北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

永久に語られし船

2008-11-03 18:57:16 | 渡島・檜山地方
三連休最終日。函館は、雨と晴が交互にやってくる不安定な天候だった。
特に遠くへ出かけなかったけれど、これまで函館周辺で撮ってきた写真のストックがあるので、今日は、その中の1つをアップします。





今日紹介するのはこの船。
函館から車で約1時間のところにある、「木古内(きこない)町」の外れに復元されているのは・・・





「咸臨丸」。聞いたことがあるという方も多いかと思います。
幕末期に江戸幕府が保有していた軍艦で、軍艦としては初となる洋式のスクリューを装備し、幕府の船として初めて太平洋を往復したことで知られている。
有名なエピソードとしては、1860年(萬延元年)、日米修好通商条約の批准書を交換するためサンフランシスコに向かった、「ポーハタン号」のサポート船として、艦長勝海舟の下、福澤諭吉やジョン万次郎らも乗船して渡米したことが挙げられる。
その後、幕府の練習艦として用いられた後、戊辰戦争に参加するものの、新政府軍によって拿捕され、北海道開拓使の輸送船となり、1871年(明治4年)9月19日(旧暦)、 北海道小樽へ向け出航した際、輸送途中、木古内町の和泉沢沖で暴風雨により遭難し、「サラキ岬」という岬の近くで破船、沈没したとされている。

現在この船が復元されているのが、その「サラキ岬」という岬。
函館と松前を結ぶ、一般国道228号の沿線にあり、割とわかりやすい位置にあるため、ドライブがてらぶらっと立ち寄る人も多いようだ。





平成19年・・・そんな最近に作成されたんですね。
まあ私は今年函館に来たので、そういうことは全く知らなかったですが、歴史の教科書にも登場する有名な船だけに、今後もしっかりと語り継がれていって欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする