ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

小嶋いず美先生出版記念パーティー

2011-03-31 21:16:57 | その他
hiyokoです。



皆さま、その後いかがお過ごしでしょうか。
私は、まだ時々起こる余震に緊張しながらも、かなり普通の生活に戻りつつあります。
ただ、福島原発の成り行きは、かなり嫌な感じがしていて、気が抜けません。


さて、今回の震災では、一人一人それぞれにドラマがあったのではないかと思います。


私はこの日(まさに震災の当日です)、以前お世話になっていた紅茶教室の小嶋いず美
先生の出版記念パーティーがあり、恵比寿のフレンチレストランにいました。
今日は、ちょっとそのパーティーのことを書いてみようと思います。







数年前までお世話になっていた紅茶教室小嶋いず美先生が、念願の
本を出版され、記念のパーティーを開かれるとのことで、3月11日、
恵比寿のフレンチレストランまで出かけて行きました。



プレートの下、先生のイメージにピッタリの愛らしいアレンジ。



会場は「ドゥ・ロアンヌ」。フレンチの名店「シェ・イノ」の姉妹店で、先生のお気に入りのお店です。

いつか出版パーティーをすることがあったら、絶対にこちらで!と決めていたそうです。


受付には先生のご著書「フルーツでお菓子と保存食」が。

先生の美味しいレシピやちょっとしたコツが、みーんな載っているそうです!


先生のお祝いに、大勢の現役&卒業の生徒さんが集まりました。
先生もスタッフの方々も、そして生徒さん達も、みんなみんな、本当に嬉しそう。
明るくて素敵なパーティーになりました。

一番左が小嶋先生。


岡本シェフのご挨拶。美味しいお料理ありがとうございました!



何人かのごあいさつの後、いよいよお食事が始まります。
先生としては、全員を招待したいと心から思ったそうですが、そうすると、お祝いはどうしましょう?
って、却って皆さんに気を使わせてしまうので、思い切って会費制にさせてもらいましたとのこと。
その方がもちろんこちらも気が楽です。
というか、、、、この会費では申し訳なかったと思うような素晴らしい内容のお食事でした。
しかも、先生のご本のお土産付きです。


お料理はどれも、先生の本にちなんで、どこかにフルーツを使ったもの。とっても美味かった!!






デザートは、ロアンヌのシェフと相談しながら、先生のレシピを参考に。これもフルーツ満載。


この大きなケーキは、レストランからのプレゼントだそう。もちろん我々の口にも~♪



食べる事に夢中で写真を撮り忘れましたが、先生が作られた小菓子数種もありました!!



宴もたけなわ、抽選会です。
賞品は、先生の手作り苺ジャム!!!
これは、フツーのジャムではありません。
以前、この苺ジャムを口にして、あまりの美味しさに驚嘆。
これをもっと食べたいばかりに、コーヒー党の私が紅茶教室に入ってしまった、それくらい
夢中にさせてくれる美味しいジャムなんです。
興奮しないわけがないです。
欲しい、欲しい、欲しい、欲しい~~~~~~、欲の塊の私に当たるはずないですね。(笑)
抽選はあえなく撃沈でした。(欲深い私は、抽選に当たったことが一度もないです…)


ジャムが当たらず、シュンとしていたそんな頃、、、、。
地震!!!!!
最初は、あれ?揺れてる???
そのうち、あれあれ??あれーーーー!!!!
みなさん、テーブルの下に避難したりして。
シャンデリアは大きく、大きく、揺れてます。
長い、長い、大きな揺れでした。
これまで経験した事のない大きな揺れに、かなりうろたえました。。


ただ幸いな事に、レストランは被害もなく、あれだけ揺れたのにグラス一つ割れませんでした。
鉄筋のビルの一階だったのが幸いしたのかもしれません。
パーティーに参加していた方々は、皆さん案外、楽観的だったと思います。
揺れが収まって、「怖かったわねー」なんて口々に話していたものの、携帯が繋がらないこと以外、
さほど緊迫感はなかったですから。
すぐに余震があったりしましたが、やや落ち着いて、宴もお開きとなりました。


