札幌の中心部に、昔ながらのレトロな外観のビルがあります。
「ビルヂング」という表記からして、古き年代を感じます。
こちらのビルは、昭和29年(1954年)、当時日本の最大産業であった石炭産業で財を成した「羽幌炭鉱鉄道」が建築した歴史あるビルで、外壁は雨風や摩擦に強い御影石が使われ、ドアの取っ手は真鍮、内壁は徳島県産の大理石が使われています。
場所は中央区の大通西5丁目。札幌市内でも一等地であるこの場所に建てられた、当時としては巨大であった7階建てのこのビルは、商社や石油会社、銀行など一流企業が集まり、「軍艦ビル」とも称されたとされています。
そんな歴史あるビルの1階に、小さなギャラリーがあります。
「大通美術館」。
絵画や写真、陶芸など様々な展示を開催されており、入館料は無料です。
私が行った日は、写真展が開催されていました。
さすがに全部は紹介できないので、求められたアンケートで、私が印象に残ったと書いたものを紹介します。
夜空に大輪の花を咲かせる花火。私も何度か間近では見ましたが、ここまで綺麗な写真を一度でも撮ってみたいと思い続けています。
下の三枚の組写真は、穏やかな海の景色に、懐かしい雰囲気と安らぎを感じました。
もう一つ、絵画展も開催されていました。
私は絵心も全くないですが、それだけに、このような素晴らしい作品には、心引き込まれる気がします。
さて、先程、このビルの紹介で、「内壁は徳島県産の大理石が使われています」と書きましたが、この日は日曜日で、この美術館しか開いていなかったので、ビルの中を詳しく見ることができませんでした。
近いうちに、平日(休暇を取ることになるけど)に再訪して、中を見学してみたいと思います。