以前から延伸を求める声が強かった地下鉄東西線。
まだ期成会設立の段階とはいえ、ここへ来て大きな一歩を踏み出すようです。
あくまで想定だけど、黒い線は、現在の東西線西側の起終点である「宮の沢」駅から手稲方面へ続く、「二十四軒・手稲通」という幹線道路。
この線を辿って行けばJR手稲駅に着くので、延伸するとすればこのルートが無難なのかな。
この路線と並走する国道5号はJR北海道バスの路線が充実しているけれど、冬の間は渋滞で時間もかかるし、地下鉄が延びれば、移動の選択肢も増えて利便性は向上しそう。
リンクしたニュースでは、手稲駅の先にある「北海道科学大学」の関係者も期成会のメンバーに入っているそうだけど、手稲駅周辺までの延伸が実現すれば、学生集めという点でも大きな材料となると見込んでいるということなんでしょう。
無論課題は山積だろうけど、普段利用する路線だけに、動向には注目していようと思います。
一年前のニュース記事なんだけど、札幌市内ではもう一つ、地下鉄の延伸について議論されている話があります。
札幌市内で唯一、JRも地下鉄も走っていない、清田区への延伸。
リンクした記事の画像だけ抽出しましたが、この区間は、札幌と室蘭を結ぶ大動脈である国道36号が走っていて、交通手段は路線バスだけなので、やはり延伸されると、手稲同様、住民の利便性は大きく向上するのだろうと思うけど、東豊線の場合は、現行ルートの乗降客がそもそも少ないという問題があり、そのこともあって、採算的にどうなのかということが大きなネックになっているようです。
加えて、北海道日本ハムファイターズが札幌ドームから撤退し、コンサドーレ札幌の試合と大物アーティストのコンサートぐらいしか大きなイベントがなくなったことも、大きな問題となっているようだし。
北海道新幹線や、昨日紹介したバスターミナルの開設、そして地下鉄の延伸議論。今後の札幌の交通網がどう変わっていくのか、注視していきたいと思います。