その後も皆さん、先生と記念撮影したり談笑したり、いたって和やかムード。
私も、先生とちょっとお話しして、スタッフの皆さんと一緒に写真を撮ってもらったりしました。
(「今となってはそんな呑気な、、、」と言われそうですが、これがその日その時の東京恵比寿の
 実際なのです、、、。)



気をつけて帰ってねー、なんて先生に見送られながら、お店を後にしました。






恵比寿駅に着いてみて、JRも地下鉄も動いていない事を知ります。
乗り継ぎ駅の渋谷まで歩けない距離ではないですが、渋谷行きの都バスに乗れたので飛び乗ったら、
ただいま指示待ちで、停まっていると。。。
タクシー以外の交通機関が全く機能していない事をここで知ります。(その後、しばらくしてバスは
動き出しましたが、今度は大渋滞!)


そのとき、ハッとしました。
この日のパーティーは、生徒さんを主体としたお昼の部の他に、お仕事関係を主体とした夜の部も
あるのだということを思い出したのです。


先生の晴れの出版パーティー。
夜はどうなってしまうのでしょう。。。
心配で仕方なかったのですが、もちろんお聞きすることはできません。
それから数日して、なんとなくネットで確認してみたところ、こういう記事を見つけました。
パーティーは残念ながら、予定通りには行かなかったようですが、岡本シェフはじめ親しい方々に
囲まれて、思い出に残る夜を過ごされたようです。
とはいえ、先生のお気持ちを考えると、涙が出そうでした。。。


私もこの日の出来事は一生忘れることはないでしょうし、人生で一番思い出に残るパーティーと
なったことは間違いないでしょう。





あの日から明日でちょうど3週間。
手元には、お土産でいただいた先生のご本「フルーツでお菓子と保存食」があります。
先生の気持ちがいっぱい詰まった素敵なご本には、大好きな苺ジャムの作り方も載っています。
秘伝の苺ジャムの作り方も、包み隠さず全て書いてくださったそうです。
これからは少し苺が安くなってくるので、思い切って作ってみようかなー。




先斗ポン太さん個展

2011-03-23 21:23:51 | その他
hiyokoです。



まだまだ余震の続く不安な日々、テレビから流れる地獄を見ている様な衝撃的な映像の数々や
被災者の方々の辛い避難所生活、ご家族を亡くされたり家を失くされた方々の悲しみ、、、。
そして、福島原発事故により、命をかけて作業に携わっていらっしゃる方々やそのご家族、避難
を余儀なくされた地域の方々、、、
あの日以来、胸が押しつぶされそうな日々で、なかなか平常心に戻れない毎日を送っています。
被害の少ない東京に住む私でさえこんな精神状態であるのに、被災された方々の心情、辛い日々
を慮ると、心が痛むばかりです。
そんな中でも前向きに頑張ろうとされている被災者の方々に、逆にこちらが勇気をいただいています。
悲しみや苦しみから立ち直られ、一日も早く笑顔が戻られる事を心からお祈りいたします。
そのために私に何ができるか、日々考え、出来ることから一つずつ、取り組んでいきたいと思います。







震災後、数々のイベントが中止になっています。
この状態では、それはもちろん仕方のないことだと思います。
ですが、その日のために日々、一生懸命努力を続けて来られた方々のお気持ちを思うと、それも
本当にかわいそうな事だと、、、。


スキースクールを運営している友人から、今季は軒並み大会が中止になっており、大会優勝を
目指して必死に練習していたジュニア選手達が本当にかわいそうだと。
小6、中3、高2の冬は人生に一度だけ。。。
でも、今は気持ちを切り替え、子供達はまた来年に向けて頑張っていると、、、。


