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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

ベルギー その3 (デルビュイ)

2006-10-10 10:51:16 | ベルギー
3日目の宿泊地、デルビュイに到着です。

ちょっと小高い丘の上にある町で、世界一小さい町と言われ、同時に美食の町としても
知られています。
本当に小さくて、30分もあればぐるっと一周できます。


中世の町並みってどこもそうですが、ここも道幅が狭くて、車で走るのが大変です。
確かにその時代は馬車が通っていたわけで、車が通ることなんて想定外ですからねー。
この風景も、車より馬車が似合いますよねー。


この辺りには可愛いお土産やさんが並んでいます。
石畳がいいですよねー。

当初、ここから少し離れた村の、星付きのオーベルジュに泊まりたかったのですが、
2ヶ月前の予約では流石に取れませんでした。
んー、取れないとなるとますます泊まりたくなりますよねー。
まあ、次回のお楽しみということで。


ここが今回泊まった「ホテル・カーディナル」です。
ほんと、普通のお家みたいでした。

実はここにはフロントはなく、少し離れた同系列のレストラン・ホテル「オステルリー・
ル・サングリエ・デザルデンヌ」に受付がありました。
ホテルの入り口にもそれらしきことが書いていないので、いったいどうやってチェックイン
するのだろう・・・?と、やや不安に。
近くのお土産屋の人に聞いたのですが、「I can't speek English」と一言だけ。
んーー、日本と似ているかも。。。

結局、看板に書いてある番号に電話したら、「フロントはこちら、オステルリー・ル・サングリエ・
デザルデンヌに来てください」
と言われ、荷物と車を置いて、てくてく夫が行ってきました。
して、ようやくチェックインできました。フーッ。
それにしても、携帯電話があってヨカッター。



バスルームです。

いかにもプチホテルっていう感じ。
広くはありませんが、なかなか綺麗でした。
ところで洗面台脇に電話があるけど、これはフロント(歩いて5分はかかります)には繋がるのかな??
使ってみればよかった。



街中にある肉屋さん。
この町はハム・ソーセージ類のお肉が有名らしいですが、このお店は観光客も押し寄せて
くるため、最初から切り分けてパックされているハム類もありました。

あっ、でも日本には持ち帰りできないんですよ!!ねっ!!ねっ!!


夕食は、てくてく歩いて「オステルリー・ル・サングリエ・デザルデンヌ」にて。
夫はここの名物料理の猪を。
野趣あふれる料理で、なかなか美味しかったです。
ちなみにこのホテル(レストラン)の名前は「アルデンヌの猪亭」という意味だそうです。

日本の皇太子ご夫妻もこちらを訪れていらっしゃるそうです。
写真が飾ってありました。


レストランがあるホテルのラウンジ。
食後はこちらでシガーをいただいたりします。

はく製が飾ってあったりして、猟師の館って風情ですよね。


朝食も、てくてく歩いて、同じレストランでいただきます。
夕食の時は川に面した席だったので気付きませんでしたが、デルビュイのお城を背景に
していてすごくいい眺め。



さて、あんなに期待して宿泊までしたデルビュイですが、実はちょっとガッカリの町でした。

街に着いて一番先に目にしたものは・・・、日本の某大手旅行会社の大型バス!!
こんなに小さな町に不釣合いな大きなバスが、何台もモータープールに・・・。
そしてバスから降りて、慌しく街を歩き回る日本の団体客・客・客。。。
ツアーによっては宿泊もあるらしく、どこも小さな宿ばかりなので、どうやら
分散して泊まるらしい。
幸い、我々のホテルには団体客は居なかったけど。
同じ日本人として、ちょっと申し訳ない・・・、という気分になってしまいました。

実はさっきのお肉屋さんの小さいパックは、こうした日本からの団体客が一気に
押し寄せて来て買いまくって行くために講じた策らしいんです。
私が買いに行った時はちょうど嵐が去った後らしく、お店の人も「フー、やれやれ」
という感じがアリアリで、あまりいい感じではありませんでした。

短い滞在時間での自由行動ですから気持ちはわかりますけど、やっぱり町の空気を
乱すことは止めてもらいたいなー、と自戒を込めて思ったのでした。
それでも、この町は現在、観光で成り立っているのでしょうから、仕方ないのかな・・・。
まあ、一度行けば十分かな、という町でした。

Fukunosukeはどうも予感していたらしく、やっぱりねっ!!と。。。



さあ、次はブルージュだ。

ベルギー その2 (ドライブ旅行)

2006-09-30 02:24:26 | ベルギー
3日目。
今日からは、レンタカーでの3泊4日のドライブ旅行。

ブラッセルは都会だけれど、ちょっと郊外へ出ると、まるで軽井沢の森のような風景が
広がります。
気候が似ているのかな?木々がすごく似ているように思いました。
聞けば、ベルギーはヨーロッパ一、面積に対して緑が多いのだそうです。
ほんと、きれい~!


