池袋駅東口にある「いけふくろう」の像。
待ち合わせの定番スポットとして広く知られており、私も、「遠足」で上京したときには、ここ以外の場所が効率的という事情がない限り、ここを待ち合わせ場所として活用しています。
初めてここを待ち合わせ場所にしたのがいつだったかは記憶にないけれど、このブログの記事では、この記事が一番古いものでした。
あれから11年。当たり前のように使っていたけれど、過去記事を読み返してみると、この場所の由来などについては触れていなかったようなので、この機会に紹介したいと思います。
こちらのとおり、設置されたのは昭和62年(1987年)と、決して「最近」ではないかもしれないけれど、かと言って、そんなに「昔」というほどでもないというところですかね。
私が初めて池袋に行ったのは、小学校6年生だった昭和60年(1985年)のことだから、そのときにはまだなかったということなんですね。
旧国鉄が民営化され、JR東日本が発足した昭和62年、「待合せの名所である渋谷駅のハチ公に対して、池袋駅にもシンボルを」との意見が出たことが、企画の理由だったそうで、どのようなキャラクターとするかを考えていく過程で、これは諸説あるそうですが、「池袋」の地名が、「ふくろう」が住んでいたということに由来するという説があったことから、「ふくろう」をモチーフにしたキャラクターとすることが決まったそうです。
素材となっているのは、安山岩の一種である「芦野石」という石だそうで、これは、当時の池袋駅の助役の一人が、この石の産地である、栃木県那須郡の出身であったことによるそうです。
平成18年(2006年)に、池袋第三小学校の生徒たちから寄贈された子供のふくろうの像には、歌が刻まれています。
メモしてくればよかったと後悔。「幸せ」「待ち合わせ」というワードは分かりますが、完全には読み取れません。
池袋界隈には、他にもふくろうに関するスポットが沢山あるそうなので、次回はそうしたスポットも散策してみようと思います。