ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

上高地2024夏_06 五千尺ホテル

2024-09-29 12:49:18 | 国内旅行

Fukunosukeです。

上高地2泊目、3泊目は河童橋そばの五千尺ホテルに泊まります。ここは歴史のあるホテルだそうですが、数年前に大リニューアルしてグレードアップしたそうです。何といっても食事がおいしいとのことで楽しみにしてきました。

建物自体は以前のまま、内容を近代的にしたみたい。

なかなか良い雰囲気です。

1階のラウンジはカフェです。宿泊客以外も利用できます。

2階のメインダイニングは宿泊客専用。イスやテーブルは松本民芸家具なのだそうです。

廊下には五千尺ホテルの歴史が飾られています。

これが一番古い感じの写真なのかなー。河童橋越しの五千尺ホテル(当時は旅舎五千尺)。

おもむろに河童ですね。

1泊目の部屋は302号室。部屋の感じは普通です。広さは十分。

意外だったのが部屋風呂の広さ。マンションのお風呂くらいな広さがあります。広々ゆったり。これはいい。

302号室はバルコニー付き。奥に穂高が見えています。反対側は河童橋です。すごい。

2泊目は403号室。部屋毎に作りや雰囲気が少しずつ違うみたいです。

302号室よりは使い勝手がよかったです。

最後に、各部屋からの河童橋の眺めを。

302号室からの河童橋。

403号室からの河童橋。

大して違いませんね。どっちでも大丈夫だと思います。


上高地2024夏_05 帝国ホテル~河童橋~岳沢湿原

2024-09-26 19:27:03 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

ホテルに戻ったら朝食を済ませチェックアウト。荷物はホテルの方で次の宿泊先まで運んでくれます。我々は再びハイキング。

 

田代橋の標識。河童橋へは1.5km、大正池には2.0km。

 

 

チェックアウト後は河童橋へ。次のホテルは河童橋のそばですが、チェックインには早いので、河童橋を渡って岳沢湿原まで足を延ばしてみます。

 

■田代橋付近 8月4日 10時半

しゅっぱーつ! 

 

 

 

梓川の左岸を歩いていきます。ちなみに川の左岸右岸の見分け方は、下流に向かって立った時に川の左側を左岸、右を右岸というそうです。そうね。そういう風に決めないと上り下りで混乱しますよね。

何とか天然水の広告みたい。川に飛び込んでそのまま水を飲んでしまいたいくらい(やたら飲むとお腹こわすので注意です)。

 

 

hiyoko「ひゃー。水がつべたーい!」

10秒手を浸けていると痛くなってくるほどの冷たい水です。

 

梓川右岸コースは一部通行止めなのですが、大雨で削られた川岸を応急処置した場所がありました。上高地にも異常気象の傷跡という感じです。

 

 

サクサク歩くとすぐ着いてしまうので、休憩をはさみながら倍の時間かけて歩きます。田代橋から河童橋までの両岸にはこのようなテーブルやイスが整備されていて、お弁当を広げることもできます。ここで食べるおにぎりは最高だろうな―。

 

 

名前は知りませんが上高地の植物たち。

 

 

 

 

 

 

 

■河童橋 8月4日 12時頃

頑張ってゆっくり歩いて河童橋まで来ました。ちょうど12時頃です。結構ごった返しています。

 

河童橋を渡ります。現在の橋は平成9年にかけ替えられたものだそう。Fukunosukeが以前来たのは昭和時代でしたから、この橋は見るのも渡るのも初めてです。

 

橋から川面を眺めます。「水がきれい」どころの騒ぎじゃないです。

 

 

橋から穂高連峰方向。お昼くらいになると、山の手前の雲は晴れますが、山の後ろから覆いかぶさる雲が山頂を隠してしまいます。なので、9時から11時頃が穂高連峰を眺めるチャンスタイムという感じでした。

 

 

橋を渡り、岳沢湿原まで行ってみました。

 

■岳沢湿原 8月4日 13時

ここもまた超きれいです。大正池よりも立ち枯れの木がたくさん残っています。13時頃です。

 

ここも田代池のように浅い池(川?)になっています。底の砂や川藻が柄の様に見えています。

 

岳沢湿原には水辺を眺める場所が2ヶ所あります。どちらからの眺めもとってもいい。

 

信じられないくらい水がきれいです。日本中の川がこんなにきれいだったら、みんな自然を大切にするでしょうね。

 

hiyoko「浮き輪持ってくれば泳いだのに―」

 

ダメです。遊泳禁止です。

 

 

岳沢湿原に向かう木道でもおサルさんと遭遇。なんか、お互いそばにいるのに関わらない関係性が都会っぽい。違うか。

 

 

朝見たサルより毛並みがいいです。貫禄もある。

 

目を合わせないようにねー。

 

 

■河童橋付近 8月4日 14時

 

岳沢湿原から河童橋まで戻り、次のホテルにチェックインする前にお疲れの一本!

