monologue
夜明けに向けて
 




 95/03/05 緋文字が黒く変わる時、氷雨が雪に変わる。歴史の穴は遠く深い


このメッセージの結句「歴史の穴は遠く深い」で伝えようとしていることは日本の歴史に穴があること。そしてその「穴」の文字は「八」にウカンムリ。
だれかが出雲の象徴数「八」にウカンムリをかぶせて政権を奪ったようである。
「緋文字が黒く変わる時」すなわち女性後継者から男性後継者へと変わる時、
氷雨つまり日狭女(ひさめ)継承者名、須世理姫が雪に変えられた。

古代には「依り」がつくことが継承権を示したのだが「雪」を解字すれば見える「ヨ」を雪(セツ)に変えて「スヨリ」を「スセリ」(須勢理)と読むことにしてしまったのである。これでは継承権が不明になってしまう。それは須世理姫の継承権を認めないということであった。
大国主(オオナムヂ本名、己等)は継承権を持つ日狭女(ひさめ)継承者名、須世理姫と結婚することで政権を得て大国主と呼ばれることになったのだがかれの死後、出雲族の支配からの脱却を図る日向の勢力が台頭した。大国主(オオナムヂ)は出雲では須世理姫との間に山代日子、木俣、武御名方、の三人の子を設けて一方、日向の多紀理姫との間には武角身、下照姫、伊毘志都幣(イビシツヌ)、の三人の子を設けた。
それまでは継承権「依」が付く女性と結婚することが男性が王となる手段であったが出雲日向双方の末子が男子であったので日向族は男性継承者を容認することで出雲の後継者と対抗することにした。そのコンセプトが陰陽、男女、表裏一体の「yoris」、依代である女性の継承権を示す「依」に対して男性には字面も読み方も「ヨ」でほとんど変わらない「代」であるとした。出雲日向双方の末子同士の継承権争いは最年少の末子である伊毘志都幣が制した。かれにつけられた継承者名、「事代主」は父、己等(事)の依り代という意味であった。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )