なきわたる かりのなみだや おちつらむ ものおもふやどの はぎのうへのつゆ
鳴きわたる 雁の涙や 落ちつらむ もの思ふ宿の 萩の上の露
よみ人知らず
鳴きながら渡って行く雁の涙が落ちたのだろうか。もの思いにふける私の、家の庭の萩が露に濡れているのは。
萩が露に濡れているのを、雁がこぼした涙に見立て、物思いにふける自分の気持ちに空を渡る雁が共鳴してくれているのかと空想する。
なきわたる かりのなみだや おちつらむ ものおもふやどの はぎのうへのつゆ
鳴きわたる 雁の涙や 落ちつらむ もの思ふ宿の 萩の上の露
よみ人知らず
鳴きながら渡って行く雁の涙が落ちたのだろうか。もの思いにふける私の、家の庭の萩が露に濡れているのは。
萩が露に濡れているのを、雁がこぼした涙に見立て、物思いにふける自分の気持ちに空を渡る雁が共鳴してくれているのかと空想する。