JR岩見沢駅前の商店街。
今となっては懐かしいとさえ思えてしまうようなアーケード街が広がっています。
函館駅前の大門地区はアーケードが撤去されてしまったけれど、私はアーケード街は大好きなので、今後も残していってほしいと思います。
そんなアーケード街の一角にある古い建物。
昭和2年(1927年)の建築だそうですが・・・、
「そらち 炭鉱(ヤマ)の記憶マネジメントセンター」という施設。
今ブームの「炭鉄港」の文字が入った幟も掲げられています。
早速入ってみましょう。
ここは、「炭鉱の記憶推進事業団」というNPO法人が運営する施設で、入口から入ると、まずはグッズを販売するスペースが。
少しボケちゃいましたが、奥の方は資料展示スペースになっています。
ここへ行ったのは8月11日だったのだけど、ちょうどその日から、北海道の石炭産業を支えた蒸気機関車の写真展が開催されています。
私は直接間近で見たことはないけれど、「デゴイチ」ことD51の迫力は相当なものがあったのでしょうね。
現在の空知総合振興局管内は、石炭産業によって発展した地域なだけあって、旧国鉄をはじめ、石炭の運搬や、炭鉱住宅街の人々の生活のために作られた路線が多く存在していました。
炭鉄港ブームの一環で、そうした廃止路線の跡地探索に訪れる人も多いようです。
上の回には、SLをはじめとする様々な模型が展示されています。
「弁慶号」って聞いたことがあったけれど、アメリカから輸入された機関車だったんですね。
「弁慶」だけでなく、「義経」とか「光圀」、「静」なんて名前が付いていたというのも興味深いです。
三笠市内を走っていた、旧国鉄「幌内線」の「唐松」という駅の旧駅舎。
幌内線の廃止によって、昭和62年(1987年)に廃駅となりましたが、地元有志により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示、看板のかけ替えが行われ、現役当時の雰囲気を今に伝える形で残されています。
炭鉱を象徴する施設でもある、この「櫓」が、炭鉄港ブームにあって、多くの人たちの注目を集めているようです。
なかなか現地に足を運ぶ時間が作れませんが、ぜひ一度、どこかの施設を観に行ってみたいと思っています。