ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

年末のオーペシェグルマン

2021-12-30 15:58:58 | たべもの

Fukunosukeです。

 

年の瀬は、ほぼ毎年幡ヶ谷のオーペシェグルマンで二人忘年会をします。年中行事みたい。

 

 

シャンパンでお疲れー。

 

定番の人参のムース。ウニが乗っているのがポイント。うまー。

 

クネルは本格派。手間かかっていそうです。手間をかけるだけ美味しくなる。

 

 

さて、二軒目は焼酎で。え? もう二軒目ですか??

 

いやいや、まだオーペシェグルマンにいます。

オーペシェグルマンは、純フレンチビストロから業態が変わり、フレンチビストロ×串揚げ居酒屋というユニークなスタイルで営業しているのです。フレンチは言わずもがなの美味しさですが、新しく加わった和がなかなか侮れないのです。

 

メンマのガーリックマリネ。柚子の香りがアクセントになっていてイケる。柔らかい塩梅がちょうどいい。

 

味噌カツ串。この味噌だれが最高に美味しいのです。串揚げ専門店に負けていません。すごいと思います。

 

エビちゃんは鉄板です。

 

でも、最後は初心に戻ってオーペシェグルマンのメニューから仔牛のヒレ。なんという柔らかさ。

 

酔っぱらってくると、何屋にいるのかわからなくなりますが、洋も和もどっちも美味しいってなかなか凄いと思います。一粒で二度おいしいってこういう感じですかね。

 

ともあれ、今年も終わりよければすべて良し。美味しいものを食べて嫌なことは全部忘れてしまいましょう。

、、、というほど嫌なことも無かったか。まあ、平凡で穏やかに過ごせた1年に何より感謝です。

 

 

 

 

 


2021年クリスマス

2021-12-28 13:29:09 | たべもの

Fukunosukeです。

 

今年のクリスマスは、近場のお手軽メキシカン。

ペルトゥレイバーロ。

 

シェフが一人で切り盛りする小さなお店です。

 

メキシコの雑貨やテキーラも販売しています。

 

メリークリスマス! シャンパンは持ち込みで。

 

このお店は何がいいかというと、テックスメックスじゃない、オーセンティックなメキシコ料理が食べられるのです。

シナロア風セビッチェ。セビーチェですが、すごく旨味があるのです。なぜかというと、

 

クラマトというトマトとクラムのジュースで味のベースを出しているから。クラマトはカクテルにも使う飲み物だそうです。

 

自家製のハモンセラーノ。ハモンセラーノって自分で作れるんだ!

 

トラコジョ。トルティーアの生地で具を包んで鉄板で焼いたもの。具はバカリャウです。初めて食べる料理。美味しかった。

 

鯛のグリル。写真を撮り忘れましたが干しエビのサルサソースで食べます。サルサが抜群です。インドネシアのトラシ(海老味噌)みたい。

 

大山鶏のローストチキン。

 

サルサは3種類。ハラペーニョ、テキーラ、グリーントマト。とにかくこちらはサルサが上等なのです。もちろんすべて手製。頼めば即興で作るライブサルサというのもあります。

 

鶏は解体されるとこんな。驚いたことに肉がバサバサしていなく、しっとり柔らかでジューシー。火入れに秘訣があるのだそうです。サルサの味変も楽しく、飽きずに食べられます。

 

チョコレートムースと、飲み物はポンチェというフルーツのホットドリンク。アルコールの入っていないサングリアみたい。フルーツポンチとも似ています。

 

テックスメックスだといかにもアメリカンな感じですが、本当のメキシコ料理はとってもナチュラルで優しい料理だと思います。ここの料理はまさにそう。なかなかユニークなキャラのシェフは質問すると何でも気さくに教えてくれて面白い。場所柄値段も安いので、食堂代わりに月1くらいでお伺いしています。

という、しみじみクリスマスでした。

 

 

 


2021 京都の紅葉:紅葉色々その2

2021-12-26 19:58:18 | 京都

Fukunosukeです。

 

紅葉狩り2日目も朝から飛ばしていきます。

 

■毘沙門堂

境内の紅葉見学だけなら無料なのがありがたい。しかも紅葉も盛りでした。

 

山間の寺院、すがすがしい朝の空気。気持ちが洗われます。

 

 

 

もう、目がどうかしちゃったのかと思うくらい真っ赤でした。

 

■ 勧修寺

ここは楓類は少ない分、見学者も少なく静かでした。

 

冬枯れの蓮池。

 

これは桜?

