monologue
夜明けに向けて
 

物語  


「軽々しく愛を口にしないで」の評判が思いのほか良かったので、わたしはアトランティス時代の恋人が水没によって離別して現代社会に迷い込み巡り合う「水面に書いた物語」を作った。
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<水面に書いた物語>(Story on the water) 詞、曲 山下富美雄
    決して決して 巡りあっては いけない人に
    なぜになぜに 巡りあって 痛みをわかちあう

 1.今 流れに写すこの恋は ah ネオンの色の蜃気楼
   今  わずかな波にざわめいて ah 水面に書いた物語

   決して決して 見つめあっては いけない人に
    なぜになぜに 見つめあって 思いをつのらせる

   たとえたとえ 空が落ちても 思い切ることできない
   たとえたとえ 山が裂けても
   耐えて耐えて 燃えて燃えて 溶けて融けて ほどきほどかれ
 
   できるならば 巡りあわない頃に帰して
   何も知らない 少女にもどらせて
   
2. 今 夜明けの夢のアヤウサは ah ふたりで覗く万華鏡
   今 かすかにゆれて消え残る ah 水面に描くルノワール
   
   決して決して 愛しあっては いけない人と
   なぜになぜに 愛しあって 哀しみ深めあう

   もしももしも 海が割れても 忘れ去ることできない
   もしももしも 胸が裂けても 
   求め尽くし 与え尽くし 祈り尽くし 奪い奪われ

   できるならば 巡りあわない頃に帰して
   できるならば 何も知らない瞳にもどらせて

    決して決して 巡りあっては いけない人に
    なぜになぜに 巡りあって 痛みをわかちあう

    できるならば 巡りあわない頃に帰して
   できるならば 何も知らないあの日にもどらせて
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fumio

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