 

こんなにうまいビールはありませんよ。

 

 

 

 


上高地2024夏_04 早朝の大正池~帝国ホテル

2024-09-22 17:06:27 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

二日目の朝は、昨日行った大正池に再訪し、朝もやを見ます。

まずホテルからタクシーで大正池まで行き、そこから昨日と同じコースを辿って帝国ホテルに戻ってきます。

 

タクシーの運転手さんが言うには、大正池湖畔より少し先の東電取水場あたりからだと大正池の全貌が望めるということでそちらまで車で行きました。

 

■大正池(東電取水口付近) 8月4日 朝6時

大正池の東電取水場にて。わぁ、いきなり涙出ちゃいそう。

 

 

もう何ということでしょう。この世のものと思えない風景が広がっていました。すごい。すごすぎる。

 

 

 

左から右まで、180度こんな景色です。言葉が出なくなる。

 

幻想的です。実際の景色を目の当たりにしているのに「CGじゃねの?」とか思ってしまうくらい、見たことのないような風景でした。

 

hiyoko「感動したでござる」

 

 

凪いだ早朝の水面は水鏡の様。靄が薄くなるとこんな感じでまたきれい。

 

 

この日は8月4日ですが、朝の6時から8時くらいの間は靄が出たり晴れたり。畔の方に移動します。

 

 

■大正池畔 8月4日 朝6時半

昨日の日中に見た景色とは全然違う印象です。立ち枯れの木が一層神秘的です。

 

 

ファンタジー映画ならドラゴンが登場しそうな場面ですが、鴨がやって来ました。平和でいいね。

 

7時半頃。靄は段々薄くなってきました。

 

今日もヤケダケだー!

 

それ気に入ってんのか。。。

 

 

 

 

穂高の頂上は雲に隠れています。午後の雲は穂高の後ろから覆いかぶさるような雲ですが、朝の雲は穂高の手前に沸く雲です。

 

 

朝もやの大正池、素晴らしかったです。夏の名物だそうです。夏に上高地に行くことがあれば、万難を排して見に行くことをお勧めします。

 

 

 

朝の光が差し込む森の中を昨日と同じコースで歩いていきます。日中は暑いですが、朝方はひんやりと気持ちがよく、森の中もフレッシュな感じです。

 

 

何か神秘的な生き物に出会ってしまいそう。

 

 

いや熊に出会ってしまうかも。このあたりでも出没するらしいです。

 

 

hiyokoは帝国ホテルで調達した熊鈴をつけて備えます。

 

最初hiyokoは「よし、クマに出会ったらこの鈴をチリリと鳴らせばいいのね!」ととぼけたことを言っておりました。

「どうかなー、それじゃ遅いんじゃないかなー」と諭して鳴らしながら歩かせたのですが、帝国ホテルのクマ鈴は思いのほか音が大きく、アイスクリーム屋さんとハイキングしているみたいで閉口しました。

「熊に出会ってから鳴らせばいいよー」っていえばよかったかな。

 

 

 

■田代湿原~田代池 8月4日 7時15分頃

田代湿原まで来ました。時間帯が違うとまた少し雰囲気が変わります。穂高連峰の上の雲はきれいになくなっています。

 

田代池も幻想的で美しい。背後から差し込む陽光に木々がキラキラときらめいています。

 

もう少し早い時間にこちらに回って、田代池の朝もやを楽しむのもよさそうです。

 

何かがいそう。何かが出てきそう。神秘。

 

田代池を後にして、田代橋に向かう林間コースへ。

 

朝の森は大変に気持ちいい。

 

高原の小さな花たち。

 

 

鴨の親子。子鴨が堰を切ったように水に飛び込んでいきます。

 

森の奥の小川では、所々まだ薄く靄がかかっています。

 

お。サルだ。一匹だけ。

 

タクシーの運転手さんのお話では、ハイキングコースにいる単独のサルは群れのボスであることが多く、周辺には群れのサルたちが潜んでいるのだそうです。この時は全く気配を感じず仲間がいるかはわかりませんでした。

目を合わせると「やんのかテメー!」とオラついてきます。目を合わせないようにそーっと横を通り過ぎます。サルも同様にそっぽを向いて通り過ぎます。すごい。人間とサルの間にそういうお約束が成立している。

 

 

■上高地帝国ホテル 8月4日 8時

 

大正池に朝6時に行って、8時に帝国ホテルまで戻ってきました。

 

昨日は午後1時から3時くらいのハイキングでしたが、暑くて半袖Tシャツでも汗をかきました。朝は20~25度くらいでしょうか。長袖Tシャツまたはウィンドブレーカーを着て歩く感じでちょうどいいくらいです。空気もきりっとして眺める景色もフレッシュです。真夏に上高地に行くのであれば、朝ごはんの前に早朝ハイキングを計画するのがいいと思います。

