その3「トーナメントにおける抽選の偏り② 女流名人戦予選トーナメント」
その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」
その1「女流棋士独断ランキング」
清麗戦(「その2」の記事)、女流名人戦(「その3」)の他の棋戦でも、偏りを感じることがある。
第11期リコー杯女流王座戦(今期・2021年)挑戦者決定トーナメント(トーナメント表)
里見女流四冠(当時)がトーナメントを勝ち上がり、西山女流王座に挑戦し奪取したが、その勝ち上がりが、いささか険しい道だった記憶がある。
改めて確認すると、1回戦…渡部女流三段、2回戦…上田女流四段、準決勝…加藤桃女流三段、決定戦…伊藤女流三段。やはり、強力メンバーだった。
まあ、挑戦者決定トーナメントに進出する棋士はそれ相応の実力を備えているはず。なので、「その1」で独断でランク分けしたAランクの10棋士(タイトル保持者を除く実質9棋士)に加え、B1ランク棋士がトーナメント入りするのが順当で、当たりがきついのは当然かもしれない。
それにしても、当たりが強いなあと感じるので、一応、検証してみよう。
《里見ゾーン》
1回戦は、加藤桃女流三段ー加藤圭女流二段、山田久女流四段ー中澤女流初段、室谷女流三段ー上田女流四段、渡部女流三段ー里見女流四冠(里見、西山はSランクとして紫太字、青太字はAランク、青字はB1ランク)
Sランクを3点、Aランク2点、B1ランク1点とすると、合計12点。
《伊藤ゾーン》
1回戦は、伊藤女流三段ー加藤結女流初段、中村真女流三段ー脇田女流初段、塚田女流初段ー山口恵女流二段、小高女流初段ー山根女流二段
合計6点。
里見ゾーンの合計点は伊藤ゾーンの2倍。
やはり、抽選にムラがあるが、有り得る範囲かもしれない。「その2」「その3」で取り上げた清麗戦、女流名人戦はもっと極端だが、人為的なものはないので、抽選の女神が気まぐれだったのだろう。
とは言え、気まぐれが多いような気がする(もちろん、順当に強豪が散らばった棋戦も少なくない)。
これまでも、そういう偏りを何度も観たような気がするが、ここ2,3年の組み合わせを検証する根性はない。参考までに、今期ではなく昨期(第28期)の倉敷藤花戦の挑戦者決定トーナメントのリンクを張っておきます。
左上ゾーン(8名のうち、渡部、山根、加藤桃、千葉、鈴木、加藤圭)と左下ゾーン(甲斐、清水、中村真、塚田、上田)にランク棋士が犇(ひし)めいている。右の山は31名中、Aランクは伊藤女流三段、B1ランクも3名のみ。
左の山を勝ち抜いたのが石本女流初段で、対戦相手は村田女流二段、北尾女流二段、香川女流三段、渡部女流三段、甲斐女流五段。対する右の山は中井女流六段が勝ち上がった。長沢女流四段、貞升女流初段、水町女流1級、ステチェンスカ女流1級、野原アマ。(段位や称号は当時のモノ)
抽選の偏りは、今回で終わり。次は…「乱造気味の女流棋士」の予定ですが、気が重いです。(「女流棋士の濫造?➀」に改題)
その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」
その1「女流棋士独断ランキング」
清麗戦(「その2」の記事)、女流名人戦(「その3」)の他の棋戦でも、偏りを感じることがある。
第11期リコー杯女流王座戦(今期・2021年)挑戦者決定トーナメント(トーナメント表)
里見女流四冠(当時)がトーナメントを勝ち上がり、西山女流王座に挑戦し奪取したが、その勝ち上がりが、いささか険しい道だった記憶がある。
改めて確認すると、1回戦…渡部女流三段、2回戦…上田女流四段、準決勝…加藤桃女流三段、決定戦…伊藤女流三段。やはり、強力メンバーだった。
