ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

転石老年音楽隊(ローリング・ストーンズ)

2006-03-23 22:27:02 | その他
ローリング・ストーンズを観に行ってきました。

どういうわけか家内がご執心で、彼等が日本に来る時は、だいたい観に行ってい
ます。今回、僕は行かなくてもいいや、なんて思っていたのですが、「当日券で
アリーナのいい席が取れたから来て!」と家内から呼び出されて、エホエホ言い
ながら行って来ました。以下は潜入ルポです。


ホラホラ証拠だよ。

<18:00>
東京ドーム入り口で待ち合わせ。会場へ入ります。
ストーンズのコンサートは毎度そうなのですが、「不良中年ロッカー」の集会
みたい。観客ウォッチングが面白いです。ピアス、ハード系革ジャン、暗いのに
サングラス、なぜか和服のご老人など、ちょっと恥ずかしい中年・壮年オヤジが
大集合です。

おぉ! 極めつけの不良中年がいた! 内田裕○だ! すごい。不良中年代表の
風格ありありです。ビロードのロングコート、長髪の金髪、一見「花粉症用眼鏡
ですか?」みたいな大きなサングラス、手にはステッキ(多分人を殴る為に持っ
ているんでしょう)。不良中年ロッカーというよりは、もはやSF映画に出てくる
「宇宙貴族」のような出で立ちです。

余談ですが、内田裕○は三茶近くに住んでいるんですよね。家の近所と言えば近所
です。以前、内田裕○が茶沢通りでタクシー捉まえようと手を上げたのに、その凄
い風貌にタクシーの運転手がビビッて乗車拒否していたのを思い出しました。

内田裕○は、我々の席の4列後ろ。こちらは当日券なのに、何故か内田裕○よりいい
席でした。何でもっといい席でないのだろう。ウドー音楽事務所に殴りこんで以来、
関係者から睨まれちゃっているのかな?



<19:00(開演時間)>
どうせまだ始まらないだろうと余裕こいていたら、いきなり照明が落ちて演奏
開始。「えー、ストーンズってこんなにパンクチュアルだった?老人だから
早く終わらせて寝たいのか?」と思っていたら、前座でした。何回も観ているけ
ど、前座って初めてじゃないかな?

最初、観客の雰囲気は「なんだよ、脅かすなよー」という感じだったのですが、
そのうちギターの超絶テクに惹きこまれてヤンヤの喝采。でもそれも20分まで。
段々、「早くすっこめー!」というムードが、、、。
たっぷり30分演奏して退散していきました。まぁ、ドリフターズよりはいいか。


<19:30(ステージの掃除が始まる)>
「さあ出るか!」と思ったら、ステージの掃除が始まってしまいました。
掃除くらいしておけよなー、という感じです。前座で盛り上げたのに、また冷え
きってしまいました。


<20:10(登場!)>
今回の1曲目は、ジャンピン・ジャック・フラッシュ。当然総立ち。大興奮状態。
もう後は終わるまで立ちっぱなしです。


<21:00頃>
前々回のツアーあたりから、コンサートの中盤でメンバーが観客席中央のサテラ
イトステージに歩いて移動し、数曲演奏します。しかし今回からは、何とステージ
ごと中央に移動!まるで「ねぶた祭りの山車」状態です。
老人だからかなー。労わってあげましょう。

僕等の席は前の方だったので、今度は後ろを向く事になります。すると、見えた
見えた! 4列前には宇宙貴族内田裕○様が!
しばらく観察してしまいました。他のお客の様に、「拳を振り上げ絶叫」みたいな
ことはしませんが、ささやかにスイングしながら、歌を口ずさんでいらっしゃいま
す。お楽しみのようです。
(家内は、「髪の毛が薄かったよ。」なんて別の観察もしていました。ロッカーは
 禿げてもいいのか! きっとロン・ウッドはかまやつひろしとおんなじ所でかつら
 作って頑張っているんだぞ!)



