大銀杏 黄金ougon 撒いて 夜遊びし
梅士 Baishi
銀杏はすっかり黄金色の大樹となった。
毎夜お大尽のように黄金を撒いて、木立の影を黄金色
に輝かせている。
あっぱれ、そんな遊びをしてみたいものだ。
吉原もいいが、京都先斗町でそんな遊びをしてみたい。
豪遊というのは、悟りなき身の夢である。
久しぶりに、学生を連れて刑事事件の法廷を傍聴した。
何かしら空しく、気持ちが萎えた。
帰り道の深々と枯れた蓮池の風景が言葉にならない心
象風景のようであった。
学生たちも、初めてみる非日常の刑事裁判にやるせな
い気持ちになったらしい。
民事法廷は、貸金返還請求訴訟がずらりと並び、聴
きなれたサラ金がずらりと雁首を揃えている。
その殺風景な、下水処理場のような光景は、なんともや
りきれない沈滞であることよ。
そういえば、近くのカフェーの前が、吹き上がったどろど
ろの下水に襲われていた。
その悪臭のひどいこと・・・。
菅と仙谷の、最悪民主党の悪臭もこのようであろうとお
ぞましく思ったことである。
【 閻魔の法廷たれ 】
裁判所は司法権力機関である。
権力であるならば、紛争を長引かせるべきではない。
集中裁判の原則を立てるべきである。
あまりに慎重すぎるサービスは、短い人生にとって酷で
あろう。
裁判とはそうしたものだと言うあきらめは司法の罪であ
る。
権力であるならば、有無を言わさず迅速審理で迅速結
審し、断罪するべきである。
迅速な裁判の保障を空文化するべきではない。
なんとも愚かな仕事である。
意味不明の細切れの連続ドラマを公開法廷だと言われ
ても客観的公開のニーズとはかけ離れた怠慢でしかない。
司法の現状は汚物を街中に噴出する下水のようである。
集中弁論集中審理、迅速結審を至上命題とするための
司法リストラは、世の中の迅速な解毒作用のために欠か
せない重要課題であると警告しておきたい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi