タイの首都バンコク ラチャブラソンで20人超える死傷者が発生した大規模TNT(トリニトロトルエン)爆弾を使用したテロです。政情不安軍事政権の現状を生々しく表し今後、タイ経済と観光に大打撃を与える犯行です。日本人を狙ったものでは無いとしてもテロに対して無防備で地政学的リスクの高いアジア経済圏では資本の移動のみに特化したほうが良さそうです。爆発現場ラチャブラソン交差点は外国人ショッピング中心部で一歩間違えれば日本人客も多数巻き込まれていたかもしれません。爆弾テロは気を付けていても回避できるものではなく「君子危うきに近寄らず」です。いずれにしても社員の生命をかけるほどの利益が上がらない4000社の日系該当企業は新憲法作りで国民に新たに負担を強いるタイ軍事政権国家から社員に死傷者が出る前にすみやかに撤退すべきでしょう。
以下コピー【バンコク時事】タイの首都バンコク都心の繁華街で17日午後7時(日本時間同9時)ごろ、爆発があり、救急当局などによると、19人が死亡、117人が負傷した。
死者は27人に上るという情報もある。警察は、簡易爆弾(IED)による爆発だと説明している。昨年5月のクーデターで軍事政権が実権を掌握して以降、首都で大規模な爆弾テロが起きたのは初めて。 また、日本人1人が事件に巻き込まれ負傷したとの情報があり、在タイ日本大使館が確認を進めている。
ソムヨット国家警察長官が記者団に語ったところでは、バンコク中心部にあるエラワン廟(びょう)の敷地内にあるフェンス付近で、何者かが仕掛けた約3キロのIEDが爆発した。死者には中国人とフィリピン人が含まれているという。
エラワン廟は大勢の観光客でにぎわう観光スポットで、現場からのテレビなどの映像には、爆発と同時に大きな火の手が上がり、近くを歩いていた人々が逃げ惑う姿が映し出された。炎上するバイクや、爆発で負傷したとみられる人々が倒れている様子も見えた。
政府副報道官によると、プラユット暫定首相は治安当局に対し、事件の調査とともに「治安維持を最優先に」取り組むよう指示した。