標津町では、「サーモン科学館」のほかに、もう一か所、「ポー川史跡自然公園」に寄ってきました。
「ポー川史跡自然公園」は、国指定史跡「伊茶仁カリカリウス遺跡」と、国指定天然記念物「標津湿原」からなる総面積630ha(東京ディズニーランド約12個分!)の広大な保護区域からなる、国内でも最大規模とされる史跡公園で、古代の人々が暮らした施設と、その周辺の自然環境が一体的に保存されています。
まずは、「ビジターセンター」へ。
センター内では、古代の人々の生活に関する歴史資料が展示されているほか、自然環境の紹介として、ヒグマなどの動物の展示も見ることができます。
屋外は、歩いて回ることもできますが、広くて時間がかかるので、自転車の利用がオススメです。
竪穴住居など、復元された施設の中に、このような煉瓦造りの施設が。
これは何でしょう・・・?
「海底電信基地」とのことです。
北海道本土と国後島との繋がりを後世に伝える貴重な施設ということになるのでしょう。
基地内の機械設備。
当時としては最先端の技術だったのでしょうね。
レンガ造りということで、やはり積み方に注目してしまいますが、長手だけが表面に出ています。
「イギリス積み」「フランス積み」ではないのですね。
これは・・・何かな?
駅逓所でしたか。
「糸櫛別」とは、標津町西部、下の地図のあたりにあった地名で、標津町から、「根北峠」という峠を越えて、斜里町へ通じる道路沿いの駅逓の歴史が、こうして表示されています。
戦前から戦時中にかけては、鉄道を整備して国鉄の駅を設置する構想もあったそうです。
(↓「糸櫛別」のあたり)
「ポー川史跡自然公園」の様子は、三回に分けて紹介します。