Fukunosukeです。
ジ・オベロイ・バリ。
リゾートとしてのバリを語る上で、欠かせないホテルの筆頭だと思います。
ジ・オベロイ・バリ。バリ・リゾートの原型
バリで40年以上の歴史を誇るこのホテルは、バリのリゾートとしての歴史を作ったホテルのひとつだと思います。なんて、そんな昔のことは何も知らないので偉そうなことは言えないのですけど。
ジ・オベロイ・バリはスミニャックビーチ沿いに建っています。ロビーを抜けて敷地内に入ると、必ずこの景色(像の後ろ姿)が目に入ります。なぜゲストに背を向けて建てたのか。
多分ですけど、海からやってくる悪魔を見張っている神様なんだと思います。
フォーシーズンズ・ジンバランを古株というなら、ジ・オベロイ・バリは老舗。建物もクラシックで、今時感は微塵もありません。もちろんそういうのは求めていません。ここに来るのは、この歴史を味わうためです。
フォーシーズンズ・ジンバラン同様、古い分、ゆとりのある造りです。広い敷地のあちこちにヴィラやレストランが点在しています。
フォーシーズンズ・ジンバランと違うのは、敷地内を移動するためのバギーが無いこと。敷地内は全て徒歩になります。でも、それは全然苦ではありません。よく手入れされた庭を歩くのは、それだけで旅の思い出になるくらい素敵なことです。
プールの前は舞台になっていて、夜になると一流の舞踏団によるバリダンスのショーが行われます。ホテルのショーとしてはかなり本格的です。
とても有名なプールのパラソル。バリの紹介記事や映像で誰もが一度は見たことがあるはず。
プールはこんな感じです。そういえば入ったことがない。hiyokoは浮き輪でパブリックプールに入るのが恥ずかしいのです。
ガーデンに関しては、フォーシーズンズ・ジンバランとジ・オベロイ・バリが双璧だと思っています。ジ・オベロイ・バリの庭はフォーシーズンズ・ジンバランとはまた違う趣。よい機会なので紹介していきます。
ホテル前の車寄せ。いかにも南国のリゾート。
ここを通り抜けるとロビーになります。
思い出しちゃうなー。海から吹く風が心地良いのです。
ヤシの木の高さ、幹の太さがリゾートの歴史を思わせてくれます。
この空きスペースにいくらでもヴィラが追加できそうなくらい。でもそうしない。贅沢です。
こういう庭を、一年中庭師が手入れしています。だからこんなに美しく保たれている。勝手にきれいなわけではないんです。
やはりフォーシーズンズ・ジンバランとは全然違う。バリらしではオベロイの方がバリらしい感じがします。
と、ここまで写真を整理してすごい発見をしました。
フォーシーズンズ・ジンバランとジ・オベロイ・バリの庭の違い。それは、「ジ・オベロイ・バリには椰子の木があって、フォーシーズンズ・ジンバランには無い」ことです。これは決定的な差。
考えてみると、バリのホテルの庭で椰子の木がない所って珍しいと思います。フォーシーズンズ・ジンバランを”素敵だけどバリっぽくない”と思ったのはそれが原因の一つだと思います。でもそれがフォーシーズンズ・ジンバランの垢抜けた印象の要因とも思います。15年越しの謎が解けてスッキリしました。
ホテルの前はスミニャックのビーチ。プライベートビーチではないので、いつも住人が往来しています。それがまた日常っぽくていいんです。
クタから続くスミニャックビーチはバリの西海岸になるので夕日がとてもいい。
こんな風にビーチベッドで夕日が沈む時間を過ごします。
こういう、時間の無駄遣いみたいな旅が好きなのね。
夜のジ・オベロイ・バリ。
ジ・オベロイ・バリには2回泊まりました。とても素敵なホテルです。歴史のある庭や建物は新しいホテルにはない味わいがあります。
10年前の感想なので今はどうかわかりませんが、もう一つの素晴らしさはスタッフの質の高さと思います。当時はバリの中でもベテランスタッフが多いホテルとして知られていました。フレンドリーではあってもくだけておらず、英語もネイティブの様にきれいで身のこなしもスマート。何というか、執事みたいです(執事なんて会ったことないですけど、バットマンのアルフレッドのイメージ)。それなりにゲストの背筋も伸びますが、こちらもそれにふさわしい振る舞いをする方が優雅な気分で滞在を楽しめるように思います。東南アジアのリゾートホテルでそんな気分になれる所って他にあるのかな。
というわけで、ヴィラ紹介までたどり着きませんでした。次の回までお預けです。
バリまとめ:目次