 

たしかに桜の様です。へー、こんな時期に。

 

おじいちゃんの忠告って感じですね。

 

言いつけを守らないhiyokoはご自由に回遊(よく見えませんが)。

 

 

 

 

手前の灯篭は水戸光圀公寄進だそうです。

 

 

■光悦寺

光悦寺はこの入り口の紅葉が素敵。

 

光悦垣の紅葉

 

鷹ヶ峰だか鷲ヶ峰だか、どっちがどっちだっけな。

 

■吟松寺

ここは非公開ですが、入り口の紅葉が見事。

 

これでもまだまだ京都紅葉のほんのちょっと。

 

 

 


2021 京都の紅葉:余志屋

2021-12-22 07:53:36 | 京都

Fukunosukeです。

 

初日は午後から半日で4つの寺院を見学、久々に京都っぽい京都を満喫。さあ夜もびしっと決めよう。

 

先斗町に向かいます。

 

今日の〆は余志屋。伺うのは初めてです。板前割烹と居酒屋の中間位。ちょうどいい感じのお店です。

 

先斗町の中ほど、路地を曲がった奥にあります。

 

突き出しは焼き茄子の胡麻だれ。ここの名物だそうです。おいしい。

 

刺し盛。どれも大変美味しいお刺身でした。どこで仕入れるんだろう。やっぱり錦市場なのかなあ。湯葉があるのも京都らしい。

 

白和えは柿、林檎、カボチャ、茸まで入っています。豆腐の味がしっかり出ています。

 

鴨饅頭。京都ならでは。暖まる。

 

ぐじの塩焼き。立派なぐじです。塩をしただけとのことですが、干したのかと思うほど身はねっとり、旨味がたっぷりでした。

 

ぐじの皮はカリッカリにして別に出されます。

 

大将自ら焼いてくださる出汁巻き玉子。これは美味しかったです。遂にあさばを超える出汁巻きに出会いました。と言ったらどちらに失礼かわかりませんが、とにかく美味しかったです。

 

最後は牡蠣と銀杏の釜めしです。なるほど京都の釜めしはやはり味が濃すぎない。牡蠣もたっぷり入っていました。しあわせー。

 

 

美味しそうでしょう。そりゃ美味しいに決まってます。

 

食後は黒糖のシャーベット。甘さが程々でくどくありません。

 

いやあ、いいです。元気で明るい大将の下、どの従業員も素晴らしく気持ちの良い接客で、我々の様な一見でも緊張せず食事を楽しめます。お料理ももちろん美味しい。近所にあったら通いたくなる良いお店でした。


 

京都初日、びしっと決まりました。

 

 


2021年12月 サーモンアンドトラウト

2021-12-18 09:07:59 | たべもの

Fukunosukeです。

 

年の瀬だ~。

 

表参道のライトアップ、すっかり冬の風物詩になりました。

 

♪おーシャンゼリーゼー おーシャンゼリーゼー

 

♪おーもてさんどー おーもてさんどー

 

12月は、今年食べたかったものを全部食べるのだ。

 

 

 

やって来たのは下北沢のサーモンアンドトラウト。

 

12月のコースは、全てワインとのペアリング。今回はワインも料理も全部紹介します。

 

スタートはWeingut Weinreich Pino Brut。スパークリングです。

 

合わせるのは「発酵豆乳、ベスン粉、黒糖、法蓮草、芹」ほうれん草の味の濃さがすごい。

 

Jilly Wines Lone Ranger Chardonnay。エチケットが可愛い。

 

「鹿、冬桃、赤蕪」鹿はシェフの奥さんが仕留めたもの(女性のハンターなんです。すごい)。熟成させていて本当においしい。

 

Calabretta Carricante。オーナーであるカーヴィストのKさんはシチリアで2年間ワイン修行したそうですが、その時の師匠のワインだそうです。

 

 

「蕪、セロリ、丁字、柚子」 丸のまんま蕪です。レフェルヴェソンス以来の丸ごと蕪。そして蕪は丸ごとが美味しいと再確認。

 

Minimus "I have powdery mildew. I am OK with that, I am enlightened"という不思議な銘柄の白。

 

「人参、ビーツ、蜜柑」 なんと焼きミカン。生まれて初めて食べました。

 

Domaine de L'envol Bulles de Muscat。ほんの少し発泡して爽やかな味。おや?ギアが変わりました。

 

なるほど次の料理のためでした。「鯉、林檎、自家製アリッサ、湯葉」ここまでの柔らかい味わいから一転して鮮烈な料理です。和と中東の融合した様な味。ホント美味しい。

 

Erioli Grechetto Gentile

 

「シラウオ、春雨、花良治蜜柑、洋梨、レタス」 これだけいろいろ組み合わせて、どれ一つ余計な材料が入っていません。素材そのものが調味料になっています。

 

Moschioni Refosco Riserva

 

「野鴨、リーキ、セロリの葉」鴨が葱を背負って~ではなく、葱の上に鴨が乗って来ました。

 

 

デザートは「栗、銀杏、大根、薩摩芋、柿酢、粉糖」

 

↑のデザートに使っている柿酢というのは↓これだそうです。この柿酢まで自家製。

 

Jun Chiyabari Himarayan Imperial Black

 

今日も美味しかったです。圧倒されました。

とにかくこちらの料理は他所で同じものを食べたことがありません。世界で唯一サモトラだけのお料理。毎回ビックリするのが楽しくて何度も通っています。なんと今回で16回目だそうです(もちろん自分では数えていなかったのですが、シェフが教えてくれました)。

ハリッサや柿酢まで自作するシェフの料理に注ぐ情熱やチャレンジは素晴らしいと思います。そこに絶妙にお酒を合わせてくるオーナーKさんのセンスも抜群。ユニークな料理とユニークな飲み物の掛け合わせなので、好みに合うかどうかは人によりけりでしょうが、もしピンときたら一度は食べに行ってみてください。僕らにとっては、食べられるうちにできるだけ食べておかないと人生の損と思えるようなスゴイお店です。