Fukunosukeです。
7月の週末、あさばへ。数えてみたら1年ほどの間に4度目。なんというしつこさ。頭が悪いのか。
おう、なんでか白黒になっちゃった。
今回も浅葱の部屋です。気に入ると本当にしつこい。その執念を何か生産的なことに活かせ
ないのか。
本当は、今さら記事にすることも無いだろうと思っていたのですが、今回改めて食事に感心したので、
夕飯だけ紹介しておきます。
夕飯は、洋室の方にテーブルを出してもらいました。過去2回は夕飯を和室、朝食を洋室で
食べました。今回は夕飯を洋室で食べる事にしてちょっと気分転換。 お、カラーに戻った(笑)
冬の軍鶏鍋、春の太刀魚吸鍋、蛤の菜の花鍋の三種は味わったので、夏の名物、鯵たたき吸鍋と
鮎を楽しみに来ました。
宿からもてなされたシャンパンで乾杯。お腹空いたねー。
まずは鮑の塩蒸し。立派な鮑。やっぱり鮑は大きい方が美味しいですよね。なんでかな。
身の白い部分が多いからかな。とにかく、あさばはいつも最初の一皿がインパクトあります。
白トウモロコシのすり流し。甘さと出汁の加減が絶妙です。
前菜。真ん中の平貝が美味しかったです。
鯵のたたき吸鍋。完璧なできばえと思いました。上品な出汁に新鮮なつみれ。葱はとても甘い。
濃い味好きな人には物足りないかも知れない程の薄味ですが、とても気に入りました。
今のところ、好きな順は「太刀魚吸鍋」、「鯵たたき鍋」、「天城軍鶏鍋」かな。
僕は日本酒に切り替え。この切り子の猪口は、モダンなデザイン。欲しい。
造りはあおりいかとハタ。いつもイカがでますが、イカは前回の方が感動しました。やはり、刺身は
その日の仕入れによって美味しさが違いますね。その代り、今回はハタが抜群に美味しかったです。
鮎の炭火焼。狩野川の天然鮎だそうです。
正直に言うと、鮎の炭火焼って好きかどうか自分でもわからない食べ物です。苦かったり骨が気に
なったり。「うまいかこれ?」と思いつつ食べることも(笑)。けれど、これは素晴らしく美味しかった。
大きさ、焼き具合、脂の乗り、塩加減、そして香り。これなら大好物です。
hiyokoもゴキゲンなようです。よかったね。
アメーラトマトの含ませ。
穴子の黒米寿司。
おかきを細かく砕いたものを衣にしてあげた舌平目。ハムカツみたいに見えますが、
大変に味わいのある揚げ物でした。美味しかったです。
天城軍鶏の出汁で炊いた冬瓜。濃厚な軍鶏の出汁。
大トリに鮎ご飯の登場。土鍋で出てきたよ。
ふむ、、、
おう!美味しい!すごく美味しい!
春の竹の子ご飯よりも美味しいと思います。これは感動しました。唸った。
hiyokoも夢中で食べています。
我慢できずにお代わりです。hiyokoはご飯をあまり食べませんが、
炊き込みご飯は大好きです。
炊き加減も完璧でした。このおこげなんて見ただけでたまらない。結局全部平らげた。
hiyokoより:この鮎ご飯、脂の乗った鮎がものすごい旨みを引き出しています。苦味は全くなく
塩加減、味加減、炊き加減、絶妙。これを食べにまた来年も行きたいぞー!
ゼリー好きのFukunosukeにはうってつけのニューサマーオレンジのゼリー。
hiyokoはブランマンジェ(さすがに割愛(笑))
この後、シャーベットももちろん出ました。
ひと通り食べた後に、この日は肉料理が一つも無いことに驚きました。冬瓜の料理も、軍鶏は出汁
だけで肉は入っていません。しかしこの日の満足感たるや、過去4回の食事でも最上です。
これまでの食事は、何かひと皿くらい微妙なものがあったのですが、今回は流れ、完成度、塩加減、
何をとっても非の打ちどころがないように思われました。
食事以外にも館内のあちこちに手が入れられて、俵屋の様に常にちょっとずつ進化しています。
あさばは世代交代の後、いろいろ評が割れる様ですが、何だかとても安心しました。
おや、また白黒になった。
「そろそろ他の旅館も試したいなー」なんて思っていたのですが、
とんでもないです。失礼しました
まだトライしていない松茸の時期に予約を入れて東京に帰りました。
またかい。うひひ。