漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0372

2020-11-05 19:46:19 | 古今和歌集

わかれては ほどをへだつと おもへばや かつみながらに かねてこひしき

別れては ほどをへだつと 思へばや かつ見ながらに かねて恋しき

 

在原滋春

 

 別れてしまったら遠く距離を隔てることになると思うからか、こうして会っているうちからもう恋しく感じることだ。

 すでに決まっている別れに、まだ現に会っているのにもう名残惜しさがこみあげて来ることを歌った惜別の歌です。



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