漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

26-2 分析

2014-11-03 00:12:23 | 本試験
 26-2 の問題をこれまでと同様、「初めての合格のために」 の記事でご紹介した方法で分類しました。

 具体的には全問題を次のA~Eに分類します。


分類A   「平成21年度以降の過去問」 「漢検1級 完全征服」 「漢検1級 分野別精選演習」 にある問題。

分類B   Aとまったく同一ではないが、Aを勉強していれば正解できる問題。

分類C   A・Bには含まれないが、1級配当の四字熟語(「●●之●」形のものを含む)の知識で正解できる問題。

分類D   A~Cには含まれないが、平成15~20年度の過去問にある問題。

分類E   A~Dのいずれにも含まれない問題。


 結果は以下の通りです。数字は左から順に、A~Eそれぞれに分類された問題の配点です。


(一)  9  5  3  0 13  / 30
(二) 14  0  2  0 14  / 30
(三) 10  0  0  0  0  / 10
(四)  2  0  0  0  8  / 10
(五) 16  0 10  0  4  / 30
(六)  5  0  0  0  5  / 10
(七)  5  0  2  0  3  / 10
(八) 10  2  0  0  8  / 20
(九)  4  0  2  0 14  / 20
(十) 12  0  5  1 12 / 30

合計  87 7 24  1 81  / 200


 今回は分類A~C、つまり過去問、完全征服、分野別と1級配当四字熟語の知識だけで取れるのは118点(87+7+24)で、今回の難易度の高さを物語っています。ここ数回のこの数字は、25-2 146点、25-3 143点、26-1 122点でしたが、今回は前回よりさらに数字が下がりました。A~Cの正解率が9割では、残り82点分で54点が必要でその部分の得点率66%になります。新出問題で66%取るのは相当厳しい(ちなみに今回の私の得点率は60%です)ですから、合格のためにはA~Cで少なくとも95%は取る必要があるでしょう。仮に次回以降もこの傾向が続くのだとしたら、本当に厳しい世界になったものです。

 ただ、A~Cが重要であって、合格のためにはここを自分のものにするのが不可欠だということに変わりはないでしょう。分類B(Aを勉強していれば正解できる問題)はかなり保守的に見ていますので、Aを本当にしっかりやればEの中から正解できる問題ももう少し増えてきますし、さらに進んで過去問の読み問題を書けるようにするとか、問題文の中の問われていない箇所もしっかり学習するとかいった取り組みをすれば、さらに状況は好転します。今後、前回・今回のような難易度が続くのだとしても、過去問をなおざりにして未出問題全体を万遍なく学習するといった方法は、初回合格を目指す上ではやはり効率が悪いと思います。

 私も今回、分類Eには大苦戦しましたが、分類A~Cを118点中117点取れたために、なんとか合格ラインに届いたかも、というところまで行けました。過去問と四字熟語にしっかり取り組んでいなかったら、自己採点の段階で間違いなく不合格でした。
 逆に言えば、未出問題を中心とした語彙不足、「辞典」全体の学習不足は相変わらず。私の永遠の課題ですね。限られた時間の中で思うようには進んでいませんが、途中になっている「自分辞書」作りなどを通じて、少しずつやっていこうと思います。




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