<21:50頃>
最後の曲は、ブラウン・シュガー(だったと思う)。大概の人は脳みそ破壊状態に
なってしまいました。


<22:10頃(閉演)>
アンコールの締めは、サティスファクション。ミック・ジャガー全力疾走します。
本気で走ってます。ありがたや。みんなで手を合わせて拝みました。



(最後に感想)
毎回毎回、「これで最後か?」と言われながら、何度もやって来るローリング・
ストーンズ。なかなか終わらない“宇宙戦艦ヤマト”みたいです。老体に鞭打っ
てステージを駆け回り、艶かしく腰をクネクネさせるミック・ジャガー達の姿は、
コンサートという枠を超えて、シルク・ド・ソレイユの“キワモノ超人ショー”
に近いものがありました(←「それは酷過ぎる(家内談」)。


それにしても不思議なのは、この4人組がみんな「いい人」に見えてしまうこと。
観客が彼等に送る眼差しは、みな暖かく微笑みに満ちているし、「この人達のこと
は何でも認めてあげちゃいましょう」という好意に溢れている。


40年前の評価なら、こんなことはないですよね。「ビートルズはまだいいけど、
ストーンズは害である」という感じだったと思います。
今はむしろ、老獪な徳川家康みたいになってしまったポールより、キース達に
好感を覚える人の方が多いのではないでしょうか。


多分、ストーンズは、大人になった我々が過去に置いて来てしまった「何か」を
感じさせるから、こんなに愛されているんじゃないのかな。
「不良だけど、ピュアなやんちゃ小僧」の精神を冷凍保存して、肉体は老いても
いまだにそんな気分を発散し続けているからこそ、みんな彼らの事を尊敬し、
受容してしまうんだと思う。


こういうのって貴重だな。一種の現人神かもしれない。
がんばれ!ローリング・ストーンズ!死ぬまでやってくれ!


でも、この人達つくづく健康ですよねぇ。そこだけは不良らしくないよねぇ。

秋谷(葉山)おいしいものいろいろ

2006-03-21 21:16:06 | 日帰りドライブ
今日はお彼岸。春分の日で週の中休み。WBC決勝戦とお天気を秤にかけて、
「うーんやっぱりお出かけ!でもそうだな、あまり遠くない所で、秋谷かな!」
というわけで、一路秋谷へ。何度も言うけど、家(世田谷)から1時間!
秋谷に到着した時のWBCは、日本4:キューバ0。よーし。


いい天気。春の海はキラキラです。





とは言え、サーフィンするわけでもないし、目的は食べることしかないんだなぁ。
秋谷から少し動いて、葉山の「満寿多(ますだ)」へ。超わかりにくい場所。




本日のオススメはこちら。一通りのものがあるって感じ。この他、豚や鳥といった
肉類のメニューもあります。




まずはお刺身4点盛り。お昼ご飯ですから、これくらいで十分。800円なら安い
ですよ。イカとマグロが美味しかったな。




春野菜の天ぷらと、白魚のかき揚げ。春野菜は、野菜の香りがあって美味し
かった。野球はどうなっているかなー?




鮒、ではなくて、タナゴの煮付け。この煮付け、味付けが秀逸です。甘くなく、
しょっぱくなく、大変上品。山椒の実も効いています。この他に、ご飯とお味噌汁。
ご飯は、おばあさんが炊いたのか、ずいぶん柔らかかった。でも三杯おかわり
してしまいました。





逗子マリーナへ寄ってみました。学生の時、ユーミンのコンサートの警備アルバ
イトで来て以来です(ホンダ芸能ってやつです)。
ちょっとコスタ・デル・ソル?それともリビエラ? 古いので、どれだけ寂れて
いるかと思っていたのですが、とんでもなかった。きちんと手入れされているし、
新しい建物も出来て、さすが伝統のマリーナリゾート。

この辺りで試合は少し動いて日本6:キューバ3。おぉー。やっぱり侮れないぞー。




僕全然知らなかったのですが、ボンジュールというパン屋さんは有名だそうで。
いや何と、パンを買っている間に試合は日本6:キューバ5になってしまいました。
いやー、負けちゃうのかなー。




駐車場に車を止めていたら、なぜかウチの車に鳩の軍団が近づいてきました。
コラコラ、車の中にウンコするなよっ! ここで試合は日本9:キューバ5。
これは行けそうだ!

