那須の山奥の奥に、北温泉という所があります。ちょっと秘境です。
立ち寄り湯に行って参りました。
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那須街道をどんどん北に行くと、殺生岩、鹿の湯と経て、有料道路に入って
いきます。その途中を折れて、駐車場に車を止め、谷あいに400メートル
ほど下っていくと、この一軒宿が見えてきます。
建物がいくつもある温泉街に見えますが、すべて北温泉という一軒です。
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奥の急な階段を上ったところが入り口です。湯治場のようでもありますが、
バリアフリーというわけでもありませんね。かと思うと、右手前にゴルフ場の
カートみたいなのがあったり、館内の階段には昇降機がついていたりします。
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天狗の湯。これは混浴。温泉は透明なお湯。もの凄い勢いでお湯がジャブジャブ
注がれているので、ものの数分で浴槽のお湯が入れ替わってしまいそう。
この他に、女性専用の「目(芽)の湯」、露天岩風呂、温泉プール等、いくつか
のお風呂があります。立ち寄り湯としての利用の他に、宿泊もできるようになっ
ています。
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待合。すんごい田舎のお祖父さんの家、みたいな風情です。でも、大きな最新
型のテレビが置いてあったりもします。
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玄関には、囲炉裏があって、やかんが火にかけられています。
北温泉は、かなり変わったところです。湯治客が多そうな雰囲気ですが、若い
人や外国人が多かったり、館内の表示が日本語、英語、中国語の他、どこの国の
文字かわからない表示もあったりします。
建物自体は古く、今日昨日作った古民家風のそれとはわけが違いますが、かと
思うとかなり今風のお風呂や、パソコン(インターネットの設備)もあったり
します。
どうにも説明しにくいところなんですが、昨日、下北沢のヴィレッジ・バンガ
ードに行って既視感を覚えました。あぁそうか、と思った。両者に通じるのは、
「すごーくディープなんだけど、そっちの世界に行ききっていない“寸止め”
の気分。素人さんでも、その世界を垣間見て楽しめる」そんな雰囲気。
ここは、ちょっと開拓し甲斐があるかも知れません。