北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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納得できる結末

2013-02-10 19:18:28 | 特撮作品鑑賞
(特命戦隊ゴーバスターズ 最終回&総括)

終わっちゃいましたねえ・・・。
やっぱり、陣の生命が完全に尽きてしまうという結末でしたか・・・。
まあでも、賛否あるとは思うけど、私個人的には納得できると思った。
何故なら、この結末については、次のように考えると納得がいくから。
(あくまでも個人的な見方です)

・ラストの展開として、陣を消滅させず、勿論ヒロムも傷つけることなく、(ヒロムからカードを取り出して)エンターを完全に削除するという案も考えられていた。

                             ↓

・しかし、そうすると、陣が亜空間で不完全なままでいる状態が続くことになり、その問題に決着がつけられない。

                             ↓

・かと言って、陣を完全な状態に戻すというのも少々無理がある気がするし、仮に、無理のない案を思いついたとしても、「陣だけ?他の人は?」となって、収拾がつかなくなる恐れがある。

                             ↓

・そこで、やむなく陣を消滅させることにすれば、(曲がりなりにも)これまで描かれた問題に一応の決着がつくことになる。


ま、真相はわからないけど、私はこのように考えて納得するようにします。

スタートした当初は、前作のゴーカイジャーをずっと引きずっていたせいか、馴染むのに少々時間がかかったけど、気が付いたら毎週楽しみになっていて、自分の中でもいい終わり方ができたかなと言う気がする。
その理由は、やっぱり、主人公であるヒロム達三人や、陣、黒木司令官、オペレーターの二人、敵の二人、それにバディロイド達に至るまで、一人一人のキャラクター設定が実に丁寧で、かつ、無理のないように描かれていたと思えたこと。
いつもだと、誰か一人ぐらいは、「ちょっと嫌だなあ」「(嫌までいかないけど)苦手だなあ」と思える人物がいたものだけど、ゴーバスターズでは、不思議とそれがなかった。
思い返せば、陣が初登場した時、松本氏について、正直あまりいい印象を持っていなかったということを書いたけど、陣を観ていてその考え方は変わった。
松本氏が演じたからこそ、陣がここまで魅力と人間味溢れるキャラになり、愛される存在となったということは言えると思う。

レギュラーメンバーの中では、「仲村さん派」として、彼女にずっと注目し続けてきたけど、仲村さんを語る上で欠かせないのが、やっぱり、定番台詞の「来ます!!」。
正直、最初は、単なる号令的な台詞のように感じていたけれど、回を追うごとに、その時々の状況に応じた声の強弱というかメリハリがついてきた気がしたし、他にも、Mission26で思わず言い放った「ちょっと黙ってて!!」という台詞や、Mission32で、オペレーターとしての誇りをなくしかけた森下君を一喝する場面など、各回の出番は少ないながらも、こちらもまた、魅力溢れるキャラクターとして描かれていたと思う。
最終回のラストの「(写真)撮ります!!」も良かったなあ・・・。

本当のラストシーンは、第1話と綺麗にリンクしている、ヒロムとニックのシーン。
第1話のことを色々と思い起こさせてくれたのもよかったけど、特にニックの「付き合うぜ!」の台詞は良かったと思う。
こういう台詞があることで、これから先も、ヒロム達の物語はずっと続いていくのだなあと感じることができた。





今日買ってきたこの本。
友人が買ったと聞いて、自分もどうしようかなと思っていたのだけど、立ち読みしてみたら、読み応えがありそうだったので買った次第。
これからじっくり読んでいきますよ。

ということで、36番目のスーパー戦隊、ゴーバスターズの物語も、とりあえずはこれで一区切り。
でも、春には、この映画でまた観られるようだし、恐らく来年の今頃にはまた・・・、ね。
コメント
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