そんな話を聞いて、何となくモヤモヤしていたある日、個展のご案内が届きました。
先斗ポン太さんの個展 『*きんぎょ娘外伝*「私はここにいる」』です。
個展を開かれるということは、かなり前から聞いていました。
どうされるかなぁ、心優しいポン太さん、悩まれているだろうなぁと、気になっていました。
でも、ご案内をいただいて、とてもホッとしたのです。


そして昨日、いよいよ個展が始まり、早速、Fukunosukeと銀座に行って来ました。
先斗ポン太さんは、以前こちらでご紹介した浅見ハナさんのご主人です。


ネオンの消えた銀座。

まだ夜7時だというのに、驚くほど閑散としています。


考えてみたら、大地震以来、都心に電車で出かけるのは初めてでした。



会場である「ギャラリー海里」が入っているレトロなビル。



銀座松坂屋の裏手です。こんなビルがまだあるんですねー。



いい雰囲気ですよー。松田優作の探偵物語に出てきそうなビル。

地下は「TARU」という有名なバーだそうです。


近いうちに取り壊されるという話もあるとか。。。
何とか残して欲しいですねー。


さて、レトロな階段を上がっていくと会場です。
あ、ポン太さんがいます。

節電の折、照明も暖房も最小限です。



それでは、しばらくポン太さんの世界をご堪能ください。






       

       















どうですか。
良いでしょう~。
面白くて、あったかくて…。
塞ぎこんだ気持ちが、見ているだけで、明るくほっこりしてきます。



さて、ギャラリーの隣のお部屋では、奥様の浅見ハナさんの作品も数点展示しています。



なにかとても心を突き刺す作品でした。

前回の個展でも見ているはずなのに…。今の精神状態にピタッと合ったということでしょうか。


今回、浅見さん夫妻の友人でNY在住の画家、渡辺啓子さんの個展が隣の部屋で同時開催されています。

テーマは「星と人の間に」“Between Star and Man”。


私達とは食いしん坊仲間の料理研究家山田玲子さんが、レセプションのオードブルを担当。

渡辺さんと玲子さんは幼稚園の同級生。いなり寿司が意外性があって大人気。美味しかった!







こんなささくれだった気持ちの時だからこそ、絵画や音楽の必要性を感じます。
まだまだそんな余裕のない被災者の方々には本当に申し訳ないと思いつつ、、、。
私達夫婦も、この夜は少しだけ元気をもらって家路につきました。


ポン太さんの個展は30日まで開かれています。


銀座ギャラリー海里 〒102-0061東京都中央区銀座 6-11-10



報告

2011-03-14 18:40:19 | その他
Fukunosukeです。

この度の地震にて被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
またいまだ苦難の渦中にある皆さま、一日も早い復旧と平安が訪れますよう、
心よりお祈り申し上げます。

私どもは、無事に過ごしております。しばらく更新できませんが、
よろしくお願いします。



ビバ・ラスベガス02

2011-03-10 21:15:19 | その他
Fukunosukeです。


滞在中は、くだんの僻地ホテルに缶詰だったのですが、やはり“これぞラスベガス”
的なものを見たくなり、夜の空き時間に、シャトルを利用して中心部に出てみました。


いわゆる「ストリップ」といわれるエリアです。



むむ、なにやら巨大で派手な感じがにおうぞ。



おー、カジノがいっぱい見えてきた。



こっちでもピカピカ。



あっちでもギラギラ。



下品だなー。



シーザーがアメリカに来ていたなんて知りませんでした。むー。



なんでまたエッフェル塔が、、、。えげつないなー。



実物の2分の1あるそうです。ついでに誰か、スカイツリー
建てませんかね。



あちらでは、火山の大噴火があると思いきや、、、



こちらでは、超巨大噴水ショーで応酬します。



海賊もいれば、、、



セリーヌ・ディオンもいます。



んー。こんなに下品な街はみたことがないぞー。

お!左下の看板は、シルク・ド・ソレイユじゃないか!えへへ。




でも、すごい楽しー。歩いているだけでも十分面白い。



他にも、ピラミッドやスフィンクス、ニューヨークの摩天楼、ベネチア風街区など、
みょうちくりんなスポット満載です。雰囲気は、まさにディズニーランドみたいなん
ですけど、やはり何か違う。同じようなことをやるにしても、ここまで欲望をむき
出しにされると、下品を通り越してひたすら圧倒されるばかりです。


まったくアメリカってすごいなー。


危ないからおよしなさい!