この後、お茶をしている間に、試合は10対6で勝ってしまいました。
え? これって世界一って事? いいんですか、ニッポンが優勝しちゃって??
なんか拍子抜け。よその国に恨まれそう。うーん。これがサッカーならもっと
興奮するんだけどな。でもでも、スゴイですよね、野球で世界一になってしま
うなんて!エライ。




そんなこんなで、最後に立ち寄ったのがここ。紋四郎丸。シラスの網本直売所と
でも言うのかな。お店というか、漁師さんの普通の民家です。R134前田橋の交差
点を曲がって、道なりにくねくね行くとあるんですが、初めての場合、百発百中
見過ごしてしまいます。だってこのお店、道側向いてなくて、家の奥に向かって
間口があるんですよ。場所がわからなくて電話をかけたら、ここの目の前に立っ
ていました。もう少し大々的に看板出して欲しい。




お店といっても、この冷蔵ケースが1つあるだけですよ。シラスが、干したのと、
釜揚げしたのと、煮付けたのと、それらが大きさ違いであるくらい(時間がよけ
れば生のシラスも)。商売になるのかしら。シラスを買ったら、なぜかキャベツ
を1つお土産に貰ってしまいました。
東京のスーパーなら、400円はしそうな立派なキャベツですよ。ウレシー。



戦利品のシラスとキャベツで、春味スパゲティ。感動。美味しいのなんの。
こんなにふわふわの食感のシラスって、なかなか食べたことないですよ。
キャベツも、春キャベツらしい甘味と苦味があって、絶妙。何年かに1度の
美味しいパスタ。幸せ。感動のボルテージと、尿酸値はどこまでも上がって
ゆきます。





天ぷら天里

2006-03-18 01:37:46 | たべもの
近所に、隠れた天ぷらの名店があるということで、行ってみました。
「天ぷら天里」。以前下北沢にあった、お寿司の名店「小笹ずし」の
お嬢さんと家内がちょっとしたお友達で、その彼女から「是非行って
みて!」とのオススメでうかがったのです。
 ※ 今はお弟子さん達が小笹ずしを継いでいます。


場所は、茶沢通りの下北沢と三軒茶屋の中間あたり、路地に入ったところに
あります。本当に隠れています。


「その名店というのはこのお店ですか??」という感じでしょ。そうなん
ですよ。店の構えも、店内も、値段も、どこの商店街にでもあるような普通の
お店なんです。でもこれがすごいんだな。侮れない。ホント。「(アスクU)
東京レストランガイド」で検索してみてください。評価は結構上位にでてきま
すから。



まずは焦らずお刺身から。結構美味しかったですよ。




やっぱりね。天ぷらは海老が美味しくないと。大変に甘味のある細巻海老。
1匹ずつ、2匹出してくれます。



この日は、その他にふきのとうや、たらの芽といった季節の野菜物やメゴチなど
一通り出ました。で、これは何かと言うと、たまごの天ぷらなんですね。
初めて食べるとちょっと驚きますよ。ゆでたまごではなくて、「生のたまごの
黄身」を、そのまま揚げています。一時、”アイスクリームの天ぷら”なんての
が話題になりましたけど、あんな感じかな。中の方はほとんど火は通っていない
んです。



お食事の天茶。以前どこかで食べた天茶はやたらもたれたので、大丈夫かなと
思ったのですが、これはよかった。全然油っこくなかった。油がいいという
ことなのかなー。ご主人曰く「出汁をかけるのでなく、あえてお茶だけに
するようにしています。」との事。