友人夫婦が先導してくれながら、ちょうど今の時期だけしか見られないという
「ブルーベル」という野生のヒヤシンスが咲く、「アル(Halle)の森」へ連れて行って
くれました。

幻想的な風景に、ただただ感動!!!
シーンと静まり返った広い広い森には、見渡す限りブルーベルが咲き乱れています。


アップで撮るとこんな感じです。

日本ならきっと観光バスが押し寄せてきて、お土産屋とか出来ちゃうのかなー。
ここでは小鳥のさえずりしか聞こえません。
声がこだまします。
いいなー、こういうの。


ここで、お友達とはお別れ。
H夫妻には、ブッキングから何から色々と本当にお世話になりました。


さて、ここからは我々二人で地図と格闘の旅です。

先ず目指したのは「アンヌヴォア城」。
アルの森からは2時間弱くらいでしょうか。
途中、ナミュールという街からはムーズ川沿いに走るのですが、ずっと素敵な家が点在し、
ロマンティックで美しい景色でした。


「アンヌヴォア城」
とても美しい広大な庭園を持つお城でした。

この池にはきれいな白鳥がいるのですが、近づくと噛み付くらしく、凶暴で有名だそうです。
これから行かれる方は気をつけて!


お城から車で10分ほどのところにあるディナンという町でお昼。
この町は、城砦とサキソフォン発祥の地として知られるそうです。
上に見えるのが城砦ですね。
曇ってきた!


この町はけっこう有名なのですが、思ったより味気なく、個人的にはナミュールの方が
良かったな。
町の中心にはレストランが何軒かあって、川が望める眺めのいいレストランで休憩を
兼ねて昼食。
日頃すんごい食欲の夫が、サンドウィッチが食べたいと。。。
なんだか変~~。(ちなみに私はお肉でした
これが、この後の予兆だったとは・・・!!


ここから少し山に向かって走ります。
アルデンヌ地方には沢山のお城があり、いくつか訪ねました。

お天気がめまぐるしく変わってますねー。
これ、ベルギーの特徴だそうです。

「ヴェーヴ城」

新緑が映えますねー。
ところで、このお城はなんだか異様な「気」を感じてしまい、私は怖くなって逃げる
ように出てきてしまいました。
私には古城めぐりって無理かも?!


「モダーヴ城」
こちらのお城は、結婚式なども積極的にやっているそうですよ。
見学に来ているカップルもいました。

ここへは、地図がすごくわかりにくく、お店などで道を聞いても英語が通じなかったりして、
辿りつくのが大変でした。
そのため、夫は疲れたのか珍しくちょっとご機嫌斜め。
「本当にどうしても行きたいのー?!!」という夫の無言の抗議をひしひしと感じ、
写真だけ撮ってそそくさと出てきた記憶しか、このお城に関してはほとんどありませーん。


さていよいよ、今夜泊まる「世界一小さい町」と言われている、デルビュイに向かいます。
ここでもまた道に迷いました。
ほんと、ベルギーは表示がわかりにくいったらありゃぁしない!


デルビュイに向かう途中。のどかですねー。
この時期は菜の花が満開でしたよ!




では、続く
(けっこうハイペースだ!←いつまで続くかな・・・)


ベルギー その1 (ブラッセル)

2006-09-27 23:23:00 | ベルギー
今回はhiyokoです。
最近、fukunosukeは水墨画に熱中しておりまして。。。
近いうちにこちらでもまた披露できるかと。。。

さて、もう4年前のことですが、ちょうど新緑のきれいな時期にベルギーを
旅しました。
今さらですが、写真がすごくきれいなのでアップすることにしました。
(hiyokoには不慣れな旅行記なので、のんびりと順次アップしていく予定では
ありますが。。。)


ねっ!!キレイでしょう~!!
溜め息ものの美しい国でした~。


スペイン同様、途中レンタカーを借りての移動型の旅でした。日程は、
    1日目 ブラッセル泊
    2日目 ブラッセル泊
    3日目 デルビュイ泊
    4日目 ブルージュ泊
    5日目 アントワープ泊

■何故ベルギーか?
ちょうどこの頃、hiyokoの同級生がご主人の赴任でブラッセルに住んでいて、この
年が赴任期間の最後で、ラストチャンス!だったので。

■時期はゴールデンウィーク。
当然エアチケットはバカ高く・・・。
で、その同級生に頼み、呼び寄せチケットを手配してもらいました。
ゴールデンウィークなどのように、日本だけが高い時期はゼッタイオススメです。
支払いはカードでOKですし、チケットも現地のエージェントから直接我が家に
配送してもらえます。

■今回、全日空のパリ行きを買うと、パリ-ベルギー(各都市)間の往復の乗り合い
タクシーが無料というので、迷わずこれに。(現地の特別チケットらしい)
最初はえーっ!って思いましたが、片道3時間、ウトウトするのにちょうどいい
距離でしたし、宿泊先まで送迎してくれるので助かりました。
目覚めた頃にはホテルに到着です。



さぁ、いよいよ、ブラッセルに到着です!!

