Fukunosukeです。
あさばの名前を知らしめているファクターの一つは、何と言っても
その"食"。
夕飯の前に、天城地方の太鼓の演奏がありました。
外の席は寒そうでしたが、巻絹なら部屋の中から観覧OK。
シャンパンも飲んで桟敷席気分。えへへ。
さて、夕ご飯だ!楽しみー!!
竹の子菜のり揚げ。海苔のかすかな塩気がアクセント。
お皿もおめでたい感じ。
そら豆のすり流し。ポタージュの様ですが、和食だけにさっぱり。
薫風盛肴。赤沢迎賓館の煌びやかな八寸と比べると、地味ですが、
ひとつひとつ美味しくて、しみじみいいです。これだけでずーっと
お酒飲んでいられます。
お鍋が用意されました。この純銀の鍋は80万円するそうです。
え、80万円てなに??
椀物は鍋形式です。この時期は、太刀魚、蕨、芹、独活。
80万円の調理器で吸鍋できたー。
和食や中華では、やっぱり椀物が醍醐味。これは素晴らしかった。
唸りまくった。客室で最後の調理をして供する分、熱々で美味しい。
hiyokoもご機嫌。よかったねー。
造りは、あおりいか、いさきの焼霜。
鱒の木の芽炭火焼。基本、調理場できっちり焼いてあるので、
ここで焼き加減を心配する必要はないです。
新玉葱の含め煮。ポトフっぽいやさしい味でなかなか美味しい。
とこぶしの酢の物。とこぶしにしては結構大きいのです。でも
あわびじゃないんだー。
手長えびの唐揚げ、、、を出汁で。相模湾産かな。
んー。手長エビって味が濃いですよねー。おいしい。
穴子の黒米ずし。黒米はこの辺りの産物なんだそうです。
立派な穴子でした。さすが看板料理。おいしい。
和牛ほほ肉の白味噌仕立。静岡のトマト、アメーラが添えられてます。
竹の子ご飯。問答無用で好き。でも、旬も終わりなのか、それほど
竹の子の香りはしなかったかなー。
デザートは葛切り。
これも名物のブランマンジェ。うん、おいしい。
アイスクリーム。ジェラートだったかな?
そしておまけのhiyoko祭。プーっと吹いてね。
いやー、満足。
最近のあさばの料理は、評価が分かれる事があるみたいですが、この日はとてもおいしかったなー。
もし、以前の方が美味しかったと言うなら、いったいどれだけ美味しかったのだろう。
とにかく、華やかな感じはないのですが、かえってどれもこれもしっかり真面目に調理されている
様で、とてもおいしかったです。
さすが、日本を代表する旅館ですね。海外の素敵なホテルもいいけど、日本にあさばがあることは、
とっても誇らしい気持ちになりました。