monologue
夜明けに向けて
 



神社で、六月三十日の「夏越(なご)しの大祓」と 十二月三十一日の「大晦(おおつごもり)の大祓」との年二回の「大祓祭」に奏上される大祓詞の中程の(秘言)として秘された不明の箇所で、かつては灯火を一斉に消して斎主が秘伝の「天津祝詞の太祝詞事」を唱えたが現在は平伏して一、二拍おいて、かく宣らば、に続けるということだがそれではせっかく「かく宣らば」と続けてもその(秘言)が封印 されたままでは大祓詞から魂が抜けた状態で力を失うのではないだろうかとの疑念が湧く。
やはりもうそろそろ正しい「秘言」を当てはめて元の「大祓詞」を復活させなければならないのだろう。そのためにだれかが今まな板の上にこの謎を乗せさせたようだ。とはいってもわたしたち一般人には神道は日頃無縁で関わりがないが実はみんなが気づいていないだけで見えないところでは大きな意味を持っているのかもしれない。

ところで基本的なことだがこの「秘言」はどう読むのだろうか。「ひげん」なのか、あるいは「ひごん」なのか。それとも「ひごと」か「ひこと」、もうひとひねりして「ひめごと」か。どうやらこのあたりに秘密がありそうな気がする。
fumio


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