北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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地下歩道美術館2

2020-07-23 10:53:09 | 札幌

 

地下鉄東西線の大通駅とバスセンター前駅を結ぶ通路の途中にある「地下歩道美術館」。

以前一度紹介しましたが、これまでは、釧路へ戻るときに利用する「中央バス札幌ターミナル」の最寄出入口に近い所までしか観たことがなかったので、先日、初めてその先へ行ってみました。

 

 

「こども壁画」ですか。

どんな画があるのでしょう・・・。

 

 

 

これは・・・、色で物を表現しているということでしょうかね。

 

 

ということで、じっくりと観ていきましょう。

 

 

 

観ていて、色ってこんなにバリエーションがあるのだなと思わさります。

 

 

 

 

様々な色使いにより、お子さんたちが一生懸命に頭に描いたものを表現しようとしているのが伝わってきますね。

 

 

続いてこちらは・・・?

解説がないので、観る側も色々と想像を膨らませることができそう。

 

 

 

国とか都道府県の形のようにも見えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

描く側と観る側の感性がぶつかり合い、何を表現しようとしているのか想像を膨らませ、それをベースにして楽しむというコンセプトなのかなと勝手に思ってしまいましたが、正解がないからこその楽しさ、面白さというのはきっとあると思います。

前半の色のイメージもそうですが、お子さんたちが自分なりの感性で一生懸命に描いたものを、我々大人がどう受け止めていくかということが問われているのでしょうね。

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あそぶべ公園

2020-07-22 19:22:35 | 札幌

 

札幌の中心部「サッポロファクトリー」の近くにある公園。

 

 

どこにでもある、ごく普通の児童公園という印象ですが、

 

 

紹介したかったのは、この名前。

「◯◯するべ」というのは、「◯◯しよう」という意味の北海道弁で、それが丸出しの名前が、強いインパクトを与えています。

現在この辺りは、タワーマンションも何棟かあるようなマンション街ですが、ここで遊ぶようなお子さんたちは果たしてどのくらいいるのかな・・・。

因みに、少し調べてみたところ、このネーミングは、設計に携わった方達の発案が通ったものなんだそうです。

 

 

公園の一角には、アジサイが咲いていました。

遊具中心の公園だけど、たとえ一角だけでも、綺麗な花が咲いていたら、気持ちも和むというものでしょうか。

 

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すずらん街

2020-07-21 19:54:01 | 札幌

 

札幌中心部のアーケード街「狸小路」。

アーケードがあるのは西1丁目から西7丁目までですが、西7丁目だけが屋根の形状が違っているので、何だか別なアーケード街のようにも思えます。

 

 

アーケード街で注目してみた電柱の表示。

これは普通に「狸小路」とありますが、

 

 

こちらには「アーケード」とあります。

地名が表示されるのが通例なだけに、これは珍しいと思います。

 

 

西7丁目を出て、反対側の西8丁目から一枚。

 

 

こちらは、西7丁目の出口から西8丁目方面へ。

 

 

そこで注目したのが、この街路灯。

 

 

この模様。

これは「すずらん」の花ですかね。

これだけ見ると特段気にも留まらないのかもしれませんが、実はこれは、この狸小路の歴史を物語っているものでして、昭和2年(1927年)、まだアーケード街になる前の狸小路5丁目に、すずらんの形をした「鈴蘭灯」という街路灯が設置されたことがきっかけで、そこから、この辺りが「すずらん街」と呼ばれるようになったという歴史があるのです。

当時設置された街路灯で現存している物は一つもなく、「すずらん街」という通称も、札幌の歴史に関する本などで見かけるのみになってしまっているようですが、このような新たな街路灯が設置されていることで、そうした歴史が語り継がれていかれればよいのかなと思います。

 

 

なので、個人的には、商店街の名前にも「すずらん」を入れてはいかがかなと思うのですが。

 

 

このような模様のもあります。

 

 

 

 

西8丁目から先は、アーケードもなく、ごく普通の街路ですが、せっかくの歴史が埋もれてしまうのは寂しいことだと思います。

街路灯の模様だけでなく、何らかの形で「すずらん街」という名称が表示されるような取り組みができるとよいのですが。

 

(この記事で紹介した区間)

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一路線しかないバスターミナル

2020-07-20 21:04:13 | 札幌

 

 

 

昨日の記事でも触れた「二十四軒・手稲通」。

現在では西区と手稲区を結ぶ幹線道路ですが、二十四軒の開拓が始まってしばらくの間は一面の原野で、この道も、所謂「けもの道」的な状態だったことがあったそうです。

現在からは想像もつかない話ですね。

 

 

その「二十四軒・手稲通」の地下に、「宮の沢」駅から「二十四軒」駅までの区間、地下鉄東西線が走っており、地上にはバスターミナルが設置されています。

 

 

なんですけど、そんなに広くもなく、待合用の椅子も少ないですね・・・。

 

 

そうなんです。

実はここ、「バスターミナル」と言っておきながら、通常時に運行しているバスは、一路線しかないのです。

一路線しかないということが、少年時代の私にとっても大変興味深く感じられ、札幌に移ってきた小学校5年生のとき(昭和59年(1984年))の夏休みの自由研究で、札幌の交通機関について調べたときには、このことも話題として取り上げた記憶があります。

ここのターミナルを発着しているのは、地下鉄南北線の「北24条」駅までを結ぶ路線ですが、この路線の沿線にいとこの実家があり、かつては、遊びに行くのに何度か利用したことがありました。

因みに、「通常時に」と書きましたが、札幌競馬場で大きなレースが開催されるときには、このターミナルと競馬場を結ぶ臨時バスが運行しています。

 

 

地下鉄「二十四軒」駅。

住宅街ですが、隣の「琴似」と比べると、乗降客はそんなに多くないように思います。

 

現在、札幌の地下鉄駅の中には、昭和47年(1972年)の札幌冬季オリンピックのテーマソングだった、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」が流れている駅があります。

二十四軒駅もその一つでして、映像は違う駅ですが、雰囲気を味わっていただければと思います。

 

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街路を彩るラベンダー

2020-07-19 16:05:25 | 札幌

 

札幌の自宅近くで。

歩道にラベンダーが植樹されています。

 

 

 

続いて少し離れた所。

 

 

中央分離帯にも植樹されています。

 

 

西区から手稲区へと繋がる幹線道路の「二十四軒・手稲通」。

 

 

昨日の記事でちらっと触れましたが、実は、北海道内におけるラベンダー栽培は、有名な富良野ではなく、ここ札幌が発祥なのです。

南区の「南沢」という地域が「ラベンダー発祥の地」を掲げて大々的にPRしていまして、それは、東京に本社のある「曽田香料」という会社が、昭和15年(1940年)に、南沢に農場を開設し、そこでラベンダーの栽培がおこなわれるようになったということなのですが、実はそれ以前、昭和13年(1938年)、同社の札幌工場が、現在の二十四軒に設立され、翌年、その付属農場でラベンダーの栽培が始まったとされています。

つまり、本当の「発祥の地」は、この二十四軒、当時の「琴似村」ということになるのです。

では、その工場と付属農場は、現在のどの辺りにあったのかということなのですが・・・、残念ながら、今のところ、それを特定できる資料を見つけられてはいません。

でも、これは本当に興味深いネタなので、ぜひとも突き止めたいと思います。

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