コース一通りで5000円ちょっとです。天ぷらというのも正直値段のわからない
食べ物ですが、とっても美味しかった。また行ってもいいなと思いました。
家から10分くらいの所にこういうお店があるというのは、幸せだなー。

羽根木公園の梅

2006-03-18 00:51:21 | その他
3月11日の日曜日。晴れ。
梅が丘の羽根木公園まで梅を見に散歩に出かけました。


羽根木公園は、近所では梅で結構有名です。今日はもう、盛りをちょっと
すぎたあたりかな。



なかなかいいですね。でも本当は桜の方が好きなんだな。



こちらは紅梅。



丘の上の広場。

羽根木公園では、毎年3月の初めに「梅祭り」というのがあります。その時は、
地域のいくつかの商店街が、この広場に模擬店を出して、焼そばやお餅など
食べられるのですね。

まぁ、それはいいんだけど、その中に「代田一丁目商店街」による模擬店が
出るんのです。僕は代田一丁目に7年住んでいて、「代田一丁目」に商店街が
あるのを見たことないんですよね。どこにあるんだろう。謎の商店街。

ホテルニューグランド横浜

2006-03-06 22:29:33 | 日帰りドライブ
前の晩は久しぶりに深酒してしまい、この日曜は10時過ぎまで寝ていました。
起き抜けに「どこ連れて行ってくれるの?」と妻。「うーん。うー、うー。うー
ヨコハマ(が限界)。」というわけで、脈絡もなく横浜まで行ってきました。


横浜大桟橋前、ホテルニューグランド横浜まで家から45分です。近い近い。

横浜デートでここといえば、古典的なデスティネーションですが、わりと
最近気に入って繰り返し訪れています。新しいものにはない『情緒』に
惹かれます。ちょっとニューヨークみたいだし。2秒位ね。



大階段。行ったことある人はわかるでしょうが、旧館のメイン玄関を入ると、
この大階段までの造りが窮屈なんですよね、玄関入って2~3メートルで急に
階段が始まっています。どうしてこういう造りになっているんだろう。



2階のホール。カンテラみたいに吊るされた照明が時代がかっていますね。



1階のコーヒーショップから山下公園を眺めます。本当に、全然洒落た
お店ではないんだけど、この出窓のある窓際の席に座ってのんびりするの
がいいんですよね。ちょっと垢抜けないところが、かえって懐かしい、
異国情緒溢れる横浜の雰囲気って感じで。
※ 席は待ってでも窓際の席の方がいいです。それ以外ならここでなくても
  いいかなって感じ。



実は、ここに来るお目当てがこれなんです。ステーキピラフ。どーーー
ってことないんだけど、だけどなんだか美味しいんですよ。派手じゃない、
というか、相当地味なお料理ですが、妙にはまっています。
うーん。中華街を目の前にして、あえてそちらに行かないあたり、素人では
ないな(何の?)。
※ 初代料理長考案のシーフードドリアも美味しかったりする。




でもやっぱり、横浜ついでに、中華街もちょっと攻めてみようかと。
久しぶりに行ったら大分お店の様子も変わっていました。知らないお店が沢山
ありました。
今時中華を食べるなら、都内の方が美味しいお店が色々あるとは思いますが、
中華街のよさってありますよね。不思議な高揚感というか、何でも飲み込んで
しまいそうな磁力を感じる。街自体が生き物みたい。入場料無料のテーマパーク。



大体この辺で寒くなってきたので帰ることにしました。10年物の甕出し
紹興酒、夕飯用の点心と叉焼、なぜか香菜(パクチー)一束を買いました。
うーん。中華街で「香菜」買う奴いるのかー。何か他に買うものないのか。


<横浜ドライブのアドバイス>
週末の横浜ってすぐ駐車場一杯になってしまいますよね。でもニューグラ
ンドの駐車場はいつ行ってもすぐ入れる。
飲食すれば4時間までタダなので結構重宝しています。