 


上高地2024夏_03 上高地帝国ホテルの食事

2024-09-18 22:28:58 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

 

ホテルの周りに飲食店はありませんから、食事はホテル内で済ませます。

メインダイニングのフランス料理が有名のようですが、お高いのでカジュアルなアルペンローゼで夕飯を食べました。チェックのクロスがハイジ感出しています。

ちなみに他にお客さんがいないわけではありません。食後いつまでもダラダラしていたら最後の客になってしまっただけです。

 

 

hiyoko「上高地にようこそ!私が全てを紹介しますわ」

 

 

テリーヌとパテ。

 

 

エスカルゴ。なんか久しぶりに食べた。

 

 

hiyoko「さすが帝国のお味ね」

 

 

ローストビーフはメインダイニングと同じお肉だそうです。これはお得かも。

 

メバルのポワレ。

 

 

帝国宿泊の証明写真。

 

クラシックで王道のお料理ですが、どれも美味しかったです。老舗ホテルの味という感じがしました。

 

 

それにしても上高地は夜が早い。9時には館内に人気がなくなります。やはり自然を楽しみに来ているのだからみんな早寝早起きなのですね。

 

部屋のバルコニーに出ると満点の星空でした(写真はいまいちですが)。ここには写っていませんが、天の川も見ることができました。

 

 

朝ごはんも紹介しておきます。

 

メインダイニングをのぞいてみたいので、朝ごはんは洋食にしました。

 

なかなかの雰囲気です。さすが帝国ホテルのメインダイニング。

 

テーブルセッティングもこだわり。なんかちょっと面白い。

 

 

いつからでしょう、Fukunosukeは朝食の卵料理は目玉焼きオンリーになりました。目玉焼きおやじと呼んでくれて構いません。オムレツよりスクランブルエッグより、目玉焼きが断然おいしい。

 

hiyokoはフレンチトースト。

オークラと似ていますが、フレンチトーストはやはりオークラの方がおいしいかな。違うかな、どうだろ。

 

 

hiyoko「山の中のホテルでこんなにきちんとしたお食事ができるなんてすごいわ!」

 

確かににそう。上高地帝国ホテルは、何とも優雅な気分にさせれくれます。上流階級の夏休みをのぞき見した気分です。

 

 

明日は、早朝の大正池で朝もやを見に行きます。必見です。

 

 

 

 

 

 


上高地2024夏_02 上高地帝国ホテル

2024-09-14 10:02:35 | 国内旅行

Fukunosukeです。

一泊目は帝国ホテルに泊まります。Fukunosuke初帝国。

わー。山小屋風の建物がいい感じです。

ハイジっぽい?いや、こんな豪邸ではないよね。スイス的なものにうっすい知識しかなくてすみません。

フロントの鍵置き場もクラシック。カードキーにしたら雰囲気なくなってしまうので、ずっとこのままで。

ロビーに鎮座するマントルピース。

廊下もハイジ感あります(適当なことを言ってすみません)。

今回の客室は3階でした。屋根があるので天井が斜めになっており、かなり狭いのですが山小屋感マシマシです。ちなみにベッドは干し草ではありません。

水回りは最新の設備です。最近リノベーションしたのかな。

浴室も小さ目。ですが設備が新しいので気持ちが良いです。

上高地帝国ホテルにはバルコニー(帝国ホテルではベランダと呼称)付きの部屋とそうでない部屋があり、この部屋は「バルコニー無しのカテゴリー」なのですが、3階の両端に2室だけ「バルコニー無しカテゴリーだけど実はついています」というややこしい部屋があります。そういう事情は知らなかったのですが、今回その部屋になりました。

これがそのバルコニー。小さいけれど、屋根がないので夜は星空がよく見えました。これはお得です。

この部屋のバルコニーは焼岳ビュー。もう一室の方は建物の反対の端にあり、穂高ビューになります。

手すりに赤トンボ。

一息ついたら喉を潤しにロビーラウンジに降りてきました。

ロビー併設のバー。日中はカフェ営業です。

いやー喉乾いたねー。オメデトー。

喉を潤したら部屋に戻り、バルコニーで夕涼み。

えーい!今夜はヤケダケだー!

意外に本当でしたね。

おまけです。

上高地帝国ホテルにはゴルゴ13がいます。。。

これは、サル除けのエアガンだそうです。

上高地はそのものが「天然記念物」なのだそうです。

なので、そこにある動植物は人間が好き勝手にしていいものではありません。しかしサルや熊はできればご遠慮願いたい。というわけで、サルに対してはこのエアガンで脅かして追い払うのだそうです。どこかで餌をあげて手なずけるのかなと思ったら大間違い。餌をやると日光のヤカラ猿の様に人間を襲い始めて手に負えなくなるんだって。

なるほどー。勉強になりました。