やよやまて やまほととぎす ことつてむ われよのなかに すみわひぬとよ
やよや待て 山ほととぎす ことつてむ われ世の中に 住みわびぬとよ
三国町
おいお待ちよほととぎす、言づてがあるのだから。私はもうこの世の中に住むのに疲れてしまったと。
作者は三国氏の女性で本名は不詳。仁明天皇の更衣だったとされる人物です。ほととぎすに言伝てを託した相手は山に住む隠遁者でしょうか。それも、かつて自分が思いを寄せた異性、とまで考えるのは空想が過ぎるでしょうか。
やよやまて やまほととぎす ことつてむ われよのなかに すみわひぬとよ
やよや待て 山ほととぎす ことつてむ われ世の中に 住みわびぬとよ
三国町
おいお待ちよほととぎす、言づてがあるのだから。私はもうこの世の中に住むのに疲れてしまったと。
作者は三国氏の女性で本名は不詳。仁明天皇の更衣だったとされる人物です。ほととぎすに言伝てを託した相手は山に住む隠遁者でしょうか。それも、かつて自分が思いを寄せた異性、とまで考えるのは空想が過ぎるでしょうか。