2011-03-07 23:05:25 | その他
Fukunosukeです。


日曜日。hiyokoは代々木公園でのんびりお握りなんぞ食べてます。


公園でピクニックするにはまだ寒いですけどー? やや? 奥になんだかドームが見え
ますね、、、。



おー!? なんだ?テントっぽいですね。



これは、シルク・ド・ソレイユのクーザではありませんか!!



何でも、hiyokoのご学友の「文化活動」とやらで、皆でクーザを観に行く事になった
のだそうです。サーカス見物が文化活動かどうかは賛否ありそうですが、僕も連れて
行ってもらいましたので、文化でいいと思います。



そう言えば、シルク・ド・ソレイユを観るのって初めてだなー。ワクワク。



僕らの席は、とっても真ん中の前の方(青い印)。チケットを調達してくれた
Mさんありがとうございました。おかげで間近過ぎてとても怖かったです。



今日の演目。休息を挟んでたっぷり2時間。






さあ!開演です!!



  おー!


     わー!!


         うっそおー!!





、、、いまいち臨場感が湧かないですね。なにしろ写真撮影は禁止ですから。





では、イラストで解説しましょう。ワイドショーの法廷の実況風ですね。




ダブル・ハイ・ワイヤー。綱渡りです。おー!!


上段の綱の上に乗せた2台のチャリンコの乗り手の間に竿を渡して、その上に椅子を
置いて、その上にもう一人が座った状態で端から端まで移動します。その直下の綱
ではもう一人が縄跳びをします。

むぅ。文章で説明すると、、、やってることは救いようのないバカみたいだ。


けど、目の当たりにするとたまげます。すごいです。
※この日は調子悪かったのか、下段の縄跳び係はいませんでしたけど。





そして、圧巻だったのがこれ。ホイール・オブ・デス。


んー。絵の方はいまいち圧巻ではないですが、ともかく、演目名の“デス”は“今日は
給料日なので、ちょっといいものを食べたいです”の“です”じゃなくて、“Death”
ですよ、死!、、、いや、名前はどうでもいいですね。

高速回転する2つのドラムの上でライダーがジャンプしたり縄跳びしたり(また縄跳び
か(笑))、一歩間違えば死ぬんじゃないかと思われる大アクロバットです。

本当に手に汗を握りました。「凄い」を超えて「怖かった」です。

実は、1週間ほど前の公演で、実際にライダーが落下して大怪我する事故があったそう
なんです。出かける前、予習でもしようと思ってネット検索したら思わずその記事を
見つけてしまったので、観ている間は気が気じゃありませんでした。この時も、
縄跳びが引っかかってドラムの上でよろめくシーンがあり、こっちは危うく失神しそう
でした。


あ!見つけちゃいました! とりあえずこれを観てください。

こんな事をする人達は、世界一の親不孝者です。

「あんた達、そんなこと危ないからおよしなさい」と大真面目に叱ってやりたい。



公演後、放心状態の観客達です。





ともあれ、今日は事故がなくてよかった。ふう。




夜は、青山のAW Kitchenで夕ご飯。



今までで一番美味しかったバーニャカウダ。



シグネチャー・パスタのトロフィエのアラビアータ。



バベットステーキ。



とんでもないものを観てしまったためか、したたかに酔っ払ってしまいました。



他のやつは見たことないので、クーザがどれほど凄いかわかりませんが、
一生に一度は観ておくべきと思いました。

みんな気をつけて、怪我をしないようにね。