質を求める》とか《核実験への復讐》という理由付けがあり、扱いやすい。また、モスラは《インファント島の神獣》《神官的存在の小美人》もあり、人類の味方として登場・活躍させやすいとは言える
で、今回は“怪獣総進撃”風に仕立てたので、制作サイド(脚本)も苦労したのではないか?
そのせいで、主要キャラの行動・意志は滅裂となってしまった。
エマ・ラッセル博士
この人が一番、理解不能。
モナーク幹部の純古生物学者。怪獣と人類の共存を目指し、夫・マークの開発した"オルカ"を修復・改良。
卵から孵化したモスラと"オルカ"を使い交信に成功した矢先、テロリストグループに拉致されたが、怪獣による地球環境の再生を目論むテロリストだった。
怪獣による環境再生が実現できる確証がないが、彼女を含めたテロリスト集団は確信しているようだ。エマの娘・マディソンも彼女の考えに賛同していた。
モナークの同僚が大量惨殺される計画に加担。さらに、南極の基地では氷塊を爆破し基地を破壊するという暴挙を行った。しかし、娘の窮地には何を置いても駆けつける……大きな矛盾だ(この段階では、テロ計画が破綻してはいた)
とにかく、狂信した科学者は始末に負えない。
アラン・ジョナ
エコテロリストのリーダー(首領)
エコテロリストは環境破壊を憂いて、歴史的建造物や美術品を汚すことで、その主張を世間に訴えようとする輩。目指すところは否定しないが、やり方を大きく誤っている。
このジョナも同じ傾向だが、極めて暴力的で殺戮者である。尤も、こういう狂人がいないとバイオレンス映画やSF活劇は成り立たないので、必須のキャラであった。
ただし、上述したように、「怪獣による環境再生」が本当に実現できるという確証を持っていないようだ。現に、モンスター・ゼロ(キングギドラ)がタイタン(怪獣)とは異種の存在であることを全く知らずに、目覚めさせてしまうという愚か者(本人は全く反省なし)
マディソン・ラッセル
エマの娘。
テロリスト集団やエマの計画に賛同しともに行動するが、その計画に誤りを感じ、阻止しようとする。
天才少女とも言える頭脳と行動力を持つ(ちょっとスーパー過ぎ・後述)
その他の疑問点など
・モナークの存在自体が謎。
何を目的としているのか?意味不明……研究するのが目的?
資金はどこから?
・米軍が開発したというオキシジェン・デストロイヤー。どういう経緯で研究開発したのか、私は聞き逃してしまった。
・芹沢(演:渡辺謙)の助手のグレアムが勇敢に仲間を救出したが、その時、モンスター・ゼロに捕食され死亡……気の毒。
ストーリー的に、必要なエピソードだったのか?
★いかにもアメリカ映画だなあ……
アメリカの娯楽映画には、“家族愛”と“子どもの活躍”(または主人公の大活躍)が必須のようだ。(「GODZILLA ゴジラ」だは主人公が特大活躍)
本作も「GODZILLA ゴジラ」も家族愛が大きな柱となっている。
クライマックスでは、ワシントンD.C.にラッセル一家(マーク、エマ、マディソン)が集結し、大活躍。←個人的には要らない
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