前回の「やよい公園」の側に、小さな洋菓子店がありました。
「グランベークイケハタ」さんという名前ですが、「イケハタ洋菓子店」ということで通っているお店だそうです。
「びっくりシュークリーム」というのが、何やら気になりますね。
こちらのお店は、昭和43年(1968年)開業で、以来五十年以上同じ場所で営業を続け、菊水の歴史と共に歩み続けているお店です。
昨年放送された「発見!タカトシランド」で、タカさんと、ゲストの鈴木福君が来店していました。
「タカトシランド」は、タカさんチームとトシさんチームが、毎回3軒ずつお店を回るのが基本で、この回のタカさんチームは3軒とも食べ物系のお店だったのだけど、福君の、大人顔負けの的確な食レポが素晴らしく、店員さんからも「素晴らしい」と言われていたのが印象的でした。
画像はお借りしたものですが、店頭でドカンと宣伝されていた「びっくりシュークリーム」。
二十七年前からある商品で、カスタードクリームと生クリームが入っており。かぶりついて食べる人もいるくらいの人気商品だそうです。
番組の中で、タカさんが店主さんから色々話を聞いていましたが、店主さん曰く、開業当時はケーキ屋さんがほとんどなく、何を作っても売れた時代だったそうで、当時は生クリームがほとんどなく、バタークリーム、バターが主流だったそうです。
今はすっかり生クリームやカスタードクリームが主流になり、それが当たり前みたいになってしまっている感があると思いますが、バタークリームのケーキというのも食べてみたいなと思いました。
もう一つ番組で紹介されたのが、開業当時からあるという「くるみクッキー」。
これだけを目当てに道内各地からお客さんが訪れるくらいの人気商品だそうです。
甘すぎず、何だか懐かしい感じがする優しい味で、正に菊水の街と共に歩んできたお菓子と言ってよいと思います。
更に少し歩いた所にある児童会館。
子供の頃、特に八雲町に住んでいたときは、児童会館をよく利用していました。
ここにも、白石区の歴史スポットの表示がありました。
今はすっかり住宅街になっていますが、酪農王国北海道の礎を築いた牧場の跡地ということなんですね。
宇都宮仙太郎氏の功績が色々と書かれていますが、表示板にないこととして、大正14年(1925年)に、現在の「雪印メグミルク」の基礎となる「北海道製酪販売組合」を組織したことや、昭和43年(1968年)には、北海道の優れた酪農家を表彰する「宇都宮賞」なる賞が創設されたということなどがあるそうです。
ここは、歩いていて偶然発見したのだけど、実は、仕事で、この牧場の流れを汲む道内某所の牧場さんにお世話になっていることもあり、記事にしてみました。