monologue
夜明けに向けて
 



封じられていた秘密の門を開くために先を進もう。
古代の女性継承者の名には「依」が付けられていたことは時空捜査局において論じた。それでは男性の場合はどうだったのか。男性の名には「代」が付けられていたのである。出雲の須世理姫との間に山代日子、木俣、武御名方、の三人の子を設けた大国主(オオナムヂ)は日向妻「多紀理姫との間にも武角身、下照姫、事代主、の三人の子を設けた。そこで出雲日向双方の末子同士の継承権争いが勃発した。事代主は名前に「代」を持っているが武御名方は持っていない。出雲では長子「山代日子」が「代」持っていたのである。残念ながらそれでは御名方は正当継承者とは認められず 身を引くよりなかった。もうおわかりのように「代」は勿論ローマ字にすれば「siro」で継承権の音霊「iro」を含んでいる。女の「依」男の「代」合わせて継承者とは神の「依り代」ということであった。
fumio

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