まあ、挑戦者決定トーナメントに進出する棋士はそれ相応の実力を備えているはず。なので、「その1」で独断でランク分けしたAランクの10棋士(タイトル保持者を除く実質9棋士)に加え、B1ランク棋士がトーナメント入りするのが順当で、当たりがきついのは当然かもしれない。
それにしても、当たりが強いなあと感じるので、一応、検証してみよう。
《里見ゾーン》
1回戦は、加藤桃女流三段ー加藤圭女流二段、山田久女流四段ー中澤女流初段、室谷女流三段ー上田女流四段、渡部女流三段ー里見女流四冠(里見、西山はSランクとして紫太字、青太字はAランク、青字はB1ランク)
Sランクを3点、Aランク2点、B1ランク1点とすると、合計12点。
《伊藤ゾーン》
1回戦は、伊藤女流三段ー加藤結女流初段、中村真女流三段ー脇田女流初段、塚田女流初段ー山口恵女流二段、小高女流初段ー山根女流二段
合計6点。
里見ゾーンの合計点は伊藤ゾーンの2倍。
やはり、抽選にムラがあるが、有り得る範囲かもしれない。「その2」「その3」で取り上げた清麗戦、女流名人戦はもっと極端だが、人為的なものはないので、抽選の女神が気まぐれだったのだろう。
とは言え、気まぐれが多いような気がする(もちろん、順当に強豪が散らばった棋戦も少なくない)。
これまでも、そういう偏りを何度も観たような気がするが、ここ2,3年の組み合わせを検証する根性はない。参考までに、今期ではなく昨期(第28期)の倉敷藤花戦の挑戦者決定トーナメントのリンクを張っておきます。
左上ゾーン(8名のうち、渡部、山根、加藤桃、千葉、鈴木、加藤圭)と左下ゾーン(甲斐、清水、中村真、塚田、上田)にランク棋士が犇(ひし)めいている。右の山は31名中、Aランクは伊藤女流三段、B1ランクも3名のみ。
左の山を勝ち抜いたのが石本女流初段で、対戦相手は村田女流二段、北尾女流二段、香川女流三段、渡部女流三段、甲斐女流五段。対する右の山は中井女流六段が勝ち上がった。長沢女流四段、貞升女流初段、水町女流1級、ステチェンスカ女流1級、野原アマ。(段位や称号は当時のモノ)
抽選の偏りは、今回で終わり。次は…「乱造気味の女流棋士」の予定ですが、気が重いです。(「女流棋士の濫造?➀」に改題)
>気が重いです。
だ、大丈夫ですか?
が、外野が気になるようでしたら、
次の記事だけは、「コメント非承認」と
いう手もあるますぜ・・・・。
(ただ、英さんは、わたしと違って
たぶんそういうことは
しないような気が・・・・)
まあ、何回もできたての文章をみて、
やばい表現があればオブラートに包みこむ
表現に変える努力をすれば、
なんとかなるような気がしますが・・・・。
まあ、でも、晩年の米長会長みたいに、
三段リーグに挑戦する里見先生の記者会見
なんて、とんでもないような事と
比べたら、
いちファンのささやかな意見なので、
無茶書かん限り
全然大丈夫だと思いますよぉ~。
それにしても、里見ゾーンって、
タイトル経験ややタイトル挑戦経験者の
宝庫ですね。凄いです。
ではではっ。
コメントは炎上しない限り、制限しないつもりです。
で、ないと、私にとってのブログ活動の意味がなくなります。もちろん、炎上しないよう努力します。
>無茶書かん限り
>全然大丈夫だと思いますよぉ~。
それほど、過激なことは書かないつもりです。(自分の尺度で「過激でない」なので、あてにならないかも)
「気が重い」と書いたのは、ここ2,3年でプロになった女流棋士の成績の検証や、それについての考察が、なかなか大変そうなこと、それに、マイナス要素についての考察なので、あんまり楽しい思考にはなれないからです。