monologue
夜明けに向けて
 



それからわたしは英語を封印して「軽々しく愛を口にしないで」を作ってカラオケテープを渡した。「懐かしのヒットソング」や「なつかしのグループサウンズ」などのショーの司会の女性が途中で勝手に自分のオリジナル曲を歌うのは冒険だが歌うと大受けしたという。
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          <軽々しく愛を口にしないで>詞、曲 山下富美雄

          軽々しく愛を口にしないで
          fire,fire,fire
 
1.港の灯かりもにわかに華やぐ頃 噂の波間に漂い踊れば
  呷りすぎた希臘(ギリシャ)ワインのせいかしら
  あわせた胸 もう張り裂けそう

  背が違うほどに 年の差も違い
  見えるものも違う 軽々しく愛を口にしないで
  そのために何かが こわれてしまいそうな気がする

          higher,higher

2.海鳴りみたいな汽笛にふるえる窓 額を圧(お)し当て明日を覗けば
  だれもかれもパズルゲームの恋をして
  ためらい傷 ホラなぞっている

  身を焦がすほどに やるせない思い
  耐える心忘れ たどたどしく夢を口にしないで
  後戻りできずに 悔やんでしまいそな気がする

         lire, lire
   nonono, nonono,nono,no,no, no

  目が眩むほどに めくるめく瞬間(とき)が
  永遠(とわ)に続くなんて 白々しく嘘を口にしないで
  そのたびに涙が こぼれてしまいそな気がする
  
   軽々しく愛を口にしないで
   軽々しく愛を口にしないで
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fumio
  
 

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