8/14(火)
81
何本もジブリ作品再生すその時々の自分重ねて(た)
82
大ぶりのスイカをかかえ家路(みち)急ぐ立(たち)葵(あおい)咲く路地に吹く風(ま)
81同年代の人には多いのではないか。自分が観た記憶と、子どもと観た記憶とが重なっている。
宮崎駿は、漱石のような「国民文学」だ、と高橋源一郎が言ってたけど、納得。
スタジオジブリの作品の中で妻と初めて一緒に見たのは『風の谷のナウシカ』だった。
劇場で妻と一緒に観たのは『もののけ姫』。
82は、妻が実家から出て姉の家に行っている時期(8,9月)に、果物を持って坂道を下りていった記憶を書いたもの。夏の終わりの風景が病床にあった妻(この頃から抗がん剤治療の副作用でしんどくなっていく)の記憶と重なって思い起こされる。
書いておいて良かった、と思う風景の一つ。