五里霧中の中、プロ野球が今週19日に開幕しますが、今年のプロ野球は例年以上にホームランを量産する攻撃力、ソフトバンク対広島カープ練習試合、飛び出したランナーを一塁送球1.4秒で刺した“甲斐キャノン”のようなメジャー級の守備力が注目されそうです。実践不足の先発投手陣が3点ぐらい取られるのは常態化するかもしれません。いずれにしても、打ち合いはファンを楽しませてくれるはずです。
以下抜粋コピー
プロ野球は14日、巨人、ロッテを除く10チームが練習試合の日程を終えた。大幅に延期された20年シーズンの開幕まであと4日。12球団監督が練習試合を総括した。 ▼巨人原監督(3勝5敗2分け) オーダーは、きちっという形ではいまのところまだ言えない。(相手投手の)左右で、例えばツープラトン的なことも考える必要がある。結論はまだ出ない。
▼DeNAラミレス監督(4勝4敗4分け) 全体的に良かった。先発は全体的に80%近くまで状態を上げ、救援は安定していた。野手も好調を維持している。これをキープして今後もケガなくやってもらえれば。
▼阪神矢野監督(5勝3敗3分け) 開幕を迎えるに当たって、大きな不安があるような感じではない。ひと通りやりたいというか、チームとして必要なところはできた練習試合になったと思います。
▼広島佐々岡監督(4勝7敗) 投手が打たれることもあるし、野手が打てないこともあった。長いシーズンでは切り替えが必要。一試合一試合やるだけ。長い準備期間でやってきたことを出していきたい。
▼中日与田監督(4勝6敗2分け) 大きなケガ人が出なかったことが一番。先発は競い合いながら、いい形になってきた。選手に負担がかかるシーズン。うまく選手を併用して日々、入れ替えていきたい。
▼ヤクルト高津監督(2勝7敗2分け) “こんなんじゃ駄目だ”と思った部分もある。チーム力を上げようとしている最中なので、しょうがない部分もあるが、甘いことも言っていられない。
▼西武辻監督(8勝1敗1分け) 先発投手に安定感が欠けた。打線は良くなった。いろいろ試してケガ人もなかった。外野は川越、鈴木が出てきたね。勝つに越したことはないが、若手の台頭が良かった。
▼ソフトバンク工藤監督(6勝5敗1分け) いろいろ試すことができた(6月の)12試合だった。攻撃陣も投手陣もコーチがしっかり考えてやってくれた。これをシーズンに生かせるように頑張りたい。
▼楽天三木監督(6勝3敗2分け) 開幕に向けた調整や確認ができた2週間だった。不自由なことも多い中、真摯(しんし)に取り組んでいる。チームが一つになっている。シーズンでは勝たなければいけない。
▼ロッテ井口監督(3勝7敗2分け) 開幕カードに投げる石川、種市、美馬は修正点もあったが、それなりに球数を投げられた。開幕へ上がっている。(この日は)シーズン中の左投手の起用法を見据えられた。
▼日本ハム栗山監督(6勝3敗3分け) 本当に難しい調整だったけど、コーチがよく考えてきてくれた。(開幕が延期し)若手が成長する時間があったことは間違いない。若手も勝負しやすい環境になったはず。
▼オリックス西村監督(4勝4敗4分け) 打線は状態は良くなっている。あとは、どう点に絡めるか。投手陣は調整というところで球数を投げられないので、一回り目は球数をしっかりと考えていかないと。
【チーム打撃成績】
○パ・リーグ 西武 10試合 打率.298 69得点 108安打 16本塁打
ソフトバンク 12試合 打率.269 53得点 111安打 10本塁打
楽天 11試合 打率.269 63得点 104安打 15本塁打
ロッテ 12試合 打率.252 50得点 99安打 13本塁打
日本ハム 12試合 打率.256 52得点 101安打 19本塁打
オリックス 12試合 打率.244 50得点 97安打 12本塁打
○セ・リーグ 巨人 10試合 打率 .267 51得点 92安打 12本塁打
DeNA 12試合 打率.233 56得点 95安打 16本塁打
阪神 11試合 打率.220 40得点 77安打 10本塁打
広島 11試合 打率.223 49得点 80安打 10本塁打
中日 12試合 打率.275 53得点 113安打 17本塁打
ヤクルト 11試合 打率.232 40得点 82安打 11本塁打