ブラッセルでのホテルは、テレビ番組「旅サラダ」でたまたまチェックしていた
「Le Dixseptieme」(正しい読み方がわからず・・・)
入り口は全然ホテルらしくなく、うっかりすると通り過ぎてしまいます。(私が
立っているところが入り口)



事前にホテルの場所や雰囲気を友達に見てもらったところ、「とてもいい!」との
ことで、迷わず決定。
グランプラスのすぐそばという好立地で、こじんまりとしたきれいなお宿でした。



これは中庭。部屋へは中庭を通って行きます。
雨の多いベルギーでは、けっこう濡れちゃいますよね。




ロビー兼リビングルーム。
すごくセンスがいいんですよねー。




こちらは上の写真の右手側。
ほんと、素敵です。




着いてしばらくすると、お友達のご主人がお迎えに。
最初の晩は、お友達宅でご馳走になりました。
ちょうど時期に入ったホワイトアスパラ(美味しい~)を中心に、ベルギーならで
はのお料理を沢山作ってくれました。
■このホワイトアスパラ、すごく太くて、皮をむいてから15分くらいクタクタに
なるまで茹でると美味しくなります。
クタクタにするのが美味しいく食べるコツらしいです。

これは前菜。
真ん中辺りがホワイトアスパラ。他にベルギー名物の小エビなどなど。
そのほかにもお嬢さんと二人で美味しい物を沢山作ってくれていました。
Aちゃん、感謝!感謝!



2日目の朝。
近くのグランプラスまでお散歩。

予想より小さくてビックリ。
でもなかなか風格があって、素晴らしかったです。
夏のフェスティバルにはここが一面花で飾られるらしいです。



これは、グランプラスの一角にある「市庁舎」
お天気に恵まれました。(でも、ベルギーはお天気が一日の中でもコロコロ変わる
ので、喜んでばかりいられないのです。。)




■朝食後、お友達がお迎えに。
ブラッセルの代表的なところを案内してもらいました。

これはヨーロッパ最古のショッピングアーケードの一つ、「ギャルリー・サン・デュベール」。
ホテルからすぐでした。

素敵なカフェカーテンを発見!日本では見ないような可愛いものが沢山あり、3枚
も買ってしまいました。

■ちなみに私、普段は「迷ったら買わない」主義ですが、海外では「迷ったら買
う!!」これ、鉄則です。
故に、3枚も買ってしまったわけですね~!



出たーー!世界三大ガッカリの一つ「小便小僧」。
この日は、退役兵のおじいさん達がイベントをやっていて、小便小僧もミリタリー
ルックでした。

小便小僧はたーくさんの洋服を持っていて、展示室もあります。
それなりに可愛かったですよ。

Fukunosuke>>
「世界三大ガッカリ」って、そうだよなー。JR浜松町駅の小便小僧と何も変わらない
しなー。ところで、後の2つって何だ? ドイツW杯の日本チームと原巨人か?


これは、この付近のお土産屋さん。

鎌倉の大仏とか、東京タワーとかと発想は同じですね。
どこにでもこういうのあるんですねー。



レストランが密集している小道「イロ・サクレ」で昼食。
名物ムール貝とフリットをいただきました。
本場のフリット、わかってはいましたが、まぁ要するにフライドポテトです。。。
(ってか、そのまんま)

ムール貝も、牡蠣と同様「R」の付く月が季節だそうです。
でもベルギーでは名物なので、1年中お店のメニューにはあるそうですが、地元の
人は季節以外は食べないそうです。(季節はずれのムール貝はニュージーランド産
だそうですよ)


ベルギー名物のワッフルを食べる。

ワッフル屋の近くはどこもすごくいい匂いがして、立ち止まらずにはいられません。
これは、ベルギーでのはじめてのワッフル。
超ウレシ~~イ!!実はすごいにっこり顔~!!
それにしてもなんでもないお店なんですが、ディスプレーがお洒落。



日本でも有名なチョコレートショップ「ピエールマルコリーニ」の本店でお買い物。

日本のお店でもチョコレート以外の物が少し売られるようになってきましたが、
こちらには生ケーキも沢山ありましたよー。
どれも美味しそう!
実はこれもすご~いニッコリ顔~!!


その他、美術館やアールヌーボーの館「オルタ美術館」などなど、色々案内して
もらいました。

美術館とは言っても、アールヌーボー建築の第一人者オルタさんが住居としていた
建物です。

ベルギーといえば「食」で有名な国。
いったんホテルに戻り、お友達夫婦と4人で三ツ星レストラン「コム・シェ・ソワ」
で夕食。

これは鳩だったかな?
もちろんとても美味しいのですが、いやいや日本のフレンチもかなりのレベルだと
いうことを改めて感じました。

■でも、この旅行で一番美味しかったのは、アントワープの星無しのレストラン
でしたー。
やっぱりこの国、奥が深い??





たぶん続く。